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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

.hack//G.U. Vol.1 死の恐怖 浜崎達也 2007年4月1日 角川書店(3回目)

2015-11-01 06:54:04 | .hack
3回目だーん。→1回目2回目



3章あらすじ
三爪痕に敗れ、半年間のプレイで手に入れた強さまで失ったハセヲ。
謎の力・巫器(アバター)の存在を知るが・・・・・・。



第四章 紅魔宮

 後日、謎のPCクーンからメールを受け取った亮は、はやる気持ちを抑えながら『The World』にログインした。
クーンに呼び出された先は・・・・・・『闘宮』(アリーナ)。


 闘宮で行われる対人戦は、プレイヤー双方が合意の上で行う対戦イベントだ。それは文字通りショーアップされた格闘技のようなものであり、強盗殺人であるPKとは大きく異なる。
『対人戦』て括りだけど、性質が『大きく異なる』よね。
ネットゲームにおける「バランス調整泣かせ」の筆頭と言えましょう。


ところで、クーンはなんでAIDA狩りしてるのん?
「・・・・・・おれか?」クーンはわずかに沈黙した。「自分が正しいと思うことをするためだ」
「正しいこと?」
「AIDAからプレイヤーの安全を守るためだ。そのために、おれはAIDAを駆除している。いわば・・・・・・」
ヒーロー願望?」
「そんなところ」クーンは臆面なく答えた。「碑文使いとして巫器の〝力″に目覚めたおれには、AIDAから一般プレイヤーを守る義務がある」
スパイディのあれだね?
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ってやつだね?


さて、そんじゃ今日闘宮に来た理由は・・・・・・?
 闘技場の中央、空間に浮遊したバトルフィールドに一体のPCが転送された。スポットライトに照らされたのは、長髪痩軀の斬刀士――

 ――――どくん

 亮の心臓が高鳴り、違和感が心を貫いていった。
俺のハートを貫いた!


「そう、彼が宮皇エンデュランス――そしてAIDA=PCだ」
ナ、ナンダッテー。

なお本日の対戦相手は前宮皇・揺光。
「データトレインとは、ざっくりいってデータを改変する力だ」
 クーンがつぶやく。まるで、このあとに起こることを予見するかのように。
「なに・・・・・・?」
「それを用いるのが巫器であれ、AIDAであれ、なんであれ、データドレイン自体に善悪はない。使う者の次第で神にも悪魔にもなる」
※11月3日修正。「善悪はなに」→「善悪はない」
ハハッ、ドコノ「まじんかいざー」ダイッ?
なんかその、クーンは台詞が安っぽいな(´・ω・)

言ってる間にエンデュランス対揺光、ファイッ!

 時が止まった。
 リアルの時間が滞ることはなくとも、『The World』の時間は、まちがいなく止まっていた。
 そして、エンデュランスの右手には
 ――消えてくれ。きみも、ただの醜い人形だ。
瞬殺!
秒殺!!
鎧袖一触!!!

その手には『華麗な刺突刀』こと『巫器・憑神刀』(マハ)がありました。


試合後、闘宮の外でエンデュランスに突っかかるハセヲですが・・・・・・
「たとえ視えても、知っていても、わかっていない。わかっていなければ、ないのと同じ。それは無力」
「なら見せてやる・・・・・・! おれの〝力″・・・・・・てめぇをブチ倒してな!」
『てめぇをブチ倒してな!』←ただしレベルは1


ハセヲは早速巫器の使い方をクーンに尋ねるも・・・・・・
「経験的にしかいえないが」クーンは前置きして、つづけた。「強力な心的ショックを与えられたときに、偶発的に開眼することがあるようだ」
【悲報】よくわかんねぇ


タウンを歩いていた2人は『カナード』の朔望こと望のショップを発見。
しかし・・・・・・
「うわぁぁぁぁぁぁぁ~~~ん!」
 ボイスチャットに哀しい子供の泣き声が届く。
なんだなんだ!?


「みんなが・・・・・・ぼくのショップでは、なにも買わないって。買うとPKされるからって・・・・・・」
「PK? なんだそりゃ!?」
「――嫌がらせ?」
 先日、アトリと望といっしょにエリアに出かけたとき、あのギルド『ケストレル』のPKのひとりが、悪いことにそれを目撃していたらしい。
「それからずっと目をつけられていたの。ぼくがお店を出すと、怖い人が来て・・・・・・」
「おれとパーティを組んでいたから・・・・・・?」
oi
misu
ミス
おい
ふざけんあ
ぶちころすぞ(´・ω・`)
今朝肉どころの話じゃねーぞこれぇ!


『ケストレル』のエリア@HOMEに乗り込むハセヲとクーン。
元『副団長』だというクーンなら丸く収められるはず・・・・・・
「ひさしぶりだな、がび
 仕切り直すようにクーンがいった。
「おう! ひさしぶり!」
 がびは、にかっと満面で笑った。そして、すぐに真顔にもどった様子で、
「・・・・・・で、誰だっけ?」
ぶちころすぞ(´・ω・`)



「白黒は、闘宮でつけようじゃない」
 ボルドーが提案した。
「闘宮で・・・・・・?」
「次の『紅魔宮』タイトルマッチ。挑戦権を持っているのは、このボルドーさんだ」
『カナード』への嫌がらせの件と、エンデュランスへの挑戦権を賭けて決闘。
・・・・・・ボルドーさんは、「非対人キャラを狩るだけのPK」とは違うのか。
なんか意外だな。



 数日後。
 ボルドーからの果たし状を受けた亮は闘宮『紅魔宮』を訪れた。
決闘だー
わーわー

 技術と戦略次第ではレベル差を跳ねかえすことができる。少なくとも、プレイヤーにそう思わせることに『The World R:2』の戦闘システムは成功していた。武装強化と戦術、技術の向上によって、自分よりはるかにレベルの高い相手を負かす手練れもいる。
俺の知ってる『The World R:2』と違う。

「――だが、それにも限界はある。はっきりいって今のおまえがボルドーに勝つのは不可能だ」
それでも!
だとしても!

「ハセヲにいちゃん・・・・・・」
「心配すんな、望。もう、おまえが嫌がらせをされることはねぇ」
 ――ハセヲとかかわらなければ。亮はその言葉を呑みこんだ。
・・・・・・むー。


観客席にPK(=ハセヲアンチ)が押し寄せた試合は、やっぱりボルドーが優勢。
でもハセヲは気にしない。
『公開処刑』、されてやろうじゃないの・・・・・・
「っはっはっは! <死の恐怖>もヤキがまわったね。わたしら腐れPKが、どんな人種か忘れちまったのかい?」
 ボルドーは観衆たちにマイクアピールをするように、
やめないよ。ここで、あんたを斬り殺してもやめないよ。おまえと、おまえに味方するすべてのやつらに、あらゆる手を使って追いこみをかけてやる。泣いて、叫んで、あやまっても許しやしないさ。だって――」
 そして悪意そのものを闘宮にぶちまけた。

 ――――わたしはひとごろしが楽しんだから!
まさに外道・・・・・・!


(負けたら・・・・・・おれは誰も守れない)
 この『The World』でハセヲは誰ひとり救ったことはなかった。
(ネットでも・・・・・・リアルでも・・・・・・!)
 朔望も――志乃も。
(消したくない・・・・・・)
でも今この時点での「力の差」はどうにもならんね・・・・・・?



 亮のディスプレイがブラックアウトした。
 ハセヲだけが在る
 苦痛に串刺しにされた快感のなかで、ついに〝力″は顕在する。
きーたーでーすーのー


 イリーガルな〝力″――『The World』にとっての異界の〝力″は。
「これが・・・・・・」
 その〝力″を、ついにハセヲは手にしたのだ。

 ――――<死の恐怖> 憑神鎌。
『憑神鎌』(スケィス)、覚醒。


「がびだぞぉ!(^з^)」
やかましいわ!




第五章 虚

「くっくっくっ・・・・・・あ~っはっはっはっは!」
 肩を震わせて笑う。
 ハセヲは歓喜に酔いしれるように笑う。
主人公です。


『力』を得たハセヲは同時に『心の余裕』も獲得。
しかし、その『心の余裕』が、まずかった。
 亮はあらためて痛感したのだった。アトリは演じているのではない。真性の電波娘だ――と。自分は歪んでいると自覚しているぶんだけ、自分のほうがいくらかましだと思え、妙な安堵感さえ覚える。
ハハッ、キヅクノガオソイネッ!


いよいよ宮皇エンデュランスに挑むハセヲ!
『史上初』の、『巫器同士の』ガチバトルの結末は!?
そして暗躍する色眼鏡・オーヴァンの目的とは・・・・・・!?
 ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!
「(ノ・ω・)ノオオオォォォ-」とか「おぉ♪(ノ)’∀`(ヾ)」とか、
ちょっとこれ変換どうなってんの・・・・・・?