世の中には、成功するための『型』がある!裏表紙より。
社会現象を巻き起こした東大合格請負漫画
『ドラゴン桜』の著者が教える人生必勝の鉄則。
*先駆者になるな、2番手、3番手をめざせ!
*ゼロからつくるな、まずはパクッてみろ!
*こだわりを捨て、愛される凡人になれ!
*本音を隠し、建て前で押し通せ!
これが人生を変えるプラチナチケットだ!!
「ドラゴンほにゃらら」といえば?と聞かれたら
4番目あたりに出てくるであろう『ドラゴン桜』の著者の本。
(トップ3は「ボール」「クエスト」「使いのワタル」※個人差があります)
元の本は2006年11月。
プロローグ開幕からドーン、いや、ズギュゥゥゥンて感じでキタ!
日本人の『型』はどこへ行った?
世の中には、成功するための『型』がある。
個性も才能もいらない。ただ用意された『型』にはまればいい。
むしろ、中途半端な個性なんかジャマになるだけで、捨ててしまったほうがいい。
いささか過激な物言いかもしれないが、それが僕の結論だ。
第1章 成功したければ『型』にはまれ!『いつかそのうち』の対義語
成功の近道は『型』にある
◎成功は最短距離でつかめ!!
ああなりたい、こうなりたい、もっとやりがいのある仕事がしたい、と口では大きなことを言いながらも、実際にはなにも行動しない。
そして、いつまでも「いつかそのうちやろう」とか「チャンスが来たらやるんだ」と考えている。
なんてバカげた話なんだろう。これは断言してもいいことだけど、「いつかそのうち」の夢なんて、絶対に実現しないまま終わってしまう。
→やるなら今しかねぇ
◎誰もが『型』を求めている三田先生・・・!!
正直になって「俺はラクをしたいんだ」と言ってしまおう。
そして、「ラクして成功するための『型』がほしいんだよ」と認めてしまおう。
そこをあいまいにしたままでは、先へは進めないのである。
ラクがしたいです・・・・・・
第2章 企画もアイデアも『型』でつくられる時代はエコなンだよ!
常識のカーテンに火をつけろ
◎失敗をリサイクルしてみろ!!
失敗してもクヨクヨせず次に進むことは大切だけど、過去を否定する必要なんかどこにもない。
自分の過去、つまり経験とは、徹底的に利用してこそ価値が出てくるものなのだ。
そのあたりを忘れると、簡単にアイデアが枯渇するし、柔軟な発想ができなくなってしまう。
第3章 これまでの自分を崩せ!!全国の若者の幻想をぶち殺すスタイル。
これまでの自分を脱ぎ捨てろ
◎きみは「オンリーワン」じゃない!!
はっきり言って、あなたは「オンリーワン」ではない。
いや、少なくとも社会はあなたの「オンリーワン」など求めていない。求めているのは、ただの「サムワン」なのだ。
でもだからこそ若者が読むべき。
大口たたかず、いまの自分の力量を知れ!(ほとんど中古本の本棚を見て)
◎最後は大物の『型』を盗め!!
貧乏くさい習慣が身についた人は、きっといつまでもその場にとどまる。
生活にそれなりの余裕が出てきたら、ちょっと上の習慣をスタートさせたほうがいい。習慣とは『型』なのだ。
( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ / \ / \ / \ / \
50円~108円棚を卒業しよう(キリッ)
第4章 タテ社会は素晴らしい!!やっぱrなんでもないっス!
タテ社会のメリットに目を向けろ
◎ダメな上司にはこう対処せよ
もし、上司から「もっと個性を持て」「自分で考えろ」「仕事は習うもんじゃない。盗むもんだ」みたいなことを言われたら、注意しよう。
その上司には指導力がなく、ちゃんと指導するだけのノウハウも持ち合わせていない可能性が高い。
人生にはこういう期間もあるんだ、くらいに考える。「いつから今以上に最悪な期間はないと錯覚していた?」
・・・・・・という可能性もあるから人生は恐ろしい。
第5章 選択肢なんていらない!!
個性を伸ばさず『型』を詰め込め
◎子どもを叱れるのは親と教師だけ
親にしろ教師にしろ、子どもにとっては怖い存在であるべきだ。
子どもから嫌われたくないという気持ちはわかるけど、それでは親や教師の務めは果たせない。そういう「嫌い」は、いつか「ありがとう」に変わる・・・・・・かもよ?
第6章 島国根性を磨け!!「自分を表現するとか自己実現とかはいい」
武士道精神を捨てて「商人道精神」を!
◎エコノミックアニマル、大いに結構!
よく、仕事について「自分を表現するもの」のように考えている人がいるが、それは大間違いである。
仕事とは「他人の需要に応えるもの」だ。
自分を表現するとか、自己実現とか、そんなふわふわしたことを言っているようでは、いつまでたっても仕事にならない。
「需要に応えるんだ」
よくあるキレイゴトをことごとくボコボコにしてからのー
真の個性はこうしてつくられる
◎それでも個性がほしいあなたへ
意味もなく目立ったり、変わり者になったりするのが個性ではない。
ほかの人と違うことをするのが個性でもない。
誰かの役に立ち、誰かに求められ、誰かから感謝されることが、その人に存在価値があり、また個性があるという証拠なのだ。
きっとあなたは誰かの役に立っている。問題提起してそれらをバッサバッサと切り捨てて最後に明日への希望って、
自分の気づかないところで誰かに求められ、気づかないうちにそれに応えている。
その意味で、あなたはすでに十分すぎるほど個性的であり、その個性と存在価値はずっと保たれていくのだ。
これある意味水戸黄門?
こういう「よくある視点とは別の視点の本」は、
読み終わると「じゃあ結局どうすればいいんだー」って沈みがちなんだけど・・・・・・
なんか元気出てきたぞ!
なんだかモヤる人は読んでみてほしい。