バリ島 KAZUYAママの今日の閃き

誰かが言った。
人生における3大言語。
「頼らない」
「期待しない」
「あてにしない」

私の運転エピソード その1

2005-11-28 13:10:01 | Weblog
かなり前の話になるが・・・結婚する前に革ジャケットのお店をしていた。
こちらの人たちは、商売繁盛のために、いろんなお守りを探しに行く。
私もその一人で、興味津々スタッフの人たちとジャワまで車を飛ばした。
ジャワ島での運転は、私は怖くて出来ない。高速道路でもないのに
時速100kmは当たり前、横にバイクがいようが、人がいようが、
ペチャ(人力車のようなもの)がいようが、お構いなし・・・
横スレスレに猛スピードですれ違う。60kmで走っていたら
邪魔扱いだ。なので、ジャワには運転手を連れていきました。
(実は、その何年か前に自分で運転したことがあり、コリゴリした
 記憶があったので・・・)
お守りを探しに・・・っていってもちょっとしたジャワ観光。
1泊してバリに戻りました。(ジャワ島=バリ島は、カーフェリーが
出ています。所要時間30分)
バリの道は慣れているので、運転手も疲れただろうと思い
運転を変わりました。デンパサールを抜け、クタ方面を走っていたら
道が混み始め、のろのろ運転・・・「あ~なかなか前に進まないな~~~」
と、思っていたところに、バイクが1台私の車を追い抜いた。と、同時に
私に挨拶したような仕草をしたまま、バイクは私の車の前に
倒れこんだ。「うそっ・・・」すぐに車を止め、一緒に乗ってた子たちが
車の下敷きになっている人を起こし、ヘルメットをはずすと、
留守番していた自分のスタッフだった。
警察官も近くにいたのだろう、すぐにその場に来て、
現場検証を始めようとしたのだが
「知り合い知り合い・・・」と言って、車に乗せて病院まで飛んでった。
車の中では、「僕の足が~~~~。」と、大騒ぎ。
「何やってんのよ~~~。」と、スタッフを説教する私・・・
病院について、すぐ応急処置をしたのだが、右手の小指がちぎれて落ちる寸前
だった。「あ~僕の指が~~~。」とショックを受けているスタッフに
「アンタがいけないんだよ。」と私・・・「ごめんなさ~~~い。」と
スタッフ・・・
倒れた原因は、追い抜く際、対向斜線から来た車にハンドルをひっかけられたのだ。
バランスをくずし、私の車の前に倒れた。って訳。
いい迷惑は私の方。その後、警察署で期限切れの国際免許書を堂々と出して
そう証言した私でした。(あっ!!今はそんなことは出来ませんよ!!)

契約違反の刑罰は・・・!?

2005-11-27 15:01:52 | Weblog
ナンバーズで当たったお金で母屋改装のための材料を買い工事は始まった。
長男一家は、とりあえず私の部屋で生活してもらうことになった。(実家の)
こちらの家の構造は、寝室は寝室、台所は別の建物・バス&トイレも別の建物である。
私は、夜中にトイレに行く時に面倒だと思い、日本式に建物の中に作った。
長男家族は、別棟にバス&トイレを持っている。
長男家族が私の部屋に移ったときに、周りの兄弟が「トイレは自分のを使いなさいよ」
と、注意している。以前、三男家族と共同で使用していたとき、一度も掃除をしなかったようだ・・・他の兄弟が私のことを思い、汚れないように使用禁止令を出した。
(別にそこまで言わなくてもいいのに・・・)と、私は思ったのだが、
なんてったって、長男の嫁は壊し魔なのだ!!何かものを壊されたら・・・と、
心配してくれているのだろう。
何年か前に三男が洗濯機を購入した。三男の嫁が実家に1週間帰っている間に
使用方法も知らないのに、洗濯機を使い、壊してしまった!!
何故、判明したかというと子供のパンツが脱水機のところに巻きついていたという。
それとか、お寺を改装した数ヶ月後、お寺の一部を線香消し忘れで火事にするし・・・彼女の中で人の物はどうでもいいらしい。
まぁ~それはそうと・・・トイレは使用禁止と契約をしたらしい。
私たちは普段は実家にいないので、使用したってしなくたって、私にはわからない。
長男嫁は、安心したのだろう・・・堂々とシャワーを浴びてたらしい。
その場面を実家の甥っ子達が見ていて、急いで水道の元栓を閉めたという。
長男嫁は石鹸がまだついている状態で、自分の風呂場に駆け込んだとか・・・
契約違反のしっぺ返しだったそうな!!頼もしい甥っ子達だぁ~~~。

ナンバーズ 最終回

2005-11-16 11:40:41 | Weblog
当たり続けて一週間、本人も相当、自分が怖くなってきたらしい、
日曜日の朝、息子がサッカーの練習だったので、付き添いで出かけた。
その後、携帯にダンナから電話が入った。「また、当たっちゃった。」
「うそ・・・」「昨日、ナンバーを買ってたら、歯の抜けたじいちゃんが
ナンバーを買ってた。声をかけたら、ニコニコして自分をジーっと見つめて
たから、じいちゃん 何番買ったの?って聞いたんだけど、答えずに
道の向こう側からまた見ていたんだよ。じいちゃんの立ってた後ろの壁に
(家の番号)大きく20番って
書いてあったから、そのナンバーを買った。」
思わず私は、そのじいちゃん、生きてるの?死んでるの?って聞いてしまった!!
そして、「そのじいちゃん、あんたのお父さんに似てなかったの?」
(実は、ダンナの両親は既に亡くなっている。)
いろいろ想像した私は、一人で鳥肌状態。
練習が終わると、すっ飛んで家に戻った。
「とにかく。いままで、当たったお金は、実家の改装費に当てよう!!
 贅沢費に当てちゃダメ!!」
「今日、早速材料費の買出しに行って来て!!」
ダンナもそう感じたのだろう・・・あのじいちゃんがお父さんじゃなくても
ダンナが当たり続けたのは、母屋を改装するために設計図を作成した日から・・・
よくよく、聞いてみるとお父さんは、ギャンブル大好き人間だったとか!?
きっと、嬉しくて自分も寄付をしたかったのだろう・・と、私は解釈した。
その後、2~3回当たっただろうか!?
TOTAL 日本円で¥70,000~¥80,000も改装費に当てることが
出来ました。
それから?また、当たらない日々が・・・そのうち、ナンバーズは禁止され
ダンナは今、スーパーマーケットの抽選券に凝っています。
一等賞は、車が当たります。1月がとても楽しみです!!

ナンバーズ(バリ編)その3

2005-11-11 15:57:24 | Weblog
朝から有頂天のダンナ・・・今までにない上機嫌さ。
機嫌がいいので、「デンパサールまで運転してくれる?」と
聞いてみた。OK!!
車でしばらく走ったところで、山羊が街中でゴミ箱を漁ってた。
「ねぇ~珍しい・・・こんなところに山羊・・・」と、
運転しているダンナに話しかけた。でも、いつものごとく返事がない。
デンパサール往復、1時間。家に着いたかと思ったら
ダンナはまた、どこかへ行ってしまった。
また、ナンバーだーーー!!ニヤニヤして、今日は何を買ったの?
「さっき、珍しい光景を見たよね?」
「山羊?」「そう、子やぎのナンバー。」
「そんな毎日、当たらないって!」
そして次の日。
「当たっちゃった!!」また、Rp600,000。
次の日も、そのまた次の日も、月曜日~土曜日まで
当たりっぱなし、毎日Rp600,000。
私は段々、ダンナが何かに、とりつかれたのではないかと
心配になったのであった。
ちなみに、1週間でRp3,600,000(¥45,000)
恐ろしい~~~。


ナンバーズ(バリ編)その2

2005-11-10 15:14:25 | Weblog
ナンバーズを買い続けて3ヶ月。1回ぐらいは当たったかな?
子供たちからも「また、ナンバー?」と、呆れられるパパであった。
さてさて、そんなナンバーばかり買っていないで、
そろそろ実家の母屋を改装しないと・・・もう、ボロボロよ・・・
実家の母屋は、土壁で出来ていて、あちこちに穴が開き、土ぼこりがひどく
子供達の病気の原因にもなっている。(私の日本の友人が母屋を見て
お化け屋敷と言ってたっけ・・・)
手をつけないと・・・と、思いながら改装が一番最後になってしまった。
と、いうのも母屋には、あの長男家族が住んでいるからだ。
何であいつらの為に・・・って、私の気持ちが動かなかったのである。
でも母屋は屋敷の一番の中心。みんなのもの・・・と割り切り、思いきって
改装準備に取りかかった。
((改装中の事件は「犬も歩けば棒にあたる」を参照))
実家に坊さんを呼んで、設計図の作成。
来週は、解体するのでいついつ集合・・・と、声をかけクタの家に戻った。
やれやれ・・・夕食の準備。
料理を盛ろうとしたら皿が割れ、そのままゴミ箱へ。
そこにダンナが覗きに来て、「あっ!!皿・・・」と言いながら
どこかへ行ってしまった。
夕食の時間に「皿の番号 88」と、嬉しそう・・・
2桁のナンバーを買ったらしい・・・
物にも番号があるって、初めて知った私。
翌朝・・・
「やっほーーーー!!」「うっそぉ~~~~当たったの?」
ゴミ箱から割れた皿を拾い、土に埋めお供えをして拝んだ私(やりすぎ?)
当選額なんと、Rp600,000(¥7,000)
ナンバーズを買って以来初めての喜び・・・一日中、笑いが止まりませんでした。

まだまだ、続くよ。

ナンバーズ バリ編 その1

2005-11-08 13:30:57 | Weblog
今はもう消えてしまったが、バリにもナンバーズというものが存在していた。
インドネシアは、ギャンブル一切禁止の国だが、特にバリの男はギャンブル大好き人間。よくある闘鶏だって、お祭りの一環とみせかけて、ギャンブルには変わりない・・・ナンバーズは、誰でも購入出来ることに人気を集め、一時ブームになった。
うちのダンナ?もちろん、狂っていましたよ!!
でも、金額が1000ルピア(¥12)~なので、タバコを1箱我慢すれば、購入で来ちゃうって訳・・・でも、それはそれは当たらない・・・
2桁・3桁・4桁の数字を考えて登録するだけ、2桁で60倍・・・凄い倍率、
当たるわけがない!!4桁になるとなんと、1000倍だったかな?
とにかく、当たるとデカイ訳である。
「夢1000」という本があるらしく、夢の中の出来事を数字に訳してあるのだ。
それで、4桁の数字を当てた市場で働くおばちゃんがいたらしく、
ナンバーズを買いに行くとそんな噂話を聞いては、興奮して買いまくるダンナであった。やれやれ・・・
な~んていう私も日本にいる頃は、毎日仕事帰りに¥200・¥400って
ナンバーズを買ってたっけ!?(人のことは言えない。)
余りにも当たらないので、「今日ぐらい買わないでいたら?」と、言うと
「頭の中に浮かんでいる数字が明日当たったらどうする?」と、言われ
あ~そ~って思う私・・・
「どこどこの誰々が4桁当たってバイクを購入したって!!」
と、自慢するアンタは当たったのかい???
日本では宝くじのCMや広告などで大きく宣伝するが、こちらでは当たった人の
噂話をするだけで、充分宣伝効果があるので凄い!!
そんなことに感心するのは私だけかしら?

ナンバーズの話はまだまだ続くよ~~~。

トランス

2005-11-02 13:03:36 | Weblog
先週、村の寺(プラ・ダラム)のお祭りがあった。またまた、バンジャールのお仕事。
お昼前までは、お茶だし・食事の用意で時間が経つのが早かった。
「あと、何時間?」「たぶん、3~4時間。」「あ~長いな~~~。」
お寺の中で、儀式が進行される。ん~~~眠たい。なんてったって今日は5時起き、
お腹も一杯になり睡魔が襲う。(いつものこと・・・)
「ヒャ~~~~!!」「ん?」何が起こったのだろう?
坊さん(奥さん)がトランスに入っちゃった!!聖水をかけようとした坊さん(主人)の方も身体をガタガタ震わせトランスに・・・
何だかバリの地方番組を見ているようだ。(バリ儀式の収録が多く、トランスに入った人を映している。)
と、私のすぐ側で「ヒェ~~~~!!」という叫び声。同じバンジャールの奥さんが
いきなり飛び出し踊り始めた。やっぱりトランスらしい。
「ヒェ~~~ヒェヒェヒェ・・・」まただ。
「ウォーーーー!!」次は誰?
「ヒャーーーヒャヒャヒャ・・・」
5~6人のトランス状態の人たちが寺の真中に集められ、それぞれの動作をしていた。失礼だがまるでゾンビのようだった。(鳥肌)
聖水をかけられた人たちは正気に戻り、脱力のため座り込んでいた。
私は今日初めて本物のトランスを見たかのようだった。
第2幕(儀式のクライマックス)は、もっと凄かった。
バリ人でも踊りが踊れない人がいる。その人がトランスに入り、上手に踊って見せたのだ。(人前で踊るような人ではない。)本当にあの世の人が他人の身体に入り込んだ・・・ということを証明されたかのようだった。
若い奥さんたちが、「私もトランスに入りかけた・・・」など自慢話をしていた。
そこに、若い坊さんがやって来て言った。トランスに入る人は怠け者だったり、生き方に問題のある人が入りやすいんだとか・・・
若い奥さん達は、黙ってしまった。
確かにトランスに入った人の中で、私からお金を借りたまま、知らん顔している人が
いたなぁ~~~。
納得している私の側で、長男の嫁(ね~ちゃん)が「そうよ!!あの人怠け者だし
生き方間違ってる~~~。」と、ドサクサ紛れに悪口を言っていた。
「何であんたはトランスにはいらなかったんだろう~ね~~~!?」
と、その言葉が喉で引っかかっていた私であった。