TRAVEL RECORD OF BIG-HAPPY

平成24年9月、退職したのを機会に、始めた旅行記です

〔気まぐれ写真-75〕 井伊家ゆかりの お寺と彦根城

2017年10月12日 | 気まぐれ写真

2017 年 (平成 29 年) 10 月 10 日(火)  天候 : 晴れ  気温 : 20 ~ 27 ℃

夏に戻ったかのような、暑い程の秋晴れの中、滋賀県彦根市の
井伊家ゆかりのお寺 3 ヶ所と 『 彦根城 』 へ行って来ました

遠州井伊谷(浜松市)の女城主「直虎」の波乱万丈の生涯を描いた NHK の大河ドラマ

関ヶ原の戦いなどで、家康に認められ彦根藩主となった「直政」以降
江戸時代後期に至る井伊家の歴史が残された滋賀県の彦根市


AM 7 : 50  妻と二人で岐阜市の自宅を車で出発、関ヶ原インターから名神高速を走行し
彦根インターから約 10 分、彦根市内北東部の山裾に有る『 清凉寺 』に到着 AM 9 : 05

初代井伊直政公以降七代の藩主の他、一族合わせて 58 基の墓がが祀られた井伊家の墓所

御本尊:釈迦牟尼仏如来   江戸時代には 200 余名の雲水が修業していた古刹

お寺の人が不在で、誰も居ない境内と墓所を見せて貰いました
 

本殿・客殿・道場等、大きな建物が境内を囲んで建っています
 


本殿の裏、佐和山の山裾の高台に有る井伊家一族の墓所
 

この山の頂上に直政が来た当時の佐和山城がありました

墓所から南西に、『 彦根城 』 の天守閣が見えています


この地は豊臣秀吉の家臣、佐和山城主:石田三成の家老の屋敷跡
その時代に植えられた樹齢 500 年のタブの老木
背は低いけれど、緑いっぱいの葉を茂らせていました



AM 9 : 40 『 清凉寺 』 の北側に隣接した 『 龍潭寺(りょうたんじ) 』 に移動

天平五年 ( 734 ) 浜名湖の北、井伊谷郷に行基菩薩により開祖された古刹
慶長五年 ( 1,600 ) 井伊直政公が佐和山城主となった時、この地に開山された寺
名庭園を有する庭の寺、福だるまの開運を祈願するだるま寺としても知られている
 
宗派:臨済宗妙心寺派   御本尊:楊柳観世音菩薩(大洞観音堂)


入口の門を潜ると、緑いっぱいのきれいな参道が続いています
  

山門を過ぎると方丈が見えてきます   拝観料: ¥ 400.- / 人
 
創建時の姿を今にとどめる方丈、狩野派の流れをくむ森川許六作の 56 枚の襖絵 


方丈南庭、観音浄土の補陀落山(ふだらくさん)を形どった枯山水の名園
 
書院東庭は、佐和山を借景にした池泉式の庭園   小堀遠州と開山昇天和尚の共作


参道脇に建てられた、関ヶ原の戦いで敗れた石田三成公の銅像

石田三成公の菩提寺ともなっています


AM 10 : 30 『 龍潭寺 』から佐和山に連なる大洞山に有る 『 大洞弁財天 』 に移動

元禄八年( 1,695 )彦根藩第四代城主井伊直興公が、彦根城の鬼門除けと領内の安泰を願って建立
 
井伊家の独立仏堂として代々の守護を受けた藩寺となっていた


長い階段を上がって総門に続く楼門を潜ると・・・

高台に有る幾つかの伽藍に囲まれた境内に出ます
 
正面に建つ「弁才天堂」、御本尊の弁才天・十五童子・四天王像が祀られている




AM 11 : 00 『 大洞弁財天 』から 『 彦根城 』 へ移動  AM 11 : 15 到着

慶長 5 年( 1,600 )関ヶ原の戦いでの働きが認められた井伊直政が、石田三成に変わり
佐和山藩の藩主となり、佐和山城へ入城したが、その 2 年後、直政が死去
後を継いだ直継の時代、慶長 12 年( 1,607 )大津城を移築し彦根城が建てられた
 

<特別史跡:彦根城全図>  ピンク色の部分を歩いて周ってきました


北側の駐車場からお堀の横を歩いて、表門券売所から入場


長い階段を上がってきて、 「 天秤櫓(てんびんやぐら) 」 手前の売店で休憩

廊下橋を中心に、左右対称になっている事が、この櫓の名の由来となっている


強い日差しの中、又階段の連続、夏と同じ半袖のシャツにしたけれど、それでも暑い程だった
 

本丸に到着、木々が茂って見えなかった天守閣がやっと見えました
 
国宝天守閣、 3 層 3 階建て地下 1 階、複合式望楼型
千鳥破風・切妻破風・唐破風・入母屋破風が造られ、変化に富む外観となっている


内部階段は角度 62 ° 、手摺りに掴まっても怖い程の階段でした

最上階の屋根裏、曲がった丸太の複雑な木組みがされています


天守閣からの眺望  南西方向:左側の山は、近江富士と呼ばれている三上山
 
北西方向:琵琶湖の湖岸、数件のホテルがみえています

北東方向:右側、街並みの向こうの山が午前中に行った佐和山

アップにすると、お寺の屋根の一部が見えています(龍潭寺は林に隠れています)


本丸を離れ、城の西側の内堀に沿って黒門から庭園へゆっくり散策
内堀を行く観光屋形船、たくさんの鴨や白鳥がいました
  

<< お城の東側にある名勝庭園:楽々園と玄宮園 >>

左側の楽々園は、 1,677 年、4 代直興によって造営された下屋敷

右側の玄宮園は、楽々園の後園として江戸時代前期に作庭された池泉回遊式庭園
   
逆光で霞んでいるけれど、この庭園の絶景ポイント、池に写り込む彦根城


<< お城の南側に隣接する彦根城博物館 >>
今月の 21 日から開かれる特別展、少し早くて見られなかった 残念!



☆☆☆☆☆ < この日に見かけた花々 > ☆☆☆☆☆
 
お城の二季咲桜、数は少ないけれどきれいな色の花を付けていました
  

PM 2 : 30  彦根城を出て、遅めの昼食をしてから高速道路を通って、自宅に到着  PM 4 : 10
走行距離 : 119.5 km   歩数計 : 8,640 歩

大河ドラマで話題の井伊家ゆかりのお寺と彦根城
直政以降の井伊家の歴史の一部を見ることが出来、良い一日となりました


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<< 交告和愛 写真展 >>

写真教室でお世話になっている交告先生の写真展が始まりました
 

場所:岐阜県瑞穂市稲里 140-1  ラッフルカフェ (入場無料)
2F のギャラリーにたくさんのステキな作品が展示されています



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