11月2日,青森県の浅所海岸。
クロツラヘラサギがいた。
2羽。
仙台に帰ってから,ネット検索してみたら,7月中旬には,いたようだ。
くちばしは,赤味がなく,黒い。
シワが目立って,ゴツゴツした感じ。
目の色は赤。
翼は,風切羽の先端まで真っ白。
黒い部分がない。
2羽とも成鳥のようだ。
仮に,春から滞在していたのであれば,繁殖の可能性があったと思うが,その気配なし。
性別識別不能だが,相手ができなかった「あぶれオス」同士だったら,繁殖するわけもない。
基本,冬鳥なので,日本国内で繁殖したら,すごいことになっていたところだ。
口あ〜んぐりだ。
飛来地については,「九州など西日本に飛来する」という解説が複数ある。
日本野鳥の会「クロツラヘラサギ調査研究プロジェクト」の一斉センサス調査においても,北海道・東北への飛来が,全く言及されていない。
北海道・東北に来ていた個体が,カウントされていないような感じ。
ちなみに,今年は,1月6日に,宮城県の蕪栗沼で1羽を確認。
シワなし,ツルリン,赤くちばしの幼鳥で,ひと冬,ここにいた。
2022年は,9月23日,北海道の濤沸湖,白鳥公園で確認。
3羽のヘラサギと一緒にいた。
この写真は,ヘラサギ(左)と一緒に映っているが,ヘラサギよりずっと小さい。
ずいぶん前になるが,2009年9月に,秋田県の船越水道で観察したこともある。
私ひとり,一馬力で,たまにしか行かない場所でも,これだけ見ているのだから,もっと,もっと,北海道・東北にも,来ていると思う。
調査の仕組みがわからないが,北海道・東北は,最初から,外されているのか?
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話しは全然違うが,今回,クロツラヘラサギを見た海岸のすぐ近くの神社にお参りしたとき,とっても珍しい光景を見た。
何かわかるだろうか。
これから,朽ちた鳥居にかえて,新しい鳥居を建てるそうだ。
クロツラヘラサギと出会うよりも,希少な場面だった。
(2024/11/2-3 クロツラヘラサギ)
調査はたぶん主要越冬地なんですかね、そこじゃないところは報告する必要があるんでしょうかね。
何なんでしょうね?
今増殖している,愛すべき鳥変態の方々の一所懸命さをよく知っているので,こんな緩い調査をやる意味も,それを正式なデータとして公開するのも,理解できません。