バリ島 KAZUYAママの今日の閃き

誰かが言った。
人生における3大言語。
「頼らない」
「期待しない」
「あてにしない」

我が家のニュピ

2006-04-08 12:43:19 | Weblog
 ニュピ前日、忙しいのにも関わらず、長男嫁の姿が見当たらない。イライラする
三男嫁と私・・・姪っ子に「かあちゃん何処行ったの?」と聞くと、
「居なくていいよ!!私は自由だぁ~~~」と嬉しそう!!
 ニュピの前の儀式として、家神を海へ持て行き清め、村の寺に持っていく、その家神をニュピ前日に迎えに行くのだ。私と姪っ子は寺へ向かった。すると長男嫁が戻ってくる姿が見えた。彼女は私たちに向かって道の反対側から「寺に行くの?寺からまた2~3km歩くよ!!遠いよ!!」と言って、帰ってしまった。
「家神を迎えに行くことって大事じゃないの?」と思う私と姪っ子であった。
 さて、翌日のニュピの日、静かな朝を迎えた。子供たちはトランプなどで盛り上がり、私と三男嫁は、話に花が咲いた。気がつくと長男嫁の姿がない。
今日は外出禁止なので外へ行くことはないだろう?
夕食の時間になっても、姿を現さない。
姪っ子に「かあちゃんどうしたの?呼んでおいで・・・」と言うと、「何で私が・・・?」甥っ子に言うと、「かあちゃん、鼻づまり」と言って相手にしない。
にいちゃん(長男)に言うと、ブツブツ何かを言って、食事しはじめちゃった!!
とうとう、家族からも呆れられてしまった長男嫁。
最後に私のダンナは、「笛太鼓鳴らしてお持ちしましょうか!?」(王宮料理のように)みんな大爆笑・・・「シーーー・・・今日はニュピ・・・」
 次の朝、子供達は出かける仕度をしている。毎年のパターンでマニスニュピ(ニュピ翌日の休日)は、ドライブに出かけるのだ。
長男の嫁はダルそうな顔で台所の前に座っていた。私が通りかかると「具合が悪くて・・・」聞いてもないのにそう言った。
私は出かける仕度をして、また彼女の前を通りかかり、とりあえず聞いてしまった「出かけるけど一緒に行く?」って!!
「えっ?何処行くの?」と弾んだ声。「ちょっと待って、すぐ仕度する」
「具合が悪いんじゃなかったの???」びっくりしたのは私だけではなかった。
他の兄弟、甥っ子・姪っ子みんなが「あんたも行くの~~~」と
心の中で思ったに違いない・・・私の一言が・・・ごめん・・・。


ニュピ(現代)

2006-04-03 12:57:55 | Weblog
 ニュピとは、サカ暦の新年にあたる。ニュピの前日は、悪霊を追い払うための
儀式が各村で行われ、夜は、オゴオゴといって、男達が作ったハリボテの悪霊人形を
かつぎ、村中を歩く。最後はその悪霊人形を燃やして退治すると言う訳である。
翌日は、悪霊が過ぎ去るの家の中で静かに待つ。この日一日は火も電気もつけては
いけない。また、昔は1日断食をしたらしい・・・
 今年は3月30日がニュピだった。ニュピの前日・・・スーパーマーケットはどこも
混雑!?(ねぇ~みんな断食じゃないの?)と、思う私も、毎年田舎でニュピを迎えるので大家族用にスナック菓子や飲み物を買い込んだ。
 夜は、子供たちもオゴオゴを担ぐと言うので、まるで学芸会を見学する親のように
はしゃいだ。
 各バンジャール(集会所)で作ったオゴオゴを評価する観衆達。
 悪霊がヘビメタだったり、銅鑼やチェンチェンで演奏しながら歩くのだが
そのメロディが現代音楽に編曲されていたり・・・
バロンダンスの1場面を演じて、笑いをとってみたり・・・
ん~~~やっぱり学芸会だ!!
 中には、ホテルかどこかに売れるだろうと、思われるりっぱな人形もある。
そんな人形は、最後、燃やさずに大切に保管をして売るのだそうな!?
何だか、昔のニュピと現代のニュピ・・・意味が違うもになっている???