バリ島 KAZUYAママの今日の閃き

誰かが言った。
人生における3大言語。
「頼らない」
「期待しない」
「あてにしない」

お供え物の行き先は???

2005-07-28 22:47:26 | Weblog
私がバリを留守している間に、凄い事件が起こったそうで・・・義姉さんが「いいネタあるよ。」ってな具合に話してくれた。

バリは一夫多妻制がまだまだ残っており、妻子があるのに愛人を作り、その愛人が妊娠すると、いきなり「結婚します。」って、実家に連れてきてしまう。
奥さんは、心の準備も出来ないまま、ただただ夫に従うだけ・・・
結婚式のお手伝いをして、一緒に暮らし、生まれてきた子供を一緒に育てる。
な~んていうのは、昔の話・・・

うちの親戚にも高校生で出来ちゃった結婚をして、それから3年も経たないうちに
第二夫人をもらった凄い奴がいる。
初めは、第一夫人も何だか事態を把握せず、一緒に暮らしていたが、
しばらくすると、自分の実家に戻ってしまった。それが2人目の子供を宿した状態で・・・。
その子供も無事生まれ、ほっと一息・・・で、許されないバリの儀式があり
ダンナの方の親戚は、その子の3ヶ月のお祝いのお供え物作りに大忙し・・・
これに私の義姉さんも手伝いに行ったらしい。
何日間か続いたお供え物作り、費用は日本円で約4万円?かなりの金額である。
ちなみに、一般サラリーマンの月給は、1万5千~2万円。
給料の2か月分!!お金は使うし、労力もかなりのもの・・・
当日は、お坊さんを呼び、近所の人たちもかなり集まってくる。
当然、お茶や食事も用意するので、さらに出費。
さて、実家に戻ったままの第一夫人、子供を連れてくるって約束しておいて
なかなか、やって来ないそうな・・・
坊さんもおじさんもおばさんも、み~んな待ちぼうけ。
そして、とうとう現われなかったらしい。この4万円のお供え物ど~するの?

前から離婚の話も出ていたので、このお供え物の使える物だけ
離婚の儀式に使おうーーー。使いまわし?(へ~出来るんだ。)
第一夫人にそのことを伝え、2日後、離婚の儀式にはきちんと顔を出したそうな・・・。
その場には、坊さんはもちろんのこと、村長さんや町内会長さんも来ていたとのこと。
「まずは二人で、何故、離婚に至ったのか?これでいいのか?よく話し合ってください。」と、村長さん。(他の人は一切口を挟めない。)
二人の話し合い数分後、「お二人はまだ愛し合っているようです。」と、村長さん。
「えええ~~~っ???じゃあ~このお供え物は???」と、ダンナの親戚。
「川に捨てちゃえばいいさ。」と、第一夫人の親戚。
二人の問題など、ど~でもいいらしい。
お金と労力と時間を返して~~~!!