今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

剣客商売 白い鬼 池波正太郎 1989年9月25日 新潮社

2015-11-15 09:26:37 | 剣客商売
秋山小兵衛の若き日の愛弟子が斬り殺された事件と、江戸市中の三か所で女が殺され、陰所と左の乳房が抉られていた事件。二つの事件の接点に浮かび上がった異常な殺人鬼の正体を、復讐の念に燃えた小兵衛が追う「白い鬼」。試合に負けたらその相手の嫁になるという佐々木三冬の話にうろたえる大治郎を描く「三冬の縁談」。もう一人の女剣士「手裏剣お秀」の登場など、シリーズ第5弾。
裏表紙より。
元の本は1975年2月。



白い鬼

「そりゃ、うれしいさ。出来のわるい、可愛い弟子が十五年ぶりにやって来るのじゃ。たんと、御馳走をしてやっておくれ」
その『可愛い弟子』こと竜野庄蔵は、小兵衛の家に向かう途中、
仕えている沼田藩が追っていた男・金子伊太郎を発見。
その後を追った結果、襲われて重傷を負ってしまったのです。

翌日小兵衛は見舞いに行き、幸い命は助かったかに見えた5日後・・・・・・
 顔色青ざめ、蹌踉として居間へあらわれた田中宗作が、
「秋山先生・・・・・・」
 がっくりと肩を落し、
「竜野庄蔵、先刻、亡くなりましてございます」
そんな・・・・・・


「こうなれば・・・・・・こうなっては、ぜひとも、庄蔵の腕を切り落とした金子伊太郎なる者の身性を聞かねば、秋山小兵衛おさまりませぬぞ!!」
小兵衛、激怒す。


 沼田藩の役人が検視に来て、顔をそむけた。
沼田藩士・田中宗作が話した、金子伊太郎という男の所業。
こいつは普通ではない・・・・・・!

弥七に協力を求めたところ、最近弥七が追っていた殺人鬼の特徴と完全に一致。
すでに江戸でも3人の犠牲者が・・・・・・これは絶対に許せんな。


さて、殺人鬼・金子伊太郎は何を考えて生きているのか?
 その日から、伊太郎の様子が一変した。
うーん・・・・・・
母親のおりきが、トんだ馬鹿女だった訳だーね。
『邪気』が無いからこそタチが悪いタイプ。

しかし、だからといって伊太郎の所業は許されない。
誰かが止めねばならぬのだよ!


見事な推理で伊太郎の潜伏先を発見した小兵衛。
沼田藩士が伊太郎を捕らえる現場を、大治郎と共に見守るはずが・・・・・・
 なんとも凄まじい金子伊太郎の反撃に、たちまち、五人が餌食となった。伊太郎の剣法がどうのというより、殺人の現場を何回となく踏みわたって来た伊太郎の経験が、藩士たちの〔道場剣術〕を、まったく寄せつけぬといってよい。ことに矢部市右衛門が殪れて、討手は動揺した。
10人がかりの奇襲をものともせず、『一刀流の名手』と言われた矢部まで返り討ちに。
どうやらこいつは『天魔』笹目千代太郎並の強敵・・・・・・!
小兵衛は愛弟子の敵を取ることができるのか!?





西村屋お小夜

 あわてふためき木立を走り出た三冬は、一散に寮へ向って駆けた。いや、逃げたといったほうが適切だったろう。
三冬がちょっとした現場を目撃してしまったところからスタート。

その日の夜。
三冬は何者かに襲われるも、あっさり返り討ちに。
 町駕籠で、妙な男を運んで来た三冬を迎え、大治郎はおどろいた。
「どうなされた?」
「お知恵を拝借に・・・・・・」
「私でよろしいのですか?」
「秋山小兵衛先生は御風邪を召していると、うかがいました」
「さよう。それで、私で間に合わせようと申される?」
イジワルすんなw

三冬の命を狙った連中の正体は?
腹痛で寝込む小兵衛は放置して、大治郎と三冬が鮮やかに事件を解決!
「存じませぬ!!!」
 と、怒ったような一声を投げるや、三冬は突然立ちあがり、外へ駆け去った。
「はて・・・・・・?」
 秋山大治郎は、冷えた茶を一口のみ、考えこんでいる。
「言わせよう」って趣向じゃなかったの?( ^ω^)





手裏剣お秀

「わしはな、子供のころから五、六年置きに、腹ぐあいが悪くなる。そういう体にできているらしい。ほんとうのことよ。そのたびに、こういうやり方で癒してきたのだから、案ずるにはおよばないのじゃ」
 などと、おはるに向って大威張りである。
ジジィwww
調子のんな!w

そんな小兵衛のところへ、鰻屋の又六が相談に現れる。
「それが先生。こんなことは、まったく、余計なことかも知れねえですがね・・・・・・」
「世の中の善い事も悪い事も、みんな、余計なことから成り立っているものじゃよ」
完全に無駄の無い世界を、見てみたいようなそうでないような。


又六の心配事とは、母親が聞いた隣の部屋に住む浪人どもの会話。
「場所は品川台町の外れで、女が、ひとりで住んでいるらしい。それを押さえつけて、な。裸に引剥いて、われわれで、さんざんになぐさみものにする。え、どうだ。それで五両下さる」
「ほう、五両・・・・・・」
「どうだ。え、どうだ?」
「わるくない、な・・・・・・」
わかりやすくクズだなぁ。

この襲撃計画の首謀者の正体、そして動機はと言うと・・・・・・
「他家へ土足で駆けあがるとは、無礼でありましょう」
自惚れたお坊ちゃまどもが女剣士にあっさり捻られたもんで、
逆恨みで人を集めて・・・・・・ということらしい。
わかりやすくクズだなぁ。


「先生。私、このひとのほうが、三冬さまより、ずっと好きだよう」
秀の実力はガチ。





暗殺

 かなりの重傷らしいが、
(助からぬものでもない・・・・・・)
 と、大治郎はおもった。
 助からぬものならば遺言を聞いてやらねばならぬ。助かるものならば傷の手当を急がねばならぬ。
犬も歩けば棒に当たるように!
秋山歩けば事件に当たるのである!

結局手当の甲斐なくその若侍は亡くなる。
ま、そういうこともあるさね。

はっきり遺言らしい言葉を残した訳でもなく、もう大治郎には関係無い話。
と思いきや・・・・・・
「いざとなれば、その、秋山某をも葬らねばなるまい」
「手強い相手と見えまする」
「手強ければ、その上に手強い者を差し向けるのじゃ。金を惜しむな」
「はっ」
大治郎に危機迫る。
疑心暗鬼怖い。


 稲妻が光った。
大治郎ーッ!!


「大先生。これで世の中が、すこしは静かになりましょう」
わりと手段は選ばない小兵衛でありました。





雨避け小兵衛

「こりゃあ、いかぬ」
 どこへ逃げこむ間とてなかった。
 ふと見やると、右側の畑の中にわら屋根の小屋が一つ、目に入った。
梅雨の晴れ間とお散歩していた小兵衛でしたが、雨に降られて雨宿り。

そこにトンでもない「客」が現れる。
 白い雨の幕を掻きわけるように、一人の男が、畑道をこちらへ駆けて来る。
 男は左腕で、十歳ほどの女の子を抱きかかえ、右手に刀をつかんでいた。
小兵衛が押し入れに隠れていることも知らず、小屋に辿り着いた男は追っ手に金を要求。
こりゃまたクズが出てきよったで。


(こいつ、むずかしいわえ・・・・・・)
 さすがに、子供を人質にして、大刀を抜きもっている相手を、
うかつにはあつかえぬ)
 と、おもった。
むむむ・・・・・・!


(関山虎次郎も、ずいぶんと老けたものよ。むりもない。あれから三十年にもなるのじゃから・・・・・・)
なんとこの誘拐犯、かつて小兵衛が『敗退しかかったほどの激しい試合』をした相手。
その試合は虎次郎の仕官がかかったものでした。

勝ったものの仕官のつもりは全く無かった小兵衛。
その後の虎次郎の転落人生を哀れみ、子供さえ無事なら『見逃してやってもよい』・・・・・・
と思い始めていたのですが・・・・・・
 虎次郎の、半白の髪が烈しくゆれうごきはじめた。
 押入れの戸が引き開けられたのは、実にこのときであった。
虎次郎、アウトー


「あいつ、これから先・・・・・・わしが、もう、この世にいなくなったとき、どんな生きざまをして行くことになるのか・・・・・・」
『剣術つかい』の成れの果てを見て、いつになく落ち込む小兵衛でありました。
たとえ一流と言われても、「それしかできない」人間は・・・・・・脆い。





三冬の縁談

 三冬は、茄子の角切に、新牛蒡のささがきを入れた熱い味噌汁で、飯を三杯も食べてしまい、食べ終わって、さすがに大治郎の視線を外し、
「根岸から、ここまでまいりますと、お腹も空きます」
 と、いったものだ。
三冬は「食べ盛り剣士」の称号を手に入れた!
説明:「その胃ノ腑、底なし。」



「大治郎さま・・・・・・」
 三冬が、よびかけた。
 以前は「大治郎どの」といっていたのに、このごろは〔さま〕という。いささか、こそばゆい。
( ・∀・)ニヤニヤ


そんな三冬に、またしても縁談が。
「それは、め、で、たい・・・・・・」
「父も、このたびは真剣でございます」
「なる、ほど・・・・・・」
大治郎www
動揺し過ぎワロタw

ま、どうせ生半可な腕じゃ三冬の相手にはならないし・・・・・・
と思いきや、今度の相手・大久保平蔵は大治郎の知った男で、大治郎の見立てでは、
(勝てぬ・・・・・・あの男には、到底、三冬どのは勝てぬ)
(勝てぬ・・・・・・大久保には勝てぬ・・・・・・)
( <〇>_<〇>)カテヌ・・・・・・


動揺した大治郎は小兵衛のところへ。
「三冬どのが負けて、いやいやながら大久保の妻となることを、お前はよろこばぬ。そうなのだな?」
「いえ、それは・・・・・・」
「だまれ!!」
 小兵衛が活と両目を見ひらき、すばらしい一喝を大治郎へあびせた。
【悲報】大治郎、ヘナヘナ


(はて、今度ばかりは困ったわえ・・・・・・)
 さすがの小兵衛も、ためいきをついている。
問題の大久保某は、剣の腕は立つものの非常に傲慢な男。
大治郎の話を聞いて小兵衛も三冬のことが心配になるも、さてどうしたものか。


(それにしても、だ。三冬さんのほうは大治郎を何とおもうているのか・・・・・・?)
 であった。
 剣を通じて親しくしているようだが、もともと三冬は、
(わしのことを好いていたのじゃし・・・・・・)
 おもわず、にやりとなった。
ジジィwww
ホント調子乗んな!w


三冬の父・田沼意次なら、小兵衛が事情を話せば縁談を取り止める可能性もなくはない。
でもそういう『告げ口』は小兵衛の趣味に合わないところ。

『どうしようもない』と思いつつも、小兵衛は大久保某をその目で確認。
(なるほど。これは到底、三冬どのの手には負えまい)
 小兵衛はあらためて、そうおもった。
むー。
小兵衛までそう見るなら、もう三冬の嫁入りは確定じゃないっスか。
そっかー・・・・・・はぁー・・・・・・

 ところが、である。
この話の教訓
「大賢は市井に遁す」
「傲慢が綻びを生むというのか」





たのまれ男

「小針さん。私の声を、おぼえていないか?」
「な、何ですと?」
「秋山大治郎だ」
安定の「助けた相手が昔の知り合い」パターン。

大治郎の友人・小針又三郎はわりとどうでもいい。
この話で注目したいのは、大名家の下目付・杉山米次郎。
 杉山は当年四十二歳。人柄もしっかりしてい、柳川藩の下目付をつとめていた。この役目は上下藩士の監察に任じている大目付の手足となってはたらくわけで、平素は藩内の勤怠邪正を調査し、これを大目付へ密告する。
『平素は物しずかな』この男、いざとなれば・・・・・・

(なるほど・・・・・・大名家の下目付とは、いざとなると、こうしたものか・・・・・・)
 何やら、のみこめたおもいがしたのである。
大治郎が驚くほどの仕事ぶり。
締めるところは締めていかないとねー。

(緊急時の自分の判断が間違いなら)『腹を切ればすむことでございます』と
『淡々という』のが杉山米次郎。
 それだけに、かねてから杉山が、役職の責任を、
「いのちがけで・・・・・・」
 負っている覚悟のほどが、大治郎にはひしひしと感じられたのである。
覚悟が無いからッ!
杉山さんがいりゃあなぁ・・・・・・。



「そういえば佐々木三冬・・・・・・いや、お前の恋女の始末を、これから、どうつけるつもりかよ?」
「あ・・・・・・父上。小針又三郎が、遠くで手を振っております」
( ・∀・)ニヤニヤ



ビリビリからニヤニヤまで盛りだくさん。
以上、『シリーズ第5弾』でありました。



解説
常盤新平


『白い鬼』を読んだのは、これでなんどめだろう。これを読めば、つぎの『新妻』を読みたくなる。『剣客商売』もまたそういう癖がついてしまうシリーズである。
ハゲドウッ!
・・・・・・『新妻』だって!?
急げ、ぼおこffへ!!!

封神演義 第23部 導なき道へ・・・ 藤崎竜 2000年12月27日 集英社

2015-11-14 07:52:05 | 封神演義
つのスーパー宝貝を駆使し、女媧に対抗する太公望ら。だが善戦むなしく、女媧は完全体を取り戻しその強大なる力を見せつける! 暴走する道標を討つための計画が終わりを告げる時、そこに残るものとは・・・!?
裏表紙より。
ついに決着、ついに完結。



第196回 グレート・マザー②―肉体―

燃燈「スーパー宝貝が効くとなれば女媧など恐るるに足りぬ!!!」
反撃開始だ!


燃燈「重力万倍!!!」
楊戩「黄金の龍!!?」
哪吒「どうやら金蛟剪とは七匹の龍を出すよりもこの一匹のみの方が強いものらしい」
張奎フーーーーーーッ!!!
楊戩「やれやれ・・・」
 「みんな強くなってしまって僕もうかうかしてられないな」
太上老君フヌーッ!!!
各々無双。

ダメージが入るようになった途端、この様だよ!
女媧にとって「実戦」は数万年・・・・・・数十万年ぶりだからかもしれない。
申公豹「しかしあれらの女媧はあくまで分身・・・」
 「一部にすぎません」
四不像「確かに申公豹の言う通りだぜ太公望」
 「女媧の中のボスをたたかねぇと・・・・・・」
それな。

『ボス女媧』を探していた武吉が発見したものは・・・・・・
武吉「妲己がいます・・・」
太公望「何っ!!?」
武吉「しかもあれって・・・」
 「死んでるように見えるけど・・・」
なんですとー?

とにかく妲己ちゃんのところへ急げ急げ!
黒点虎!!!
 「ね・・・・・・ねぇ申公豹」
申公豹「何ですか黒点虎?」
黒点虎「太公望の背中に変なものがくっついてるよ」
視力10.0の武吉も見落としていたものを見つけるとは・・・・・・
流石は千里眼っス!

『死んでる 』(?)妲己ちゃんの近くには、封印されし『女媧の肉体』が。
太公望がそこに近づいたとき、『変なもの』がアクション。
女媧「わらわはいったん退散せり!!」
 「肉体に入れば外部から決して傷つけることあたわず!!!」
六魂幡で包もう(提案)

太公望と武吉の追撃を振り切り、女媧は肉体に飛び込んで籠城・・・・・・!
女媧 !!?
えっ


太公望「やはり・・・!!!」
女媧?「いゃ~~ん♡」
太公望「女媧の肉体を乗っ取ったな!!」
 「妲己!!!」
妲己「使い慣れない肉体だからうまく歩けないわん♡」
えええーーーーー!!?で次回。





第197回 グレート・マザー③―妲己ちゃんの秘密―

妲己「バイバイ太公望ちゃん」
こうして妲己ちゃんは見事に目的を成し遂げました。
めでたしめでたし・・・・・・だったのに、ナ。
良ゲーだけど、妲己ちゃんは微妙な扱いになった(´・ω・)

まぁそれは置いといて・・・・・・もうちょっとだけ続くんじゃ。





第198回 グレート・マザー④―静動―

元始天尊、白鶴、黒鶴 ボエエエエエエ
ドドン
金吒「なにやっとんのあんたら?」
それもそうだけど、金吒、木吒は居残り組かよw
ダメ親父の李靖すら崑崙山2に乗り込んだのに、まったく!まったくなー!


何もかも片付いたかと思いきや、『あたりを包む強烈な存在感』。
太公望来るぞ!!!
ちょっ・・・・・・


哪吒「ム!!!」
 「ム」
 「ム」
 「ム」
 「ムゥ!!!!!」
楊戩「こっ・・・これはもう・・・・・・」
張奎「ムリなんじゃないのか・・・」
 「ぶっ!!
\(^o^)/


燃燈「あきらめるな!!」
 「心を圧されたら負けだ!!!」
 「敗北は己の中にあると思え!!!」
せやかてネントウ!

申公豹「しかし!!!」
大変貴重な、申公豹の真顔。
この状況でも『やれやれ』と無傷なのは流石である。

ただただ圧倒される破壊活動を始めたのはもちろんー
女媧 もうこんな星などいらない!!!
女媧、完全復活・・・・・・!!





第199回 グレート・マザー⑤―吸収―

楊戩「女媧め!!!」
 「やりたい放題じゃないか!!!」
地球、終了のお知らせ\(^o^)/


こんなこともあろうかと、太公望がしてきた『準備』とは!?
太公望みなの者!!
 わしに力を集めよ!!!
おお・・・・・・?

太乙「私たちの力が・・・」
蝉玉「宝貝を通して・・・」
 「太公望に流れてゆく!!!」
これこそ太極図の『本来の使い方』!
すなわち『太極図戦闘形態!!!』。

手も足も出ないかと思われた女媧相手に激闘を繰り広げる太公望。
これでかつ・・・・・・る?
楊戩「――にしても・・・・・・」
 「僕たちの力を吸収してもなお五分なのか・・・」
申公豹「そうでしょうか?」
楊戩「・・・・・・・・・・・・・・・」
 「五分ではないと?」
えっ


申公豹「あれを五分と見たとしても・・・」
 「五分で勝利は有り得ません!!」
レベルが違い過ぎて楊戩すら戦況を読めない中、
申公豹だけは見抜いていたのです・・・・・・!!





第200回 封神台解放!!

燃燈「―――!!!」
 「王奕!!」
バホ
バホ
バホ
申公豹「やはり押されはじめましたか」
楊戩「師叔!!!」
あわわわわわ・・・・・・((;゜д゜))


女媧「さらばだ」
 「伏羲!!!」

楊戩「いけない・・・」

 「女媧は復元の暇さえ与えないつもりだ!!!」
 「このままでは・・・・・・」
ディアナ!

ん・・・・・・?
ちがった、
太公望 ・・・・・・消える!!!
はい、ごめんなさい。

もーはやーこれまーでー
太公望はおしまいじゃー
地球もおしまいじゃー
おしまいなのじゃー
???? あきらめないで望ちゃん!!!


手の震えが・・・・・・止まりません。


太公望「そうだのう!!!」
これで勝つる!





第201回 導なき道へ・・・㊤

元始天尊行け伏羲・・・いや太公望よ!!!
 今こそ人は道標を外れる時じゃ!!!
今が駆け抜ける時!!!


皆の力を1つに合わせ、今こそ歴史の道標・女媧に引導を・・・・・・!
女媧「い・・・」
 「いやだ・・・・・・」

 「一人で逝くのは・・・」
 「もう一人は・・・・・・」

太公望「!!!」
女媧「いやだ・・・」
 「伏羲・・・」
 「おまえも・・・」


申公豹、楊戩「何っ!!?」

激闘の結末は・・・・・・。





第202回 導なき道へ・・・㊦

武吉消化班行きまーっす!!!
四不像御主人いま助けるっスーーーっ!!!

 「――でもこの水はどこから・・・」
そんな水かけたら火がつくどころか[削除されました]



やがて・・・

女媧が放った最後の光は消え後には仙道たちだけが残されたという・・・・・・



かくして歴史の道標・女媧は消滅し彼らの戦いも終結したのであった
それはこの星の歴史の根幹である神話の時代の終わりを意味していた
最後の戦い、終結。

もーちょこーーーっとだけ続くんじゃ。





第203回 あとしまつ㊤

四不像、武吉「えええええええええええええええええええええええええっ!!!!!?
正確な再現は不可能につき、お手元でご確認ください!





第204回 あとしまつ㊦

導はなくなったのだから
これはスカイハイ化せざるを得ない。
ありがとう!そして、ありがとう!




断崖絶壁今何処二十二

フジリュー「ノーバディーキャン ストップグータラ生活」
『4年半ぐらいも続いた』んだもの!
誰に止めることができようか、いや誰にもできまい・・・・・・


シマ氏の亡霊「キミはこれからWS版封神ゲームのPR用読切りを描かねばならぬのだーっ!!!」
亡霊になっても鬼だった。
これね
ゲームのPRにはなってないだろってのは気にしたら負けだ!


フジリュー またいつか どこかでお会いしましょう
また会おう!そして、また会おう!


武装錬金 1新しい命 和月伸宏 2004年1月30日 集英社

2015-11-13 06:48:23 | 武装錬金
錬金術によって造られた、人を喰らう怪物・ホムンクルス!! 怪物に殺された高校生・武藤カズキは、謎の少女・斗貴子に〝核鉄〟を与えられ、生き返る・・・それは、カズキの新たな命であるとともに、怪物と戦う力だった!!
裏表紙より。
えっ、これ10年以上前だっけ?



第1話 新しい命

????(少年) 夢だ!
 こんなん夢に決まってる!!
 じゃなきゃあんな怪物
 在るはずない!!
その怪物から少女を庇った少年は・・・・・・!


????(少年)うわああッ!!?
なんだ、夢か

少年の名は武藤カズキ。
ははは、この寝坊助さんめ。

気の置けない友人がいて、カワイイ妹がいて・・・・・・
ごくフツーの男子高校生カズキに、謎のメールが届く。

新しい命
大事に扱いなさい。
カズキ「・・・・・・なんだ」
 「コレ?」
新しいタイプのイタズラメールかな?



????(少女)「・・・・・・・・・平和な街」
 「けど敵は必ず潜んでいる――」
ミニスカで高いところに立つのはお止めになった方が・・・・・・


罰当番の掃除で、1人遅くまで校舎に残っていたカズキ。
いや、残っていたのはカズキだけじゃなかった。
巳田「それは昨夜」
 「私の食事を邪魔した輩が落とした物・・・」
 「2―B武藤カズキ」
 「キサマか――・・・」
・・・・・・おや!?
みたせんせいの ようすが・・・・・・!


巳田確実に殺す!!
カズキ!?
カズキ 夢じゃない!
 夢なんかじゃなかった!!
おじさんは、ドラゴンだったのです!
先生は、ヘビの怪物だったのです!

逃げ回るカズキ、鳴る携帯。
通話の相手は謎の少女。
????(少女)「アレの名称は」
 「〝ホムンクルス〟」
 「人に潜み人に化け」
 「人を喰らう怪物だ」
あなたの隣人も、主食は人間かもしれません・・・・・・タモリか。


????(少女)「〝力〟を使うコトを許可する」
 「戦え!」
無理(´・ω・`)デス

カズキは必死に逃げ続けるも・・・・・・
????(少女)「巻き込まれたらもう」
 「逃げ場などない」
まひろ「びっくりしたぁ」
 「どうしたの恐いカオして」
ああっ!?
妹のまひろが、帰りの遅いカズキを心配して・・・・・・!
巻き込んだ!!

早く、早く逃げっ・・・・・・
巳田「昨夜 食い損ねた分の代わり」
 「これで良し!」
\(^o^)/

よくないぞ!?
巳田「妹と仲良く喰われろ」
回想????(少女) 掌握!決意!そして咆哮!!
カズキ「喰いたきゃ喰え」
 「ただし」
回想????(少女)その名称―――
 「まひろは」
 「返してもらう!」
 武装錬金!!
妹を救うため、ついにカズキの『〝力〟』が発動する!


カズキまひろとオレの命返してもらうぞ!!
やたー
ヘビの怪物ぶっとばしたよー


????(少女)「突撃槍の武装錬金か」
 「考えなしで飛び出すキミの性格そのまんまだな」
 武装
 錬金
 バルキリースカート!!
哀れヘビさんは細切れにされて完全終了。

カズキ 人を喰らう錬金術の怪物!
 それを追って現れた錬金術を識る女のコ!!
 そしてオレの新しい命武装錬金!!
カズキの世にも奇妙な冒険、開幕!
・・・・・・『心臓の役割』ってどういう仕組みだよ(´・ω・)





第2話 ミッドナイト・ラン

????(少女)「錬金術は二つだけ」
 「常識では測れない超常の成功を収めたそれが――」
 「人造生体
 「武装錬金!
(´・∀・`)ヘー
『常識では測れない』なら仕方ない。

現在この街には、巳田先生のような怪物が他にもいるらしい。
よーし、全部このランスでやっつけるお!( ^ω^)
????(少女)「先刻は緊急回避として致し方なかったが」
 「〝戦闘〟は本来私の任務だ」
これぞ戦士の顔・・・・・・!

からのー
????(少女)「キミは来るな」
 「来てはいけない」
 「妹と一緒に」
 「帰りなさい」
これで帰って朝までぐっすり寝たら逆にスゴイ
天然でやってるからタチが悪いナー。



????(少女)臓物を
 ブチ撒けろ!!
記念すべき、初・ブチ撒けろ
この先彼女は何度となくブチ撒けることになります。

サルの怪物軍団相手に奮戦するも・・・・・・
サルのボス「一人は辛いね!」
 「錬金の戦士!」
ああっ!?
あぶなーい!!

カズキ武装
 錬金!!
へいへいへーい!
そして見事に敵を粉砕!

カズキ「化物退治!」
 「オレも手伝う!!」
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」のです。
おめでとう! カズキは
せんしみならいに しんかした!





第3話 ホムンクルスの正体

カズキ「ストロ
 「ベリ~~
もう一度しんでもいいのよ


カズキと謎の少女改め斗貴子さんは本格的に調査開始。
斗貴子「結論から言うとココはアジトではなく」
 「ホムンクルスの研究室だ」
ほうほう。


カズキ「・・・・・・・・・・・・」
 「犠牲者だらけだ」
斗貴子「そうだ」
 「それを知ってて何者かがココで化物を研究 製造していたんだ」
 「食い止められるのはキミと私の
 武装錬金だけだ
その2人の上空には、怪しい影がありました。

鳥の怪物「攻撃しますか」
 「ここからでも仕留める自信はあります」
????(主)「いやここは一つ」
 「友好的にアプローチしよう」
どうやら敵さんはフレンドリィな方なようで・・・・・・


カズキ「斗貴子さん!!」
・・・・・・ッ!
あっぶねー!
危うくホムンクルスの本体に寄生されるとこだ!

売られたケンカは買ってやんよぉ!
カズキ突き刺され!
 オレの武装錬金!!
ええー・・・・・・?
上空何メートルっスか、これ。
『心臓の代わり』だから、手元から離すとヤバいんじゃ・・・・・・
それこそ空を飛ぶ相手に持って行かれたらどうするつもりだったんだろう。

????(主)「驚いた」
 「これが錬金の戦士か」
読者も驚くよ、別の意味で

結局「犯人」は逃げ去ったものの、『カズキと同じ学校の男』と判明。
斗貴子「残る敵はホムンクルス3体と」
 「蝶々覆面の創造主」
よっし、全部ブチ撒ける方向で!

パミィィィィ・・・
・・・・・・あれ?





第4話 ホムンクルス・寄生

まひろ「ホントだ」
 「お兄ちゃんにカノジョー!」
もう一度しんでもいいのよ

まひろと、友人3人と・・・・・・
斗貴子「厄介なコトになった」
 「弾くのではなく
 斬り裂くべきだった
余計なものも合流。

どうする、どうする!?
斗貴子 私のバルキリースカートは俊敏にして正確
 四人の標的に四本のアーム
 誰が狙われようと必ずフォロー出来る!
いつから自分は標的ではないと錯覚していた?

斗貴子さん、痛恨のミス・・・・・・!
反応が遅れた斗貴子さんをカズキが守ろうとしたものの・・・・・・
斗貴子「キミのおかげで」
 「脳への侵入は免れた」
あああ・・・・・・。

このままだと、1週間もすれば斗貴子さんは怪物の仲間入り。
カズキ 一週間でこの突撃槍を必ず使いこなして
 〝蝶々覆面の創造主〟を捕まえる!!
やぁぁぁってやるぜっ!





第5話 VS.蛙井(前編)

カズキ「なんにってモチロン」
着るんだよ
主語って大切だなーと思いました。

あれから4日。
『蝶々覆面の創造主』は見つからず。

徐々に体を蝕まれていく斗貴子さんを、
『蝶々覆面の創造主』が造ったホムンクルスの1人、蛙井が狙う!
カズキ「邪魔をする!」 
 斗貴子さんは食べさせない!
 オマエを倒して創造主のコトも吐かせる!!
悪党とは取引の必要無し!
カズキ、1人でやれんのか!?




第6話 VS.蛙井(後編)

蛙井「あっけないけど」
 「ハイお終い」
\(^o^)/



斗貴子「そうか カズキはこういうのがスキなのか」
反応が大人だなぁ。
・・・・・・ところでリーゼント君、ソレはどこでゲットできるの?


蛙井にボコボコにされても立ち上がるカズキ。
カズキ「コレは斗貴子さんがくれた新しい命・・・」
 「この新しい命に宿るのは自分を守るための力じゃない」
 「オマエ達からみんなの命を守るための
 戦う力だ!!
キタ――(゜∀゜)――!!

自らの武装錬金の『特性』を理解したカズキ。
カズキ「約束だ!」
 「創造主のコト全部」
蛙井「ヒィイッ!!!」
カズキ吐いてもらうぞ!!!
ひゃっほう!
・・・・・・バルキリースカートの『特性』は地味すぎるな。




第7話 キミは少し 強くなった

斗貴子「忠告はしたぞ動かなければ―――
 楽に殺してやると!
ホムンクルスに素手で大ダメージを与える描写は、
「ホムンクルスは武装錬金でしか倒せない」って設定が台無しじゃないかなぁ。


斗貴子「キミは今日」
 「少し強くなった」
 明日からまた頑張るために
 今夜一晩はゆっくりお休み・・・・・・
膝枕にはまだ早い



キャラ紹介『キャラクターファイル』や
1話ごとの制作秘話『ライナーノート』もあるよ!
和月先生は単行本制作頑張りすぎなくらい。

チップス先生 さようなら ヒルトン 菊池重三郎訳 1956年7月30日 新潮社

2015-11-12 06:16:19 | その他小説
霧深い夕暮れ、炉辺に坐って回想にふけるチップス先生の胸に、ブルックフィールド中学での六十余年の楽しい思い出が去来する。腕白だが礼儀正しい学生たちとの愉快な生活、美しく聡明だった亡き妻、大戦当時の緊張した日々・・・・・・。愛情に満ち、しゃれの名人でもある英国人気質の老教師と厳格な反面ユーモアに満ちた英国の代表的なパブリック・スクールの生活を描いて絶讃された名作。
裏表紙より。
袖の写真を見るに、どうやら映画化もされているらしい。
半世紀以上前に『絶讃された名作』、はたしてその内容は・・・・・・?




「コリー、君は・・・・・・あーム・・・・・・遺伝の・・・・・・あーム・・・・・・素晴らしい実例だ。わしは君のお祖父さんを覚えているが・・・・・・あーム・・・・・・お祖父さんはな、ラテン語の絶対奪格が最後まで分らずじまいだった。つまり、頭が悪かったんだな、君のお祖父さんという人は。ところが、君のお父さんは、その壁ぎわの向こうの机にいつも坐っていたんだが・・・・・・ま、似たり寄ったりというところだった。しかしだ、わしの考えで、これだけは絶対だと思うんだが、ね・・・・・・コリー君や・・・・・・君は・・・・・・あーム・・・・・・三人のうちでズバ抜けて頭が悪いよ!」
ちくしょうめwww
こんな教師だったらしいです。




 それはある意味では真実だった。なぜなら、新しい世紀が始まるころには、チップスは、目につく癖と聞き慣れた冗談とが、渾然一つの調和をつくる円熟の境に到達したからである。
チップス先生は1848年生まれ。
50歳で『円熟の境に到達した』と言えるものがあるかどうか。
亀の甲の方が役に立つような人間になっていたらと思うとゾッとする。
どうする・・・・・・どうすれば・・・・・・
「四の五の言わずにやりゃあいいんだよ」




 静かな、ものに感じ易い少年だったが・・・・・・。後日、チップスがお悔みを述べるような運命になった相手は、父親のグレイスンで、この息子の方ではなかった。
(´・ω・)
「そういう時代」と流すのは簡単だけど・・・・・・
100年も経たない程度の誤差なんだよね。




「ねえ、わしは若い者と違うんだし、あんまり・・・・・・あー・・・・・・期待をかけられても、困ってしまう。わしは、ほらどこでも見掛けるあの新米の大佐や少佐のようなものでさ、謂わば、戦時僥倖者ですよ。兵士上がりの将校、まあ、そのへんのところですな」
『最後の栄誉』を、『戦時僥倖者』(まぐれあたり)と言い切って振り捨てる。
名誉への執着は金銭への執着よりも厄介らしいしなぁ・・・・・・。
特許大学のような馬鹿げた話もあるし。




「たしかに・・・・・・あーム・・・・・・ある」
こう言えるように、生きたい。




悲しいとか哀しいとは違う・・・・・・
「静かな本」というか、「静める本」というか。
108ページと短い話なんだけど、ゆっくり読んでね!

手元にあるのが1992年5月30日の『八十四刷』。
『絶讃された名作』、看板に偽り無し。

新明解国語辞典 第五版 [小型版] 金田一京助 1997年12月10日 三省堂(3回目)

2015-11-11 06:03:04 | 新明解国語辞典
ワハハハハ!これが俺様の以下略!
ランダム!ランダム!ランダム!



ぷりん ぷりん2⃣(副)―する 「ぷりぷり㊀㊁」の強調表現。
なんだこれw
『ぷりぷり』の強調っていうと、「彼女はぷりんぷりんと怒っている」・・・・・・?

これは『ぷりぷり』を調べざるをえない。



ぷり ぷり1⃣―と ―する ㊀内容が充実していて、弾力のあることを表わす。「―した魚〔=生きのいい形容〕」㊁ちょっと動かしても小刻みに揺れる形容。㊂腹立たしい気持を抑えかねている様子であることを表わす。「その場は、母の取りなしで、やっとおさまったが、父は、なお―していた。」
③は違った。
ですよね(´・ω・)



タワリシチ3⃣〔ロ tovarishch〕仲間。同志。
「ゴルゴ13」でロシア系の組織の人がよく言っているやつ。
初版が戦時中だから、ロシアの言葉も自然と入ってきたということかな。



タン シチュー3⃣〔stewrd tongue の日本語系〕牛の舌を煮込んだ料理。
これまたピンポイントなw
あえて選出するほどの人気メニューだったんだろうか。



オー イチゴーナナ1⃣-3⃣【O-157】病原性大腸菌の一つのタイプ。指定伝染病の一つ。〔Oはドイツ語のOhne(無い)の頭文字。培養するときシャーレに曇りが「無い」の意〕
本日の(´・∀・`)ヘー
食中毒の話題になったら(どやぁ)チャンス!



ね ざけ0⃣【寝酒】 〔よく寝られるように〕寝るちょっと前に飲む酒。
「寝る前にちょっと飲む酒」ではないのか。
「なら一杯と言わずイッパイ飲もう!」と思った人は、寝酒でググればいいと思います。



ほろ にが・い4⃣:4⃣【ほろ苦い】(形) 多少苦(みが有ってうま)い。――さ3⃣
『(みが有ってうま)』←重要

・・・・・・『ほろ』ってなんだろね?

ほろ(造語) 幾分かそのような感じがすることを表わす。「―苦い・―酔い」
hmhm。

そんじゃ『苦い』の正確なところは?
にが・い2⃣:2⃣【苦い】(形) ㊀〔二度と味わいたくないような〕いやな感じの味だ。「―〔=不機嫌な〕顔」㊁二度と経験したくないほど、不愉快だ。「―思い/―経験」 ――さ1⃣
そんなに!?
嫌いすぎだろw




「ほろ苦い人生でござった」と言えるようにイキタイでござるおしまい。