2010年02月11日 15時14分37秒 | 日記
無事、元の病院に戻り、色々の手続きも終わり、ほっとして、 少し遅めの昼食を食べ終わって、

姉と二人 何をするでもなく、母のべっッド脇でボンヤリしていたら、

「・・・・・・・・・・」  なにか細い声が聞こえた様な・・・・

「ん?・・・・・」と姉。 「んん・・・・・・・?」と私。

二人、目を合わせ、思わず じ~~っと見つめあい、次の瞬間、飛び上らんばかりに 

ビックリして母の顔に、二人同時に焦点を合わせる・・・。

・・・・息をつめて じ~~~っと母を見る…。  
変化なし・・・。   ふ~~ 気のせい・・・。


じゃぁ~ない。
     
      「お  ま  え  た  ち ・・・ なに やっ て る の?」


えええっ、 しゃべった~~~   



聞き取れないくらいの か細い、息をはきながら、喋るのではなく、息をすいながら、喋るような、はかなく消え入りそうな声がきこえたのです。

まだまだ不安定で、とけてなくなりそうな声なのですが、 しっかりと私の耳にも 姉の耳にも、きこえました。

もうビックリしてしまって、何とも表現のしようがないくらい、驚いてしまって、 

あんまり突然で  「お姉ちゃん  どうしよう 」  「どうするって、 どうするのさ  」
って、二人で  オロオロ 


母が始終 はずす、酸素マスクを、私が はずしてしまいました。 

看護師さんがやってきて「○○さ~ん、聞こえますか~」って、

そうしたら、母、「うるさいね~  私は つんぼじゃないよ  」って     

 何十日振りでしょうか? 
また、母の声が、聞けるなんて  

もう、嬉しくって  嬉しくって、   

絶対、もう聞けないって思ってたから・・・。

こんな事ってあるんだ~~