♪~Shiny Stokings~ ♪
まず、キャシーさんに指名されたはじめのかたが、”Shiny Stokings”という曲を歌われました。
一回目は歌詞を歌い、二回目はスキャット(scat:歌詞ではなく、適当な音をあてて声で即興演奏をすること)をされました。
スキャットが終わると、ピアノのソロに入る前にキャシーさんが指示を出していったん演奏をとめ、アドバイスをされました。
(Cathy)
とっても素敵。あなたの歌が聴けてうれしいわ。
それに、一番初めに歌うというのは大変な状況よね。すごく緊張したと思うわ。
(参加者)
はい(笑)
(Cathy)
まず、フィリップの音をよく聴いてみて(Keep focus)みてください。フィリップのグルーヴ(groove=リズムのうねり)をよく聴いてみて。
わたしには、あなたがとってもいいグルーヴ感を持っているのがわかります。
ただ、緊張すると、それが出せないのよね。
(参加者)
そうなんです。
(Cathy)
それでは、フィリップのすることをよく聴いてみたら、なにが起こるかみてみましょう。
スキャットをするときも――それにしてもあなたのスキャットは素晴らしかったわ――同じです。
フィリップのピアノを聴いて、歌を考えて、また聴いて・・・というふうにしてみてください。
それでは何度か歌って、心地よくなってからスキャットをしてみましょう。
―――キャシーさんのアドバイスを聴いてから、参加者の方がもう一度歌われました。
さっきよりもリラックスして、表現の幅が広くなり、のびやかになっているのがわかりました。
参加者の方の歌をふくらませるように、フィリップさんの美しい音がよりそっていきます。
(Cathy)
とっても素敵よ。
最初にうたったときとは感情表現が違っていましたね。
この曲の歌詞が悲しい内容(恋人がほかのひとに心を移してしまった)というのもあるけれど、最初はちょっと悲しい感じがしたわ。
でも、二回目は、フィリップ、彼女があなたをとってもよく聴いているのがわかったでしょう?
最初と全然違っていたわよね。
そしてスキャットはほんとにかっこよかったわね!
あなたはとてもいいダイナミクス(強弱の表現)を持っている。強弱の変化がないととても退屈になってしまいますから、ダイナミクスは大切です。
面白い音を選んで、とっても面白いハーモニーをつくっていましたね。
それから、モチーフ(いくつかの音符からなる連なり)をくりかえしくりかえし発展させていましたね。とっても面白かったわ。
途中でハプニングが起こって、「わたしはどこかしら?」と思った時に、とても勇敢に前に進みましたね。
そしてとってもうまくそのハプニングを使いました。
とっても楽しそうに歌って、ほんとに素晴らしかったわ!!
(vol.4に続く)
~Shiny Stokings~
music by Frank Foster
lyrics by Ella Fitzgerald(*1)
*1)ジョン・ヘンドリックスの歌詞もありますが、今回はEllaのヴァーションです。
まず、キャシーさんに指名されたはじめのかたが、”Shiny Stokings”という曲を歌われました。
一回目は歌詞を歌い、二回目はスキャット(scat:歌詞ではなく、適当な音をあてて声で即興演奏をすること)をされました。
スキャットが終わると、ピアノのソロに入る前にキャシーさんが指示を出していったん演奏をとめ、アドバイスをされました。
(Cathy)
とっても素敵。あなたの歌が聴けてうれしいわ。
それに、一番初めに歌うというのは大変な状況よね。すごく緊張したと思うわ。
(参加者)
はい(笑)
(Cathy)
まず、フィリップの音をよく聴いてみて(Keep focus)みてください。フィリップのグルーヴ(groove=リズムのうねり)をよく聴いてみて。
わたしには、あなたがとってもいいグルーヴ感を持っているのがわかります。
ただ、緊張すると、それが出せないのよね。
(参加者)
そうなんです。
(Cathy)
それでは、フィリップのすることをよく聴いてみたら、なにが起こるかみてみましょう。
スキャットをするときも――それにしてもあなたのスキャットは素晴らしかったわ――同じです。
フィリップのピアノを聴いて、歌を考えて、また聴いて・・・というふうにしてみてください。
それでは何度か歌って、心地よくなってからスキャットをしてみましょう。
―――キャシーさんのアドバイスを聴いてから、参加者の方がもう一度歌われました。
さっきよりもリラックスして、表現の幅が広くなり、のびやかになっているのがわかりました。
参加者の方の歌をふくらませるように、フィリップさんの美しい音がよりそっていきます。
(Cathy)
とっても素敵よ。
最初にうたったときとは感情表現が違っていましたね。
この曲の歌詞が悲しい内容(恋人がほかのひとに心を移してしまった)というのもあるけれど、最初はちょっと悲しい感じがしたわ。
でも、二回目は、フィリップ、彼女があなたをとってもよく聴いているのがわかったでしょう?
最初と全然違っていたわよね。
そしてスキャットはほんとにかっこよかったわね!
あなたはとてもいいダイナミクス(強弱の表現)を持っている。強弱の変化がないととても退屈になってしまいますから、ダイナミクスは大切です。
面白い音を選んで、とっても面白いハーモニーをつくっていましたね。
それから、モチーフ(いくつかの音符からなる連なり)をくりかえしくりかえし発展させていましたね。とっても面白かったわ。
途中でハプニングが起こって、「わたしはどこかしら?」と思った時に、とても勇敢に前に進みましたね。
そしてとってもうまくそのハプニングを使いました。
とっても楽しそうに歌って、ほんとに素晴らしかったわ!!
(vol.4に続く)
~Shiny Stokings~
music by Frank Foster
lyrics by Ella Fitzgerald(*1)
*1)ジョン・ヘンドリックスの歌詞もありますが、今回はEllaのヴァーションです。