平山城址公園の林間で見つけた「ウスバカゲロウ(薄翅蜉蝣)」。ウスバカゲロウ科の昆虫で体長は4~5センチ。この幼虫が“アリジゴク(蟻地獄)”と呼ばれる。漢字は“薄・馬鹿・下郎”ではなく、“薄馬鹿野郎”でもない。写真を撮った時は1匹だと思っていたが、もう1匹いた。スプリング・エフェメラルの喩えの儚い命で知られる“カゲロウ(蜉蝣)”とは違う仲間になる。
大塚東公園で春型の「センボンヤリ(千本槍)」を見たが、花は終盤だったため、1週間後にはもう綿毛になっていた。センボンヤリはキク科センボンヤリ属の多年草で、綿毛の様子を大名行列の毛槍に見立てて名付けられている。この場所には3本しか立っていないので、大名行列には物足りない。