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北軽井沢番外編・46~コバノイチヤクソウ

 ツツジ科(←イチヤクソウ科)イチヤクソウ属の「コバノイチヤクソウ(小葉一薬草)」。北軽井沢の林内で見つけた時はイチヤクソウだと思っていたが、ここは標高1,100メートルの亜高山帯であり、イチヤクソウとは分布域が異なり、その葉は小さいのでコバノイチヤクソウと判断した。萼片の形を見ると同じ亜高山帯に生育するジンヨウイチヤクソウ(腎葉一薬草)やマルバノイチヤクソウ(丸葉の一薬草)の可能性もある。次回訪れる際に確認しよう。
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エンジュ・2~花

 上柚木緑地公園下の道路は「エンジュ(槐)」の並木道になっている。排気ガスに強く樹形も整うので、都心の幹線道路などでも良く見掛ける。ここでは樹の下が真っ白になるほど花が落ちていて既に終盤だった。果実は秋に数珠状に稔る。エンジュはマメ科エンジュ属の落葉高木で中国原産。日本には薬木として古くに入ってきた。花や果実にルチンを多く含み、蕾を乾燥させたものが生薬の“槐花(かいか)”で、血管の強化作用があり、止血や高血圧症などの治療に使われている。中国では尊貴の樹とされるが、日本では“延寿”の字を当てて、鬼が病魔を追い払う魔除けの樹、長寿の樹として親しまれている。
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