silly ski squadronスキー雑記

バカなスキー集団。スキーならなんでもやります京都方面本部。
突撃我ニ続ケ!!

モーグルコースに於ける失敗例と成功例

2011年03月24日 23時50分11秒 | スキーテクニック編
仕事の多忙さに加え、震災の影響で(と書けば何でも免責されるわけではないですが)シェア98%の某製薬会社の工場操業停止があったため薬剤不足に陥り、その手配のためストレスがピークに達しかけていました。
ストレスたまると副腎皮質からcortisolが分泌されすぎて身体に良くないのは分かっているので、少々それを逃がすために合間を縫ってびわ湖バレイに行ってきました。たった一時間半程度滑るだけですけど。
本日のコンディションは寒気が入って全体的に硬いバーン。
モーグルコースはライン出し(人工コブを作るための作業)のためセミクローズ。こういう時にラインを出すためにコースに入るのは許されているので、しっかり回し込んで滑り降りてこなければなりません。
ところがコースに入っている何人かは明らかにまっすぐに滑っており、ボトム部分の10ターンあたりは後傾・暴走し、回しきれずに、ほぼ直滑降。却ってコースを破壊している有様。
丁寧にポールを立てプルークでライン出ししているパトロールの方に悪いし、何より週末に向けて作っているモーグルコースが無茶苦茶になってしまいます。
しっかり回し込むことが出来ないのであればコースに入るべきではありません。もしライン出しに協力するのであればプルークで回してゆっくり降りれば良いのです。

さて失敗例と(私にしては)成功例を並べてみます。
左は意外と硬いバーンに身体が遅れてしまっている例。1コマ目は上体が被りスネの角度が甘くなっています。そのためコブの裏側を捉えきれていません。結果2コマ目では脚を伸ばして雪面を捉えに行ってしまっています。
3コマ目でも遅れは取り戻せず、所謂『くらった』状況がよく見て取れます。悪い好例?ですね。
右の写真に移ります。今度は気を取り直して重心を3cmほど意識的に前にし、スネ角を深く取り滑りました。
上体の被りもなくなり、特に2コマ目では脚を押し出すことなくスキー板と重心が同じ速度で落ちて行くことが出来ていることが見て取れます。
このように調子の悪い時は、その時の自分のイメージに合った改善法を幾らか持っておくと良いと思います。アイズアップ・手は上に前にワイドに構える、を基本に、私のイメージ改善法は以下の通り。
※板と重心の距離を離さない
※コブの裏側のみプレスする意識で滑る
※コブの裏側の一番上でスキー板の方向が既に切り替わっているように(これはピッチの短い階段状の急斜面自然コブで有効)
※滑るラインだけを意識して溝やふくらみを見ない
※祓川先生の滑りをイデアとして想起する(一番重要ですね!)
他にもいろいろなイメージ法はあるでしょう。各人の滑りに合った改善法をいくつか用意しておくと立ち直りやすいと思います。
(イメージするイデアの前提が狂っていると何をやってもだめですけど)
コメント
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