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ホタルカズラ・2~霧降の道

 長沼公園“長沼口”から“霧降の道”を少し登ったところで見つけた「ホタルカズラ(蛍蔓)」。ムラサキ科ムラサキ属の多年草で花径は2センチほど。花の中心にある5本の白いラインをホタルの光に見立てている。蕾や咲き始めは赤紫色で、その後、青紫色に変わっていく。当地では個体数は少ないと思われ、以前内裏谷戸公園で見つけたものはその後消滅し、今は小山内裏公園と長池公園だけで観察していた。長沼公園にこの時期に訪れたことがなかったが、ここに生育することがわかって大喜び。この界隈の公園や緑地はもう15年以上も探索しているが、まだまだ意外な発見が多い。
 私は京王相模原線南大沢駅から徒歩10分のところに住んでいるが、以下にこの界隈の地図をリンクしておこう。ちなみにこの長沼公園は南大沢から北方面の京王線長沼駅付近にある。
南大沢駅から北方面(長沼公園、東京薬科大学、富士見台公園など)
南大沢駅から東方面(堀之内沖ノ谷戸公園、東中野公園、大塚東公園など)
南大沢駅から西方面(小山内裏公園、上柚木公園、鑓水公園など)
南大沢駅から南方面(長池公園、清水入緑地、蓮生寺公園など)
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シロノヂシャ・1~別所実緑地

 別所実緑地の道端に咲く「シロノヂシャ(白野萵苣)」。スイカズラ科(←オミナエシ科)ノヂシャ属の一年草もしくは越年草で北アメリカ原産の帰化植物。花冠は5裂し直径2ミリほどで、雄蕊は3本ある。初めはヨーロッパ原産のノヂシャとしていたが、白花はシロノヂシャとして別種とするようだ。シロノヂシャは平成11年(1999年)に神奈川県綾瀬市で見つかり、その後、各地に拡がっている。ノヂシャのほうは、もともとサラダ用に栽培されていたものが野生化したもの。“萵苣(ちしゃ)”とは、レタスやサラダ菜などを指し、ノヂシャは“野にあるレタス”の意味になる。ところがレタスはキク科でノヂシャとは科が異なる。
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サンショウ・5~雌花

 雄花の次は雌花の観察。「サンショウ(山椒)」の雌花は直径5ミリほどで子房と花柱が2個ずつある。花被片は7~8枚で先端は尖っている。サンショウは何度も見ていたが、雌花を撮り忘れていたので、これで宿題がひとつ完了。
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