小型脂肪細胞から分泌される抗糖尿病・抗動脈硬化ホルモンであるアディポネクチンには受容体が存在します(AdipoR1・AdipoR2)。
これらの受容体はAMPキナーゼ(Adenosine MonoPhosphate Kinase)およびPPARγ活性化の代謝作用を“伝達”します。
肥満状態では上記受容体発現レベルの低下を惹き起こしアディポネクチン抵抗性となり血中アディポネクチンの低下と相まってインスリン抵抗性が惹起されます。
PPARγアゴニストはAdipoR1・AdipoR2受容体の発現を増加。
また高活性型・高分子量のアディポネクチンを増加させるPPARγアゴニストとの併用は相乗効果が期待されるそうです。
これらよりこれらアディポネクチン受容体の活性化は肥満の改善が根本的に期待できるのではないか?ということです*1。
インスリン抵抗性を惹起する因子は数多くあれど、改善させるのはアディポネクチンだけらしいです。この点インスリンに似ていますね。
現在この薬は存在しないので、せめてPPARγアゴニストのピオグリタゾン・フェノフィブラート・イルベサルタンを効果的に使用することが抗糖尿病・抗動脈硬化に繋がるのではないでしょうか?
あとやはり重要なのは地味ですが根本的な運動療法です。またメトホルミンの話の時にでも運動療法の話でもしようかと思います。
ところでAMPキナーゼ(Adenosine MonoPhosphate Kinase)は運動すると、ATPが分解されて、AMPが出てくる。そうすると生体はATPを元に戻そうとするので、糖や脂肪を使ってATPを作ろうとする。それを活性化するのがAMPキナーゼです。
(キナーゼはターゲット分子をリン酸化する酵素の総称です)
少々端折りましたが、上記のような研究は非常に大切ですが、まずは運動療法をするのが一番効果的であるとも言えます。
ってことで今日は固定ローラー台40分間。
さあ!筋肉にブドウ糖を取り込もう。薬の力を借りずにね!
※写真は94期:佐賀県・山田庸平選手の三本ローラーもがき
3月4日、日本選手権競輪4日目GDR賞。やー!深谷知広選手乗りましたねー。
番手はヤマコーさんでしょう。この強力メンバーの中で堂々のレースをする期待大です。もちろん我が村上義弘選手にも是非頑張って欲しい。
*1:『アディポネクチンとアディポネクチン受容体』山内敏正・顔脇孝(最新医学・63巻・10号)
これらの受容体はAMPキナーゼ(Adenosine MonoPhosphate Kinase)およびPPARγ活性化の代謝作用を“伝達”します。
肥満状態では上記受容体発現レベルの低下を惹き起こしアディポネクチン抵抗性となり血中アディポネクチンの低下と相まってインスリン抵抗性が惹起されます。
PPARγアゴニストはAdipoR1・AdipoR2受容体の発現を増加。
また高活性型・高分子量のアディポネクチンを増加させるPPARγアゴニストとの併用は相乗効果が期待されるそうです。
これらよりこれらアディポネクチン受容体の活性化は肥満の改善が根本的に期待できるのではないか?ということです*1。
インスリン抵抗性を惹起する因子は数多くあれど、改善させるのはアディポネクチンだけらしいです。この点インスリンに似ていますね。
現在この薬は存在しないので、せめてPPARγアゴニストのピオグリタゾン・フェノフィブラート・イルベサルタンを効果的に使用することが抗糖尿病・抗動脈硬化に繋がるのではないでしょうか?
あとやはり重要なのは地味ですが根本的な運動療法です。またメトホルミンの話の時にでも運動療法の話でもしようかと思います。
ところでAMPキナーゼ(Adenosine MonoPhosphate Kinase)は運動すると、ATPが分解されて、AMPが出てくる。そうすると生体はATPを元に戻そうとするので、糖や脂肪を使ってATPを作ろうとする。それを活性化するのがAMPキナーゼです。
(キナーゼはターゲット分子をリン酸化する酵素の総称です)
少々端折りましたが、上記のような研究は非常に大切ですが、まずは運動療法をするのが一番効果的であるとも言えます。
ってことで今日は固定ローラー台40分間。
さあ!筋肉にブドウ糖を取り込もう。薬の力を借りずにね!
※写真は94期:佐賀県・山田庸平選手の三本ローラーもがき
3月4日、日本選手権競輪4日目GDR賞。やー!深谷知広選手乗りましたねー。
番手はヤマコーさんでしょう。この強力メンバーの中で堂々のレースをする期待大です。もちろん我が村上義弘選手にも是非頑張って欲しい。
*1:『アディポネクチンとアディポネクチン受容体』山内敏正・顔脇孝(最新医学・63巻・10号)