千葉県で新型コロナウイルス感染症に罹患した妊婦が自宅で早産し、新生児が死亡したニュースはあまりにもショッキングだった。
報道を聞いていて、いたたまれない思いになった。
いくつかの基準に適合するのかしないのかの判断の結果、この妊婦は基準の対象外とされ、そして、新生児が命を失うことになった。
この経過にはさまざまな見方があるのだろうが、結果として「選別された」ということになる。
地獄絵図としか言いようがない。
ワクチン接種の後に既に900人以上の人が亡くなっていると厚生労働省は公表している。
8月4日時点では828人がワクチン接種後になくなっていると報告されているが、このうち、「ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの」はなんと 0件。「ワクチンと死亡との因果関係が認められないもの」が3件。そして、「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの」が825件とある。
何をか言わんやである。
そもそも治験も不十分なまま接種が始まり、国民の半数以上が1回め接種を終えた。今の状況が「治験」であり、本当に使っていいワクチンなのかどうかはこれからの判断になるはずだ。「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できない」825件は今後どのように評価されるのだろうか。しかし、既に全世界で使われていることからすれば、「ワクチンと死亡との因果関係が否定できないもの」と「情報不足等によりワクチンと死亡との因果関係が評価できないもの」はよほどの事例でない限り認められないであろう。
死亡した場合、4000万円以上の補償があるらしいが、もともとは「自発意思」で、しかもタダでしているわけなので、国としては、そこまで責任は問われたくはないという考えがあるのかもしれない。
そういうワクチンなのに、会社で、家庭で、地域で、大なり小なり同調圧力がかかることで「やむを得ず」ワクチン接種をしている人が私の身の回りに多い。これまでインフルエンザ等を含めて一度も予防接種をしたことのない人たちも接種している。医療従事者だから、教員だから、消防だから・・・社会のセーフティネットを支える仕事に従事している人々が感じる圧力はすさまじいものがある。一方で、企業によっては社員に対して義務化するという考えを示しているところもある。
これまた地獄絵図としか言いようがない。