熊谷聖司|EACH LITTLE THING、本日初日〜!
久々に熊谷さんとお会いしました。またガツンとやられた感じ。
いつお会いしてもステディに写真と向き合っていて、
その変わらないスタンスにボクはいつも「ハッ」とさせられるのです。
この“EACH LITTLE THING”っていう
写真集&写真展も欠かさずチェックしてきたのだけど、
どの被写体に対しても等間隔に“等しく小さなモノ”として
扱っているところが、引き込まれる。
でも、ノーファインダーで意思なく捉えている訳では決してなくて、
1枚1枚、ちゃんと熊谷さんの欲望が意思が興味が写っている。
その写真家の心の動きがズコンと観る側に伝わってくるから、何度観ても飽きない。
「自分で編集をやるとどうしても〈情〉みたいなものが入り込んできて、
それが鼻についてしまう。〈情〉に訴えかける方がわかりやすいし、
そっちの方が売れるかもしれないけれど、
それはいまの世の中だけで共有しうる感情というか。
それを押しつけるのってどうなんだろうと思ったんです。
もし、誰かに必要とされなくなっても、
写真家はそれを悲しんだらいけないし、
そんなところに立っていてはいけない。
残っていくものってもっと違うものだと思うんだよね」
雑誌の特集記事に載っていた熊谷さんのコトバ。
〈誰かに必要とされなくなっても、写真家はそれを悲しんだらいけない〉
という訣別の立ち位置が、まさに“等しく小さなモノ”との距離感だし、
〈情〉に訴えかけるのは〈いまの世の中だけで共有しうる感情〉
だから鼻につくってのは、まさに熊谷さんのスタンスそのもの。
どこまでもブレない核心のある目線、自分もしっかり育てなければ…なと、
フンドシを締めてかかるのでした。0730まで開催。
久々に熊谷さんとお会いしました。またガツンとやられた感じ。
いつお会いしてもステディに写真と向き合っていて、
その変わらないスタンスにボクはいつも「ハッ」とさせられるのです。
この“EACH LITTLE THING”っていう
写真集&写真展も欠かさずチェックしてきたのだけど、
どの被写体に対しても等間隔に“等しく小さなモノ”として
扱っているところが、引き込まれる。
でも、ノーファインダーで意思なく捉えている訳では決してなくて、
1枚1枚、ちゃんと熊谷さんの欲望が意思が興味が写っている。
その写真家の心の動きがズコンと観る側に伝わってくるから、何度観ても飽きない。
「自分で編集をやるとどうしても〈情〉みたいなものが入り込んできて、
それが鼻についてしまう。〈情〉に訴えかける方がわかりやすいし、
そっちの方が売れるかもしれないけれど、
それはいまの世の中だけで共有しうる感情というか。
それを押しつけるのってどうなんだろうと思ったんです。
もし、誰かに必要とされなくなっても、
写真家はそれを悲しんだらいけないし、
そんなところに立っていてはいけない。
残っていくものってもっと違うものだと思うんだよね」
雑誌の特集記事に載っていた熊谷さんのコトバ。
〈誰かに必要とされなくなっても、写真家はそれを悲しんだらいけない〉
という訣別の立ち位置が、まさに“等しく小さなモノ”との距離感だし、
〈情〉に訴えかけるのは〈いまの世の中だけで共有しうる感情〉
だから鼻につくってのは、まさに熊谷さんのスタンスそのもの。
どこまでもブレない核心のある目線、自分もしっかり育てなければ…なと、
フンドシを締めてかかるのでした。0730まで開催。