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スキー場にある同じコブを使って滑っているのを見ても、モーグルスキーヤーと基礎スキーヤーでは全く異なる印象を受けます。
その要因のうちの重要なものの一つはライン取りです。
では実際ゲレンデにあるコブで説明してみましょう。
この部分の斜度は20度前後、雪質は良く、ほどほどなラインに仕上がっています。コブとコブのピッチは3.5m前後。
凹凸を分かりやすくするためにPhotoshopでコントラストを強めています。
緑色の矢印は基礎スキーヤーのいわゆるバンクターンのラインです。
ここでは一応、基礎スキー=バンクターンと言うことにしておきます。当然のことながら、それはイコールではなく、基礎スキーにも幾種類ものコブを滑る方法がありますが、現在は基礎スキー界においてバンクターンが主流なので便宜的にそうしておきます。
板をコブのバンク部分に押し付けるように滑る技術で、板が大きく回り込む為、重心の落下速度は遅いですがスキーが移動するいわゆるターンスピードは素早いものになります。
またコブの出っ張った部分を回避できるので、深い吸収は必要ありません。
このため基礎スタイルの滑りを見ていると、左右に板が大きく移動し脚部をバンクに押し付けるような動きが認められます。
上手い人になると、三次元要素も取り入れドルフィンターン(イルカ)になります。
バンクターンでゆっくり滑りたい場合は、板がちょうどフォールラインに来た時にバンクのフチを削り取るようにすればいいだけです。
対してモーグルスタイルのラインは赤い丸印です。
コブの肩の部分一点に集中しています。
基本的にモーグルは遅いスピードでも速いスピードでもここを通過します。
速いスピードで降りる場合は、この赤い丸印の場所に真っすぐスキートップを押し付けます。すると板がたわみターンが始めるわけです。板が切り替わったらすぐに次の丸印にまっすぐ板を向ける。
実際にはこの丸印から下り始めるあたりまでの数10cmでエッジング(減速)、方向転換が済まされます。
非常に高度なテクニックの滑りです。
遅いスピードで降りていく場合にも通るラインは同じですが、板を斜め、極端な場合は横向けにして横滑りしながら丸印にぶつかり、方向転換してまた今度は次の丸印に向かいます。
バンクターンに対して真っすぐな凹凸のある場所を滑ることになりますので、吸収動作(アバル)が認められます。
傍から見ていると、真っすぐにスキー板と身体が一緒になって降りてくるような印象を受ける筈です。
基礎スタイルと異なり、この滑りをする場合には早く雪面を捉えようと脚部を伸ばしたり、押し付けようとするべきではありません。
板の真上にぴったり重心が乗っているべきです。ここがベンディングによるターンと最も違うところです。
そしてコブを越す時には、脚部(ブーツ)の動きが上下運動を伴いながら後ろから前へ動くので(少し分かりにくい表現ですね)ポーパスターン(ネズミイルカ)とも呼ばれます。
また積極的にポーパス的な動きを意識するのもいいでしょう。
ポーパスターンは非常に速いリズムの縦の要素の強い三次元的なターン、ドルフィンターンはもう少しおおらかなリズムの横の要素の強い三次元的なターンと言ってもいいでしょう。
※上記の矢印や丸印はブーツの通るラインと考えるといいと思います。
その要因のうちの重要なものの一つはライン取りです。
では実際ゲレンデにあるコブで説明してみましょう。
この部分の斜度は20度前後、雪質は良く、ほどほどなラインに仕上がっています。コブとコブのピッチは3.5m前後。
凹凸を分かりやすくするためにPhotoshopでコントラストを強めています。
緑色の矢印は基礎スキーヤーのいわゆるバンクターンのラインです。
ここでは一応、基礎スキー=バンクターンと言うことにしておきます。当然のことながら、それはイコールではなく、基礎スキーにも幾種類ものコブを滑る方法がありますが、現在は基礎スキー界においてバンクターンが主流なので便宜的にそうしておきます。
板をコブのバンク部分に押し付けるように滑る技術で、板が大きく回り込む為、重心の落下速度は遅いですがスキーが移動するいわゆるターンスピードは素早いものになります。
またコブの出っ張った部分を回避できるので、深い吸収は必要ありません。
このため基礎スタイルの滑りを見ていると、左右に板が大きく移動し脚部をバンクに押し付けるような動きが認められます。
上手い人になると、三次元要素も取り入れドルフィンターン(イルカ)になります。
バンクターンでゆっくり滑りたい場合は、板がちょうどフォールラインに来た時にバンクのフチを削り取るようにすればいいだけです。
対してモーグルスタイルのラインは赤い丸印です。
コブの肩の部分一点に集中しています。
基本的にモーグルは遅いスピードでも速いスピードでもここを通過します。
速いスピードで降りる場合は、この赤い丸印の場所に真っすぐスキートップを押し付けます。すると板がたわみターンが始めるわけです。板が切り替わったらすぐに次の丸印にまっすぐ板を向ける。
実際にはこの丸印から下り始めるあたりまでの数10cmでエッジング(減速)、方向転換が済まされます。
非常に高度なテクニックの滑りです。
遅いスピードで降りていく場合にも通るラインは同じですが、板を斜め、極端な場合は横向けにして横滑りしながら丸印にぶつかり、方向転換してまた今度は次の丸印に向かいます。
バンクターンに対して真っすぐな凹凸のある場所を滑ることになりますので、吸収動作(アバル)が認められます。
傍から見ていると、真っすぐにスキー板と身体が一緒になって降りてくるような印象を受ける筈です。
基礎スタイルと異なり、この滑りをする場合には早く雪面を捉えようと脚部を伸ばしたり、押し付けようとするべきではありません。
板の真上にぴったり重心が乗っているべきです。ここがベンディングによるターンと最も違うところです。
そしてコブを越す時には、脚部(ブーツ)の動きが上下運動を伴いながら後ろから前へ動くので(少し分かりにくい表現ですね)ポーパスターン(ネズミイルカ)とも呼ばれます。
また積極的にポーパス的な動きを意識するのもいいでしょう。
ポーパスターンは非常に速いリズムの縦の要素の強い三次元的なターン、ドルフィンターンはもう少しおおらかなリズムの横の要素の強い三次元的なターンと言ってもいいでしょう。
※上記の矢印や丸印はブーツの通るラインと考えるといいと思います。
滑りてー。