太った中年

日本男児たるもの

大クンニMOMIKESU

2010-02-15 | weblog

 

ロッキード事件「中曽根氏がもみ消し要請」 米に公文書

ロッキード事件の発覚直後の1976年2月、中曽根康弘・自民党幹事長(当時)から米政府に「この問題をもみ消すことを希望する」との要請があったと報告する公文書が米国で見つかった。裏金を受け取った政府高官の名が表に出ると「自民党が選挙で完敗し、日米安全保障の枠組みが壊される恐れがある」という理由。三木武夫首相(当時)は事件の真相解明を言明していたが、裏では早期の幕引きを図る動きがあったことになる。中曽根事務所は「ノーコメント」としている。

この文書は76年2月20日にジェームズ・ホジソン駐日米大使(当時)から国務省に届いた公電の写し。米国立公文書館の分館であるフォード大統領図書館に保管され、2008年8月に秘密指定が解除された。

ロッキード事件は76年2月4日に米議会で暴露されたが、ロ社の裏金が渡った日本政府高官の名前は伏せられた。

与野党いずれも政府に真相解明を要求。三木首相は2月18日、「高官名を含むあらゆる資料の提供」を米政府に要請すると決めた。

文書によると、中曽根氏はその日の晩、米国大使館の関係者に接触し、自民党幹事長としてのメッセージを米政府に伝えるよう依頼した。中曽根氏は三木首相の方針を「苦しい政策」と評し、「もし高官名リストが現時点で公表されると、日本の政治は大変な混乱に投げ込まれる」「できるだけ公表を遅らせるのが最良」と言ったとされる。

さらに中曽根氏は翌19日の朝、要請内容を「もみ消すことを希望する」に変更したとされる。文書には、中曽根氏の言葉としてローマ字で「MOMIKESU」と書いてある。中曽根氏はその際、「田中」と現職閣僚の2人が事件に関与しているとの情報を得たと明かした上で、「三木首相の判断によれば、もしこれが公表されると、三木内閣の崩壊、選挙での自民党の完全な敗北、場合によっては日米安保の枠組みの破壊につながる恐れがある」と指摘したとされる。

文書中、依然として秘密扱いの部分が2カ所あり、大使館関係者の名前は不明だ。

結果的に、事件の資料は、原則として公表しないことを条件に日本の検察に提供された。

東京地検特捜部検事時代にロッキード事件を捜査した堀田力弁護士の話 米国への要請が事件発覚直後で、しかも「日本の政府がひっくり返るかもしれない」とブラフ(脅し)みたいな言い方なのに驚いた。私は法務省刑事局の渉外担当参事官として2月26日に渡米し、資料入手の交渉をしたが、それを阻止するような動きがあるとは察してもいなかった。

 

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噛みつき亀ツイートのせいで危うく上記ニュースを米国の陰謀だけでスルーしてしまうところだった。

中曽根氏は運がいい。あのとき彼が幹事長でなかったら、MOMIKESUことはできなかった。疑惑の本丸は彼の仲介した軍用機だったのに、田中角栄だけがやられた。検察の最大の問題は「やりすぎ」ではなく「やらなすぎ」。自称ジャーナリストや素人は、問題を逆に見ている。

ここで言う「自称ジャーナリスト」とは無論上杉くんのことだ。MOMIKESUニュースも噛みつき亀の手に掛れば嫉妬する上杉くんへ罵倒するためのエサとなる。バカは死ななきゃ治らないというが池田センセがメディアで活躍する人に対して必ず反応する過剰な嫉妬という病から解放されるのはいつの日か。

まあそんなことはさておいて

>検察の最大の問題は「やりすぎ」ではなく「やらなすぎ」。

なーんて言うのは嫉妬が生み出した妄想で、MOMIKESUニュース最後の部分が最大の問題。

>結果的に、事件の資料は、原則として公表しないことを条件に日本の検察に提供された。

なーんだ、検察はやっぱり米国の飼い犬でキッシンジャーの手先だったんじゃねーかってこと。

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MOMIKESUニュースについて、ブログ雑感氏が以下のリンク記事で的確に解説している。

過去の記事を読んでみる。 大嘘を書いていた産経

(略)

つまり、中曽根氏がもみ消しを図った事件をそれらしく、東京地検は捜査をしたという事になる。それももみ消しを図った米側資料を受け取りにまで行っているのである。その捜査に関わった堀田氏が、「小沢の事件は悪質だ」と騒いでいるのである。

敢えて堀田氏がその事実を知っていたとは言うまい。しかし、堀田氏はこれで永遠に灰色の捜査官ということにもなる。田中角栄氏を逮捕起訴まで急いでいたように思えてならない。

また、産経は「フォード米大統領(当時)に親書を送り、資料公表への協力を要請するなど事件の真相究明に努めた」と書いて記事にしている。ところがこの話は、今となっては、全く事実とは異なり真相究明ではなく、もみ消しが図られていたという事になるのである。

当時からロッキード事件の「灰色高官」の一人は、中曽根氏ではないか、と言われていた。中曽根氏と近いキッシンジャー博士は、過去「ロッキード事件はあなたが仕掛けたものか」と聞かれ、もちろんだと答えたとされる、また、当時の三木総理の関わりもかなり詳しく伝えられている。

ようは、キッシンジャーの罠に田中角栄氏はハメられ、中曽根氏は自分の事はもみ消しを図り、東京地検はもみ消されたという事実を知ってか知らずか(永遠に灰色)三木氏に協力をし田中氏を逮捕起訴をしたという事である。

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噛みつき亀の「巨悪の政治家に対して検察の捜査はやらなさすぎ」という妄言とは次元の違う話し。

んで、MOMIKESUの興味深いところは今回もまたロッキード事件同様に米国発であることと、機密公文書が「2008年8月に秘密指定が解除された」のだが、何故、今、朝日新聞に公表させたのか。

果たしてオバマ現政権がタイミングを計って公文書を公表したワケだがそれはナニを意味するのか。

素人考えで今回の公文書公表でダメージを受けたのは

・MOMIKESUことを要請した中曽根大クンニと関った三木元首相。つまり、自民党。

・結果、MOMIKESUことに加担していた堀田元灰色検事。つまり、検察。

中曽根大クンニと読売ナベツネのホモ関係を考えるなら朝日新聞に公表させたのも頷ける。オバマ政権は自民党と検察をダシにタイミングをみて小沢問題で揺れる鳩山政権へサインを送ったのだろう。

時系列ならば、小沢不起訴処分の後、小沢・キャンベル会談、亀ちゃんの郵貯・簡保による米国債引き受け、そして小沢さんのGW訪米。以上から沖縄基地問題を訪米時に決着させるのか、そんなところだ。

 

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国家公務員削減「3万5千人以上」枝野刷新相(読売新聞) - goo ニュース

枝野行政刷新相は14日のテレビ朝日の番組で、国の出先機関の統廃合に伴う国家公務員の削減について、「3万5000人以上」を目指す考えを表明した。

枝野氏は今後、原口総務相ら関係閣僚とも協議したうえで、政府が今夏に策定する「地域主権戦略大綱」に、出先機関改革の基本方針を盛り込む方針だ。

枝野氏は、政府の地方分権改革推進委員会が麻生前政権下の2008年12月の第2次勧告で、出先機関の統廃合によって職員約3万5000人の削減を目指すとしたことに触れ、「自民党時代にこの数字が出たのだから、国民の期待はこれがスタートラインだ。期待に応えないといけない」と述べ、前政権以上の目標を目指す考えを示した。

統廃合の対象については、「税務署とか海上保安本部は地方に必要だが、(予算の)個所付け的なことを決める出先機関はいらない。地方で決めればいい」と述べた。主に国土交通省の地方整備局などが対象となるとの考えを示したものだ。

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おい枝野、税務署なんていらねぇぞ。

 

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自民王国に「踏み絵」迫る意見交換会 小沢氏出席(朝日新聞) - goo ニュース

民主党の小沢一郎幹事長を囲む意見交換会が14日、福岡県久留米市内のホテルであり、同市を含む周辺8市長や、これまでは多くが自民党支持だった41団体のトップらが出席した。民主党関係者によると、政権交代後、首長や各種団体の代表をこれほど大規模に集めて小沢幹事長が会うのは初めて。今夏の参院選を控え、交換会は出席者に民主党支持を迫る「踏み絵」の場になった。

出席した8市長は、久留米市のある衆院福岡6区と隣の7区内にある計9市のうちの8人。残る1市は副市長が出席した。両区は昨夏の衆院選でそれぞれ鳩山邦夫氏と古賀誠氏が当選した「自民王国」。衆院選当時は、ほとんどの市長が2人のいずれかを支援した。

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自民党はメトロダウンしているからな。