今は,鳥たちの巣立ちの季節。
このカラスの子どもは,近くに親もきょうだいも見当たらず,ひとりでいた。
巣にいたときは,親が頻繁に餌を持ってきてくれ,巣立ってからも,しばらくは,親に面倒を見られていたと思う。
周りには,きょうだいもいたはず。
それが,今,ひとりになった。
口の中には,赤ちゃんの頃に大きな口を開けて,親に餌をねだっていた頃の,赤い色が,まだ,残っている。
羽の色も,まだ,光沢が出ていない。
見るからに未成熟。
しばらくすると,同じ年生まれの子たちが集まって,大きな群れになると思うが,仲良し同士になるとは限らない。
カラスの世界は,人間の世界より,厳しい。
この子,来年まで生き伸びる確率は,どの位なのだろうか。
ちなみに,スズメは,生まれてから,年を越して春を迎えられる確率は,およそ50%と言われている。
このスズメっ子も,確率5割。
(2024/07/07 ハシボソガラス,スズメ)
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