今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

妻と罰 土屋賢二 2010年10月10日 文藝春秋

2015-11-16 06:02:46 | 108円
世の中には、様々な「罰」がある。とりわけ妻のそれは恐ろしい――。「女は不純だ」「あなたも家なき子だ」「神経の太さ比べ」「あきらめる方法」など、真理を追究する哲学者として、虚構を排し事実のみを記してきたツチヤ教授が、日本の文化の成熟を願いつつ読者に贈る、珠玉のユーモアエッセイ集!
 解説・長井龍道(龍華院住職)
裏表紙より。
当ブログにおけるツチヤ先生本第3弾!



栄の章

心強い味方

 わたしの本の読者もヒドイ。一人が「お茶大附属高校に入ったらナマツチヤが見られる」と言うと、「ナマツチヤは見られない。干しツチヤしか見られない」と言い返す者がいたり、「ファンなのに先生の本を古本で買うのはまともな人間のすることではありません。なお、ぼくはまともな人間ではありません」と書いてくる者もいる。
ハゲドウだな!



「だからとにかくみんなが先生を尊敬しないのは間違っている。千円札に先生を印刷すべきだ」と結論づけた。完璧な論理だ。
夏目漱石とツチヤ先生の文章くらいしか読んだこと、もとい感心したことがないから、
それらは同等に扱われるべきというのは『完璧な論理』ですナ。
さくらももこ先生あったまイイ!




養の章

女は誤解されている

 理屈が通じにくい相手を思い通りに動かそうとする場合、男は論理に頼ることしか考えつかないが、女は違う。理屈では手間がかかると思えば、甘える、泣くなど、その場その場で最も有効な手段を使う。泣いたり甘えたりするのは、論理に弱い相手(男のことである)に対してだけだ。(その証拠に、女が女を相手にするときは、泣いたり甘えたりという手段を使わない)。女は相手が弱いと思えば、泣いたり甘えたりという手段さえ使わない。怒る、怒鳴る、というもっと簡便な手を使う。最終的には、相手を存在しないものとして扱うことになる。
hmhm・・・・・・
身近な例でkwsk。

 先日、妻が「あなたがどうしてもハンバーグだと言うなら、わたしは旅行に行く」と言った。このように女は必要なら誤った論理も平気で使うのだ。
((;゜д゜))
そんな危険な存在が世の半分を占める・・・・・・
全ての男に助勢金を出そう(提案)




失の章

子犬の行方

「うらやましい。わたしも産休をとりたいなぁ」
「夫も産休や育児休暇をとれるんですよ」
「えっ、そうなんですか。それなら、そのおなかの子、わたしの子だということにしてもらえませんか?」
怒涛のやりとりは、なおを続くのである。




調の章

あなたも家なき子だ

 ある休日の午後、柔らかい日差しの差し込む家の居間で、のんびりテレビを見ながら哲学的思索にふけっていると、妻が険しい顔をして言った。
「いつ帰るの?」
 自然な言い方だったので、一瞬、帰ろうとしたほどだ。
「もしかして、ここはおれの家じゃないのか」
「・・・・・・あ、ほんとだ」
ツチヤ先生の調査の結果、
『ほとんどの中年女は、夫を「立ち退かない借家人」だと思っていることが判明した』。

 自分は違うと考えている男も多いと思うが、それは幻想である。次のテストをやってみてもらいたい。該当する項目が二つ以上あれば、あなたも家なき子だ。
衝撃の「家なき子テスト」は買ってからやってね!



やっぱりツチヤ節が全開。
新刊で(以下略)