4月18日・TOHOシネマズ川崎にて
前日封切りのため、そこそこ人が入っていた。
アップルシード
監督・新巻伸司
ヒトによって創造された人造人間が管理を請け負う「ユートピア」。
人造人間を生理的に嫌悪するヒトと、ヒトなしに生きていけない人造人間たち。
ヒトとヒトでないものの対比を通して、人間とは何かを描く。
原作を読んでいないため、最初の入りが難しかったが、ストーリー的にはわかりやすい、無難な作品であった。
映像的にははっきり言って失敗作だと思う。
セル絵にセル絵の動きが文法として存在するのは、単に制作上の都合だけではなく、輪郭のはっきりした、陰影が線で仕切られた絵を動かした場合の効果を考え、理解してきた蓄積があるからだと私は考える。
セル絵的な画調をモーションキャプチャを使用したフルモデリングと組み合わせると、動きの繊細さ、微妙さと輪郭・陰影の単調さが互いに打ち消しあう方向に動き、結果として非常に違和感のある映像となった。
メカ系のキャラクター・モノではそれほど大きな破綻はなかったが、ヒト系のキャラクターではその違和感がとても大きく、映像に入り込めなかったことが、客観的にストーリーを追いかけ、理解するという点では有効だったかもしれない :-)。
ストーリー的には古典的ながらもまとまっており (古典的な予定調和も見受けられるが)、多少冗長な部分もあるが、よくできた作品だと思う。
ぜひ、原作を読みたいものである。
前日封切りのため、そこそこ人が入っていた。
アップルシード
監督・新巻伸司
ヒトによって創造された人造人間が管理を請け負う「ユートピア」。
人造人間を生理的に嫌悪するヒトと、ヒトなしに生きていけない人造人間たち。
ヒトとヒトでないものの対比を通して、人間とは何かを描く。
原作を読んでいないため、最初の入りが難しかったが、ストーリー的にはわかりやすい、無難な作品であった。
映像的にははっきり言って失敗作だと思う。
セル絵にセル絵の動きが文法として存在するのは、単に制作上の都合だけではなく、輪郭のはっきりした、陰影が線で仕切られた絵を動かした場合の効果を考え、理解してきた蓄積があるからだと私は考える。
セル絵的な画調をモーションキャプチャを使用したフルモデリングと組み合わせると、動きの繊細さ、微妙さと輪郭・陰影の単調さが互いに打ち消しあう方向に動き、結果として非常に違和感のある映像となった。
メカ系のキャラクター・モノではそれほど大きな破綻はなかったが、ヒト系のキャラクターではその違和感がとても大きく、映像に入り込めなかったことが、客観的にストーリーを追いかけ、理解するという点では有効だったかもしれない :-)。
ストーリー的には古典的ながらもまとまっており (古典的な予定調和も見受けられるが)、多少冗長な部分もあるが、よくできた作品だと思う。
ぜひ、原作を読みたいものである。
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