にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

福岡ツアーが終わって

2017年02月07日 | 日々のこと
ブログのパスワードを忘れたり、なんやかやでご報告が遅れましたが。。

1月末の福岡ツアー、無事に終わりました。

懐かしい友達や、高校時代の恩師、みなさんにあえてほんとうにうれしかったです。

ピーチで京都に戻ったのですが、関西空港からのリムジンバスから大きな虹が見えました。

まさに、「虹色の小舟」ツアーにふさわしい最後になりました。


これから、この子たちといろんなところに行けたらいいな~♪




とりあえず、共演者のおふたりとの記念写真です(ふたりとも似合いすぎて違和感ない笑)↓


シーラ・ジョーダンさんの言葉

2016年04月27日 | 日々のこと

自分の心の琴線にふれる歌を大切にしなさい。

という、シーラ・ジョーダンさんの言葉を読んで、
自分のペースで、このままゆっくり勉強を続ければいいんだ、と背中を押してもらった気がしました。

お金をいただいてライブをさせていただくようになって、
有名な曲や、お客様が喜んでくれる曲を歌おうと必死になっていたときに、

そんなんばっかり歌うんならもううちでは出てもらわんでいい。
自分がほんまにやりたいことを見つけるためにはもっと苦しまなあかん。
そんな甘いもんちゃうで。

とライブハウスのマスターに毎回毎回散々怒られた(いまも😢)ことも、
そのときは落ち込むけど、ありがたいことだなと思う。

大学時代の師匠も、ひとつひとつの歌を大切にされているかたでした。

独りよがりや媚びと、「ほんとうにやりたいこと」との峻別やバランスはいつも難しいけれど。

日々迷いながら続けていくしかない。

歌手としてはもちろん、人間として素晴らしい先輩たちに出逢うことができて、ほんとうにしあわせです。

http://jazzvocalalliance.com/sheila-jordan-interview/

大学時代の師匠のこと

2016年01月28日 | 日々のこと
大学時代の師匠、市川芳枝先生

昨年も、先生のライブにうかがう機会があったのですが、
ドアを開けた瞬間、空気が違っていて、
なにも言われなくても、なにげない一言や小さな仕草まで、
人間を見透かされているような緊張感でした。

師匠の前で歌わせていただくときは、
歌がうまくなったかどうかではなく、
人間としてどれだけ成長したのか、
自分から目をそらさずに生きてきたのかを測られているようで
とても緊張します。

大学に入って、それまでジャズを聴いたことがなく、
右も左もわからなかったときに、
最初に教わったのが芳枝先生でほんとうに幸せだったと思っています。


神さま

2015年11月10日 | 日々のこと
神さまはやっぱりいるな
と最近よく思う。

特定の宗教ではないけれど
音楽をやめようとするたびに
誰かに出逢って
こっちこっち
と言われているみたいなメッセージをもらってきたこと。

たくさんの仲間に出逢ってきたこと。

昔はひとりが怖くてたまらなかったのに
いまはひとりじゃないと思う。

20年くらい前
あるひとに

人間がひとりで生きていくのは
荷物が重すぎるよ
神様を信じられたら
荷物は軽くなる
世界中どこにいっても
ひとりじゃないとわかる

と言われたけど
その意味がいまはわかる。

宗教を依存だと嫌うひともいるけど
自分の弱さを認めて、
自分以外のなにかに委ねられるのは強さでもあると思う。

自分の信じる道を歩いていたら
必要なものは与えられる。

かりにいまの自分が思った形じゃないとしても
長い目で見れば
それはきっと贈り物なのだと
そう思います。

嬉しい再会

2015年10月06日 | 日々のこと
先日の、Bar転々さんでのライブに、
大学時代のアルバイト先のお知り合いが来てくださいました。

なんと10年ぶりぐらいの再会。

最近このブログでスケジュールをみてくださって、
きてくださったのだそうです。

めちゃくちゃうれしかったです。


ご縁のあるかたとは、
離れてもまたどこかでつながるのですね。

嬉しい嬉しい再会でした。

北欧の歌姫

2015年04月27日 | 日々のこと
このところ、ノルウェーのジャズヴォーカリストの歌をよく聴いています。

静謐な存在感とでもいうような、
独特の空気感を持つ人が多く、美しい。


Radka Toneff(ラドカ・トネフ)
Solveig Slettahjell (スールヴァイグ・シュレタイェル)

古賀春江「海」

2015年04月26日 | 日々のこと
透明なるするどい水色。藍。紫

見透かされる現実。陸地は海の中にある/

独逸最新式潜水艦の鋼鉄製室の中で

艦長は鳩のやうな鳥を愛したかも知れない/

双眼鏡を取り給へ、
地球はぐるっと廻って全景を見透かされる


―古賀春江 「海」自作解題―





昨日の「現代/世界」についての研究会のレジュメで出逢った、画家、古賀春江の言葉。

読んだときに鳥肌がたって、しばらくレジュメから目が離せなくなった。

詩は世界中に散らばっているんだなあ。

たぶん、そこに詩が潜んでいるなんて思いもよらないところに。

画家の言葉は絵画的で
音楽家の言葉は音楽的だといつも思う。

何かを直接説明するのではなくて、何かをまなざす眼を、あるいは何かを想像させる音を、すこし離れた反射板に反射させる。

今日は8月に舞台公演がある、
曽根崎心中の打ち合わせ。

楽しみ。

本能寺いけばな展

2015年04月12日 | 日々のこと

大学の軽音サークルの先輩が出瓶されているいけばな展に行きました。

先輩らしい、シックでクールな作品と、春らしいやわらかな和装。

ほかのかたの作品も、素人目に見てもそれとわかるほど素晴らしく、背筋が伸びるようなひとときでした。


もうすこし年齢を重ねていろいろなことが落ち着いたら、華道や茶道も習いたいなあ。