バリ島 KAZUYAママの今日の閃き

誰かが言った。
人生における3大言語。
「頼らない」
「期待しない」
「あてにしない」

今時のバリ人 その7

2008-09-26 22:12:38 | Weblog
 「まだ、誰にも言わないでね・・・。」
三男の奥さんに電話で相談した。
「タンスやカバンやベッドの近くを探してみてごらん!?」

出てくるはずがないっ!!

その日の夕方には、次男の奥さんの耳にまで入っていた。

私としては、疑いたくないし、もういいかもしれない・・・と
諦めていたのだが、さすが、バリじんたち、黙ってられない!!
犯人を追求しないと気がすまない!!

翌日、バリアンのところへ行くことになってしまった。

私は行くことが出来なかったので、ダンナと兄弟たち総勢10人が
バリアンのところへ行った。
(姪っ子は夕方出勤だったので、その間を見計らって・・・。)

なかなか帰って来ない。どうしたんだろう???

3時間後、戻って来た。ダンナは力が抜けてしまっていた。
椅子に腰をかけるなり、「兄ちゃんだよ!!」と言った。
他、兄弟たちも納得している様子。

どういうこと?何故、兄ちゃんが指輪を盗めるの?

月曜日の夜、確か私は具合が悪く、早めに寝てしまった。
ダンナも子供達と一緒に2階に上がって、眠ってしまったらしい。
その間に姪っ子が田舎から戻って来た。もちろん、兄ちゃんと一緒に・・・。
ダンナは気がつかず、物音がしたので、降りていったらバイクで帰ろうとした
兄ちゃんと会ったという。

バリアンはこう言ったそうだ。

「ドアを開けた人がいる。物を取ったのは、男の人でヒゲがはえていて
 背が高い人。」兄ちゃんそのものだ。

納得!!姪っ子がドアを開け、兄ちゃんが取ったのだ。

なんてこと・・・。絶対、許せない!!
でも、証拠がない。

その場で、みんなダンマリになってしまったのでした・・・。

今時のバリ人 その6

2008-09-22 22:31:05 | Weblog
 姪っ子の面倒をみていても、用事があれば田舎へ帰る。
当然、姪っ子の両親(長男夫婦)に会う。

兄ちゃんは、娘がどんな生活を送っているのか!?少し心配の様子。
私の娘に探りを入れる。

長男嫁は、完全に無視っ!!

「面倒をかけるねぇ~~~」とか
「忙しいのに悪いねぇ~~~」とか
「これ、少しだけど・・・」って、土産を持たせるとか、

・・・・・・・・何もないっ!!・・・・・・・・・

とにかく、頭を下げるということが、彼女のプライドが許せないのだ!!

 やはり、蛙の子は蛙なのだ!!

かなり後悔する私の耳に、こんな噂が舞い込んだ!!

どうやら、姪っ子は学費を3ヶ月間、滞納しているらしい・・・。
このままでいくと、6ヶ月間のトレーニングの単位がもらえない。

私は聞かないフリをした。
私には関係ない!!これは、親の責任。
親が何とかするべきでしょう~~~!!

 それから、3日後、いつも目にするダンナの金の指輪がないことに
気がついた。

「ねぇ~いつもここに入れてある指輪、どうしたの?」と、私。
「えっ?そこに入ってるでしょ?」と、ダンナ。

・・・・・・・無くなってる・・・・・・・

・・・・・・・ガ~~~~~~ン・・・・・・・

 疑うのは、一人しかいないでしょう?
 どうしたらいいの?

 直接聞く?

 とりあえず、誰かに相談しよう!!

 そして、三男の奥さんに電話を入れたのでした。


今時のバリ人 その5

2008-09-20 13:26:36 | Weblog
 そんな生活が1~2ヶ月過ぎた頃・・・。

ダンナのイライラが私たち家族を襲った!!
私や子供達に当たりはじめた。

それもそのはず、ダンナが姪っ子に注意することやお願いすることを
聞こえない振りをするからだ。
4~5回言うと、ふてくされてやっと腰を上げる。

ダンナも頭にきたらしく、ホテルに送ってやるもんかっ!!って
思っていたのだろう。
そんな雰囲気の中、姪っ子に「きちんと謝って、今日は何時だから
おじさん、送ってください!!」って言いなさい。
と、教えたのだが黙っている。

姪っ子がいつ言い出すのか?私もハラハラしながら見ていると
同じホテルでトレーニングしている友人がバイクで迎えに来た。

そう、姪っ子はお願いしたくないもんだから、友人の携帯に
メールを送って、迎えにくるよう伝えていたのである。

あ~もう、何を言っても駄目なのか?
私も諦め態勢に入った。
ダンナにも辛抱、辛抱、後何ヶ月・・・。と、慰めながら、
イライラする気持ちを抑えた。

 そして、残り1ヶ月、事件が起こったのである!!


今時のバリ人 その4

2008-09-18 12:10:13 | Weblog
 さて、普段の生活は?というと・・・。

何年か前は、子供たちも小さかったので、お手伝いさんを雇っていた。
(なんて贅沢な暮らしをしていたのだろう!?)
でも、2年前ぐらいから、子供達の自立や教育を考えたときに、必要ない!!と
判断し、それからは、家族役割を分担して、生活をしている。
そこに姪っ子が来てくれたので、当然、生活は楽に・・・と思ったのが
間違えであった。

朝起きて、何を、どうして、いいのかわからない。
トレーニングが夕方だと、それまで、ずっーーーとテレビを見ている。
しかも片手には携帯。
そのまま、ソファに寝転んだまま眠ってしまうこともある。
うちは、人の出入りが多い家なので、部屋の真中で寝転がれると、非常に迷惑
なのである。

また、夕方になるとうちの子供達は役割分担があるので、それぞれ履き掃除をしたり
水まきをしたりする。

その時、私がみた光景は、バイクにまたがり、スナック菓子を食べている姪っ子
だった。

            いい加減、切れた!!

「今、何をしなければならないのか!?判断できなければ、田舎へ帰れ!!」

怒鳴られるまで、わからなかったのか?
やっと、腰を上げ、ほうきを持ち始めた。

それ以来、私の目の前では、いい子ぶるようになった。

今時のバリ人 その3

2008-09-16 11:38:59 | Weblog
 まずは、様子をみることに・・・。

 ホテルトレーニングのシフトは4パターンあって、
6:00~、8:00~、13:00~、16:00~で、8時間だ。
このシフトによって私たちも左右される。送り迎えをしないといけないので
私とダンナと時間が取れる者が姪っ子を送迎するのだ。
 
 「明日は何時出勤か?前日に言ってね!!」

そう話したつもりだったが、毎回、準備が済んだ段階で言うのだ。
私たちがいないときは、携帯に催促の電話がかかってくる。

 6時出勤の時もそうだ。
朝5:00ぐらいに、「おじさん、おくってぇ~~~!!」と起こされる。

 週の4回は夕方4時出勤のようで、夜の12時に迎えに行くのだ。
ダンナが疲れているときは、私が迎えに行く。

 1週間、送り迎えをして気がついた!!
姪っ子は、「お願いします」と「ありがとう」が言えないことに・・・。

 「えっ~~~!?そこから指導しなければいけないの???」

 先が思いやられるのである(^^;)


今時のバリ人 その2

2008-09-14 13:13:19 | Weblog
 去年の暮れ、兄ちゃん(長男)とその娘(姪っ子)が珍しく家に来た。
まぁ~予想はしていたのだが、姪っ子は観光専門学校に通う高校2年生、
学校の必修で6ヶ月間、ホテルのトレーニングに入る。

 なんてこと!!

トレーニング先のホテルはクタ地区なのだそうな・・・。

「田舎から通うには大変。6ヶ月間、この家から通わせてくれ!!」
と、兄ちゃん(長男)が頼む。

 振り返れば3年前、母屋を改装したときにこの家族たちには散々な目に
あった。(2005年のブログを読んでね!!)
改装はこの家族のため。感謝の気持ちも言葉もないまま、現在にいたる。
あの時、私は決心した。
「二度とこの家族のために協力はしないと・・・」

 それを振り替えながら、私の気持ちは葛藤していた。
そして、新たな決心をした。姪っ子だけでも、救ってあげよう!!
6ヶ月間、姪っ子に社会に出ても、はずかしくない指導をしよう!!

 「6ヶ月間、私のやり方で、ここに住んでもらいます。覚悟してね!!」
 
 兄ちゃんは、ホッとした様子。
親が言うことは、全く聞かないという。兄ちゃんも私に期待をしているかの
ようだった。

 そして、年があけた1月、姪っ子は、荷物を持って、クタの家に
やって来たのです。



 

今時のバリ人 その1

2008-09-12 22:12:27 | Weblog
 皆さんお久しぶりです。5月から更新できなくて、きっと、心配だった
ことでしょう!?私は元気です。いつも通りに生活をしているのですが
2008年前半は散々でした。まぁ~読んでください(^^)

 建築ラッシュが続くクタ地区、どんどん外国人用のリゾートマンションや
VILLAが建ち始めている。その裏には田んぼや畑をどんどん売りに
出している地元のバリ人たち。

 「おいおい、そんなことでいいのですか?」

10年後、20年後のバリ人たちの生活をついつい心配してしまう私。
でも、彼ら彼女らは、今がよければいいのか?
 流行の衣類を着て、新車のバイクを乗り回し、最新の携帯を所持
している。歩き方、喋り方までが、今までのシャイで控えめな性格と
180度、変わってしまっているのだ。
スーパーへ行っても、ワルンヘ行ってもスタッフに腹を立てているのは
私だけ???
 
 うちの17歳になる長男夫婦の娘(姪っ子)この子こそ、今時の
バリ人にあてはまる。
そして、その子を6ヶ月間面倒を見るハメになり、
2008年の悲劇の幕が開くのである。