ハイイロチュウヒのメスは,灰色じゃない。
灰色じゃないのに,ハイイロて呼ばれる気持ちって,どうよ。
メスは,オスにはない,また,チュウヒにもない,鷹斑(たかぶ)が翼の裏にあり,いかにもタカ!て感じ。
この角度からは,オス以上にかっこいいと思う。
体がタカなのに,顔がフクロウ,という組み合わせは,メスならでは。
ここで,ハイイロチュウヒと呼ばざるを得ない悲しさよ。
話が変わる。
上に記載の子は,真冬のお昼頃に上空を飛んでいたものだが,今季,蕪栗沼に隣接する白鳥(しらとり)地区のヨシ原は,ハイイロチュウヒたちのねぐらになっていて,日が沈む時間になると,ハイイロチュウヒが乱舞する光景が見られた。
広く知られているようで,県外ナンバーの車も含め,カメラマンも結構集まるようになっていた。
私も2回行って,1回目は,結構長い時間楽しめたが,2回目は短時間で終わった。
しかも,オスは逸れてしまい,ここには降りなかった。
杞憂かもしれないが,忌避された,という印象が強い。
超,罪悪感。
関東方面では桁が違うほど人が集まるのは承知しているし,考えすぎかもしれないが,人が警戒距離内(?)に集まりすぎなのではないだろうか。
ここでは,多くて50人も来ないと思うのだが,ねぐらは白鳥地区の北側に寄っており,ねぐらと思われる場所から土手まで2~300mくらいしかないのではないか。
日本野鳥の会のホームページでは,チュウヒ観察の注意として,「冬季ねぐらから少なくとも300m離れて」とあり,「警戒心の強い個体ならもっと」とあるが,大丈夫なのか。
なんか気持ち悪いので,私は以降やめることにしたが,様子を見て,影響が生じている可能性があるのであれば,来季以降,土手に待機しての,夕方以降の撮影を禁止にする方法もあるかもしれない。
そう思う。
こんなこと人には言えないし,たぶん心配し過ぎなので,自分だけやめた。
ハイイロチュウヒをここで撮影できなくっても,なんも困ることはない。
(2024/01/20 ハイイロチュウヒ)
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