にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

未来

2015年04月06日 | 日々のこと
歌のレッスンのあと、
カラーセラピストの生徒さんにセラピーをしてもらいました。

見ているだけでしあわせな気持ちになる
色とりどりのボトル。

菜の花、牡丹、光、常磐、桜、などの素敵な名前がついていて、ボトルごとに違う種類の天然のアロマオイルがブレンドされて入っています。

最後に選んだボトルに 

「えー!それですか?」

と大爆笑されてしまいましたが、
なんだか楽しくユニークな未来をめざしているらしいことが判明。

どうなることやら。
楽しみ。

桜の色

2015年04月04日 | 日々のこと

桜と

周りのかたたちのあたたかさにふれた約二週間。

高校時代からの親友、研究室の友人たち、先生。

偶然を含め、何年間かを凝縮したように再会が重なりました。

亀のように遅々とした歩みの過程で、どれだけのひとたちに支えてきてもらい、
励ましてきてもらったかを考えると、
あらためて感謝の気持ちでいっぱいになる(これからもスピードが速まることはたぶんないので、よろしくお願いします 笑)。

桜を見ると
昔国語の時間に教科書で読んだ
染色家の志村ふくみさんの文章を思い出します。

たしか『一色一生』という本からの抜粋だったと思う。

まだ花の咲いていない桜の木の皮で染めると、
桜の花の色に染まるという話だったと記憶しています。

わたしにとっては
いまは目に見えなくても
たしかにそこに息づいているものに想いをめぐらせること、信じることの大切さを教えてくれた文章。

この文章を書いているいま、
外ではぽつんぽつんとおしゃべりするように雨音がしてる。

春の雨で花びらは散ってしまうかもしれないけれど、
見えなくなっても、きっとなにかはそこに在るんだろうな。

Feira

2015年03月22日 | 日々のこと


Vermilion Fieldの3枚目のアルバム、
Feiraを聴いています。
http://victorentertainmentshop.com/product/…

いままでのCDと比べて音が柔らかくて、
端整ななかに情熱が秘められてる感じ。

メンバー全員が曲を書くこのバンド、
それぞれの個性が見事に融け合っていて、
かつお互いを輝かせるような音だなあといつも感じます。

タイトルのFeiraってどういう意味かなあって調べてみたら
ポルトガル語で「市場」という意味だそう。

メジャーデビューという一つの岐路にあたり、
マーケットという土俵に登る覚悟がこめられているのかもしれませんが、
ほかにもいろいろな連想を呼びこんでくれるタイトルです。

リーダーの朱さんが、ライブのMCで言っていた、

「このフレーズ、サックスの運指めっちゃむずかしいやろうなーって思いながら曲を書いてます(笑)」

という言葉に、昔一度訪れた中国の広州の市場を思い出しました。

一見喧嘩しているのかと思うくらいの大きな声で
あちこちで売り手と買い手が値段の交渉をしているのだけれど、

「べつに喧嘩しているわけではなく、
単に会話を楽しんでいるだけ(笑)」

と案内してくれた中国人留学生の友人が教えてくれました。

「指がむずかしいだろうから書かない」のではなく
あえて喧嘩をふっかけるように、
そんなフレーズを「書く」という選択。

お互いを信頼しているからこそ生まれる
遊び心だと思います(演奏を聴いていると、どこが難しい箇所なのかまったく悟らせない栗田さん、
あらためてすごいなー)

ちなみに、スペイン北西のガリシア地方の言葉では
Feiraは「お祭り」という意味だそう。

これまた彼らの音楽と雰囲気にぴったり。

大陸的なおおらかさを感じさせる音です。

教育フォーラム

2015年03月14日 | 日々のこと
昨日今日と二日間、
所属しているセンターのフォーラムでした。

ずいぶん昔になりますが、教育学研究科のある先輩の発表で印象に残っているのが、
「教育という分野には、根底に、次世代に善きものを残したいという愛がある気がして、
それが自分にとっては救いです」と、
レジュメに書いておられた言葉です。

「教育」という営みは、善きものを残したいという善意が、
ともすれば簡単に自己満足に陥ってしまうという因果なものではあるけれど、
根底に流れているのが、自分ではなく、他者に対する愛情であるという点で、
なんだか安心させてくれる領域でもあります(その分、厳しい領域でもありますが)。

そんなことを感じた二日間でした。



追記:「自分ではなく、他者に対する愛情」と書きましたが、
「自分への愛情であり、他者への愛情である」のほうが適切かも。

自分を犠牲にした愛情は、ほんとうの意味での他者への愛情ではないと
個人的には思っています。



Home made sensations

2015年03月06日 | 日々のこと
ーHome made sensations.

手作りのお菓子みたいな
あたたかい音に包まれます。

あたたかくてクールで、お茶目でセクシーな、タイトル通りのアルバム。

おうちでつくるsensationsはどんなお味?

いままでのアルバムが、ウイスキーのロックなら、今回はほろ苦いリキュールがたっぷり入った甘いお菓子みたい。

でもお菓子だと思って油断すると酔っぱらいます。
そこはやっぱり(笑)

さすがに朝からお酒は飲めないので(←もはや最後の理性の砦ともいいますが)、
Good morning bluesを聴きながらコーヒーを飲んで、今日も一日がんばります♪

みなさまもよい一日を。

Yoshie Ichikawa
"Home made sensations "

Yoshie Ichikawa -vocal&guitar
Shin-guitars etc

市川芳枝先生

2015年03月05日 | 日々のこと
大学時代、ジャズのジの字も知らなかったわたしに、
歌うとはどういうことかを、身をもって教えてくださった市川芳枝先生。

短いなかにたくさんの深い意味がこめられたお言葉は、いまでも胸に焼きついています。

不肖の弟子ですが、目指すべき場所を、ずっと遠くで照らしてくださる、尊敬する師匠です。

新しいCDが今夜の草津でのライブから発売開始だそうです。

お聴きできるのがいまから楽しみです。

CDはもちろんですが、魂を震わせる歌声を、ひとりでも多くのかたに聴いていただけることを願っています。
Yoshie Ichikawa Official Website:
http://www.ichikawa-yoshie.com/

Happy new year

2015年01月01日 | 日々のこと
あけましておめでとうございます。

たくさんのかたに
励まされ、
支えていただいた2014年。

いままで以上に
弱さや甘さをふくめた
等身大の自分自身、
自分を制限しているブロックに向き合った一年でもありました。

今年は
8月に曽根崎心中の舞台公演を控え、
演奏活動、
博士論文執筆など、
さらに高いハードルを目指す
一年になります。

与えられた機会に感謝しながら
ひとつひとつ丁寧に向き合い、
楽しんでいきたいと思います。

みなさまにとって
素晴らしい一年となりますよう。


2015年 元旦


素敵な贈りもの

2014年11月04日 | 日々のこと
先日、建仁寺であった「文人展」に行ってきました。


9月にアートステージ567さんで
書の展示をさせていただいたときに
京都新聞に掲載された記事を見て
足を運んでくださった
篆刻家の林旦山さんのご案内でした。


展示のときも、
篆書のことを丁寧に教えてくださり、
今回も
ご自身の作品だけでなく
ほかのかたの作品についても
いろいろと教えてくださいました。


南座の隣の松葉さんで
おだしのいい香りのするにしんそばをいただきながら
大のジャズ好きでもいらっしゃる林さんに
小さいころ
ルイ・アームストロングが京都に来た時に
聴きにいって感動したお話や
お若いころ、ジャズ喫茶に通いつめておられたお話、
ほかにもたくさん興味深いお話をたくさんうかがいました。



そしてなんと!



わたしの名前の篆刻を
プレゼントしてくださいました。


もっともっと上手になってから
こちらからお願いしようと思っていたのに
思いがけなく、
うれしい贈りものでした。


こころのこもった贈りものにこたえられるよう
こころをこめて作品をつくっていかなければ!
と身が引き締まる思いです。

約一年間の記録

2014年06月16日 | 日々のこと
去年の夏以降の主な出来事を
HPのnewsにアップしました。


3ヶ月のアメリカ滞在中も、帰国してからも、
たくさんのかたとの素晴らしい出逢いに恵まれ、
ご縁に感謝しています。


昨年、上村美智子ちゃんと結成した、
「劇団ふたごぼし」も、
9月6日の法然院での朗読劇「銀河鉄道の夜」に向けて
こつこつがんばっております。


昨日は、朗読のかたたちとの音合わせでした。

音を入れるタイミング。
どんな色で
どこまでのばすのか。

その音は、近くで響いているのか、
遠くから聴こえてくるのか。

音に台詞をどこからかぶせるのか。


大枠は決めていても
細かい部分は毎回即興なので、
まさにジャズそのものだなと感じています。


本番が楽しみです。