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シオデ・3~雄花序

 松木日向緑地の林縁で蔓を伸ばしている「シオデ(牛尾菜・四緒手)」。シオデ科(←ユリ科)シオデ属のつる性多年草で雌雄異株。写真は雄花の散形花序で直径は3センチほど。ひとつの小さな花の反り返った花被片は長さ3~4ミリで雄蕊は6本ある。
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ノラニンジン・1~中央花

 セリ科ニンジン属の「ノラニンジン(野良人参)」。草丈は50~60センチで、夏に茎の頭頂部に直径7~8センチの複散形花序を付け、直径2~3ミリの小さな花を密生させる。ここは首都大学東京キャンパス内の空き地で、昨年、工事用資材が運び込まれその生存を心配していた。資材が置かれた場所はどうしようもないが、それでも空き地の隅のほうに何とか10株程度見られて一安心。しかしまだ予断を許さない。開花している株をひとつひとつ調べてみると、花序の中央に赤い花があるものが2株だけあった。この中央花が何のためにあるのかまだわかっておらず、植物学者たちが150年以上も議論を続けてきたというネットの記述もあるが、近年ではこの中央花は、白一色の花に止まっている虫に見せて、ここに蜜があると他の昆虫に知らせるサインではないかという説が有力のようだ。
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