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さて奥さん、まずは噛みつき亀が上杉くんに対して嫉妬に狂った経緯を振り返ろう。
事の発端はダイヤモンドオンラインに掲載された上記上杉くんの記事である。
検察リークの知ったかぶりと受け取ったのだろうか、池田センセはブログで先制攻撃を開始。
小沢問題についてズーと沈黙を守っていたが唐突の咆哮である。
そのためかバランスを欠いた内容にコメントで多数突っ込まれ混乱する。
どうも池田さんの論理がわからない。
(1)「検察は「捜査情報の漏洩」なんかしませんよ。」
(2)「もちろん検察は、今回のように相手が強大な権力である場合には、野党やメディアを味方につけないと闘えないので、情報操作はするでしょう。」
(3)「メディアが当局の裏もとらないで容疑者についての推測をバンバン書いてもいいのか。」
(1) であれば(3)における「メディアは当局の裏をとれない」。
(2) であれば検察は(1) の前提でどのように情報操作をするのか?
頭の悪い池田さんブログの読者にわかるように説明してください。
上記、最後の部分、微妙な言い回しが池田センセを狂気へと駆り立てたかもしれない。
池田センセはツイッターでライブドア田端をダシに使いジャブを打つ。
@tabbata 私は、この話は上杉氏がおかしいと思いますよ。検事総長と特捜部長を名指しするなら、その根拠を明らかにすべきです。それもなしに、テレビで国家公務員法違反だというのは、名誉毀損に問われてもしょうがない。
上杉氏は、夜回りの実態を知らない。丸ごと教えてもらうことなんかないし、ネタをもっていない記者は相手にされない。朝日のM記者などは特捜部長より情報をもっているといわれるが、非常に慎重でほとんど原稿を書かない(笑)。
ここで初めて沈黙を破って小沢問題をエントリーした原因が上杉くんであることが判明。
そして話題になった上杉くんの週刊朝日出頭問題で池田センセは完全におかしくなった。
客観的に見て、週刊朝日の民主党寄りの報道は異常。「検察の狂気」という特集の中身は、既知の噂と、上杉隆氏の憶測だらけの記事だけ。マスメディアの常識をはずれて捜査妨害に近い。
@uesugitakashi 抗議するのはいいけど、「出頭要請」はあったんですか。
検察・マスコミ批判で活躍する上杉くんへ嫉妬の炎は燃え上がり名指しで罵倒してしまった。
ネット上には、検察や記者クラブを批判して「反権力」を気取る手合いが多いようだが、ネット世論のいい加減さはマスコミ以上だ。たとえば上杉隆氏は「日本は推定無罪の原則を持つ法治国家であるはずだ。だが、いまやそれは有名無実化している。実際は、検察官僚と司法記者クラブが横暴を奮う恐怖国家と化している」と検察とマスコミを攻撃しているが、小沢氏を有罪と推定したメディアなんか存在しない。
もはや常軌を逸した池田センセに何を言っても無駄。検察・マスコミを擁護する立場へ転向。
前後してブログやツイッターで小沢批判するも内容が微妙に変化してワケワカラン状態になった。
池田センセは「検察リークはない」をヤメて「リークとは」の変化球ツイートを多発して混乱を極める。
んで、事態は水面下で急展開した。先般、なんと上杉くんと噛みつき亀はネット上で対決したのだ。
但し、嫉妬する人と嫉妬された人の対決だから結果は目に見えていた。
くだらない「リーク問題」は、これで終わり。「検察のリークはけしからん」とか盛り上がっていた連中も、上杉氏が「検察に問題はない」と認めたことで納得したかね。
当然嫉妬された人の勝ち。しかしまあ、予想してたとはいえ我田引水の終結ツイート。
ならば対談前日、怒涛のツイート嵐のほうが圧倒される。池田センセは異常に興奮していた。
明日の夜、上杉隆氏と「検察リークと記者クラブ報道にマジレス」。あまり気乗りしないけど、ネット上に実情を知らない検察・マスコミ批判があふれているので、1度ぐらいいいでしょう。
検察のリーク(意図的な情報操作)なんかないので、ないものを論じる意味はないが、結果としての捜査情報の漏洩はある。それと報道の自由のバランスをどう考えるかは重要な問題で、これには簡単な答はない。
結果としての捜査情報の漏洩は存在する。これも明らかなので、議論してもしょうがない。それを防ぐために記者を逮捕しろというのなら議論は成り立つが、そういうことをいっているのはミラーマンぐらいじゃないの。
捜査情報の漏洩を「広義のリーク」と呼ぶとすれば、事件報道のほとんどは広義のリークによるもの。それを防ぐには、記者発表以外の情報の報道をすべて禁止しなければならない。それはそれで一つの意見だけど、誰がそういうことを望んでいるのか。
自民党政権のころは「広義のリーク」はもっとひどかったが、自民党は「リーク批判」なんかしなかった。そのころ「リーク情報」で騒いでいた民主党が、立場が逆になって恐くなっただけ。
「リーク」と記者クラブは無関係。アメリカのほうがbackground informationによる報道合戦は、はるかに激しい。日本の記者はむしろ発表情報に頼りすぎ。
リークという言葉を勘違いしている人が多い。政治家が人事を決まる前にリークしてつぶすといったことはよくあるが、検察の場合は起訴したらすべて明らかになるんだから、事前にリークする意味がない。ほとんどが記者の推測。
しいていえば、現場の特捜検事が「起訴できる」という情報を流して、上層部を説得するために記者を使っているともいわれる。これは最高検の「政治的配慮」ですべてMOMIKESUより健全だと思う。
リークという業界用語を誤用している人が多いが、これは普通は単なる「情報漏洩」のことではなく、状況を変えるために「情報操作」すること。最近では、ブッシュ政権がNYTに「大量破壊兵器」の情報をリークして開戦の理由にした。検察は自分で起訴できるので、リークする必要がない。
もちろん「情報がもれるのはすべてleakだ」と定義するのは勝手だけど、それを禁止したら全メディアが記者発表しか報道できなくなりますよ。騒いでいる人々は、自分が何を言っているのかわかってないんじゃないの。
そもそも検察は何のためにリーク=情報操作をするのか。たとえば水谷建設の話は「隠し球」としてもっているほうが得で、裁判の前に手の内を明かす理由がない。「小沢はクロだ」という情報操作をすると不起訴のとき批判を浴びるだけで、何の得にもならない。
要するに問題は「検察の情報操作」じゃなくて「マスコミの推測による過剰報道」なんですよ。だから彼らは、上杉氏のピンぼけの話なんか相手にしない。週刊朝日の山口編集長も『ゴルフダイジェスト』出身の素人でしょ。
念のため、今回の事件を取材している記者にもきいてみたけど、「リーク批判?上杉?あぁそういうの一部にはあるみたいですね」。まったく実情を知らない「批判」なので、相手にもされていない。
・・・というわけで、検察リーク問題なるものは、上杉氏や一部のオタクの脳内だけに存在するnon-problemなんだけど、彼らは納得してないみたいだから、気乗りしないけど話をします。
蛇足だけど、「世論形成」が検察に有利だと思う人は、裁判を実際にやってみればわかる。普通の裁判官は、法廷外であおられることを非常にいやがるので、世論なるものは法廷では逆効果にしかならない。
「検察リーク」説を流している人々のほうがあやしいんじゃないの
問題は「検察リーク」じゃなくて、検察の名前をかたって小沢氏の「悪行」をあることないこと報道するメディア。この点では週刊誌や夕刊紙のほうが悪質で、クラブ加盟社はまったくデタラメな話はできない。
「リーク」の問題と記者クラブは別。現場の記者は、みんな記者クラブはやめたほうがいいと思ってますよ。
【毎日jp】検察リークは「ありえない」
@araisatoshi それは逆。昔のゼネコン汚職のころのほうが情報漏洩はひどかった。最近は検察もマスコミも慎重になったが、むしろ世の中が過剰報道に批判的になった変化のほうが大きい。
何度いってもわからない奴がいるが、検事からの「情報漏洩」はあります。それは東京新聞の社会部長も(暗に)認めている。それによって「情報操作」されないようにバランスを取るのが記者の仕事。
リーク問題が無駄に盛り上がってるけど、かりに「情報操作」があるとして何が問題なの?イラクのWMDをめぐる事件では、世界の批判を浴びたのはリークしたチャラビじゃなく、それに引っかかったNYTの記者。最後はメディアの判断力の問題。
私にブロックされた人の「友の会」もできたようなので、愚問を繰り返すアカウントは遠慮なくブロックします。BuzzをつくったSergey Brinは「ツイッターはノイズが多すぎる」というが、こうしてノイズをフィルタリングすれば、十分使える。
てなワケで「友の会」が誕生して怒涛のツイート嵐は終了。池田センセは対決に臨んだのである。
怒涛のツイートは伝説となるだろう。
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嫉妬に駆られた池田センセの支離滅裂な発言にブログ雑感氏もチェックしていた。
上記リンクでは池田センセ自身の意味不明ブログコメントまでピックアップしている、さすがだ。