ダンスカンパニーMOKK活動10周年記念全国ツアー公演
MOKKproject05『地樹なく声、ピリカ』@ロームシアター京都
京都初演のあと、すみれさんと先斗町界隈の「クラムボンがよく行くお店」へ。
そんとき写真の話になり、ボクが目指す写真の展望は?みたいな質問を受け、
思いの丈ばかりでロクにコトバを紡ぐことが出来なかったのだけど、
翌日の最終公演を一観客として受け止めているうちに、
シナプスが繋がるようにいろんなことが明解になったのだった。
そうそう、すみれさん、ボクが言いたかったのは、コレですコレ!
MOKKの『ピリカ』から素敵なビジョン受けとって
「そやそや、こういう写真が撮りたいんや」って、
いつの間にか関西弁で独りごちる。
舞台芸術って、特にダンスのようなコトバを持たない作品は、
観る側の思考や思想がそのまま見える化するって云うけど、
ボクが目指す写真ってコレなんです。
つまりは【関係性】なんですよ。
ひとりが動くと波立つプールのように、
お互いの動きが影響し合って全体が存在している。
それは何も人に限った話ではなく、風も樹々も動物たちも、
あらゆる生命体が有機的につながっているのだけど、
ズームインすればひとつひとつの動きの連なりが、
ズームアウトすると大きなうねりとなっていて、
「いのち」って結局、その【あいだ】に存在するんじゃないかって。
社会学的には、
ひとりひとりの作り出す波が、
政治や経済や社会の綻びの因子になってるってコトなんだけど、
もっと根源的に
「あなたの命は、目の前のボクと、先祖のおじいちゃんと、遠景の山々と、
これから生まれる子どもたちとの【あいだ】に存在する」んだって。
だから収斂して霧散する精霊たちのダンスのような、
クライマックスのこの場面は、「いのち」そのものだったなぁ。
ボクはそういう【関係性】が見える写真が撮りたいの、です。
構成・演出・振付/村本すみれ
出演/青木尚哉 新宅一平 竹内英
明 森川弘和 金子愛帆 小松睦 菅彩夏 手代木花野 中村優希 村田茜
音楽/松本淳一
美術/青木拓也
照明/高田政義
音響/林あきの
舞台監督/湯山千景
制作/上栗陽子、鳥井由美子
協賛/parkERs
主催・企画制作/MOKK
MOKKproject05『地樹なく声、ピリカ』@ロームシアター京都
京都初演のあと、すみれさんと先斗町界隈の「クラムボンがよく行くお店」へ。
そんとき写真の話になり、ボクが目指す写真の展望は?みたいな質問を受け、
思いの丈ばかりでロクにコトバを紡ぐことが出来なかったのだけど、
翌日の最終公演を一観客として受け止めているうちに、
シナプスが繋がるようにいろんなことが明解になったのだった。
そうそう、すみれさん、ボクが言いたかったのは、コレですコレ!
MOKKの『ピリカ』から素敵なビジョン受けとって
「そやそや、こういう写真が撮りたいんや」って、
いつの間にか関西弁で独りごちる。
舞台芸術って、特にダンスのようなコトバを持たない作品は、
観る側の思考や思想がそのまま見える化するって云うけど、
ボクが目指す写真ってコレなんです。
つまりは【関係性】なんですよ。
ひとりが動くと波立つプールのように、
お互いの動きが影響し合って全体が存在している。
それは何も人に限った話ではなく、風も樹々も動物たちも、
あらゆる生命体が有機的につながっているのだけど、
ズームインすればひとつひとつの動きの連なりが、
ズームアウトすると大きなうねりとなっていて、
「いのち」って結局、その【あいだ】に存在するんじゃないかって。
社会学的には、
ひとりひとりの作り出す波が、
政治や経済や社会の綻びの因子になってるってコトなんだけど、
もっと根源的に
「あなたの命は、目の前のボクと、先祖のおじいちゃんと、遠景の山々と、
これから生まれる子どもたちとの【あいだ】に存在する」んだって。
だから収斂して霧散する精霊たちのダンスのような、
クライマックスのこの場面は、「いのち」そのものだったなぁ。
ボクはそういう【関係性】が見える写真が撮りたいの、です。
構成・演出・振付/村本すみれ
出演/青木尚哉 新宅一平 竹内英
明 森川弘和 金子愛帆 小松睦 菅彩夏 手代木花野 中村優希 村田茜
音楽/松本淳一
美術/青木拓也
照明/高田政義
音響/林あきの
舞台監督/湯山千景
制作/上栗陽子、鳥井由美子
協賛/parkERs
主催・企画制作/MOKK
アナログスイッチ 12th situation、初日観劇〜!
「愛でもないし、youでもなくて、ジェイ。」@花まる学習会王子小劇場
アマヤドリで異彩を放っていた役者、秋本くんの劇団アナログスイッチ 。
いつか観に行かねば…と思って、昨日やっと足を運びました!
「村」と「東京」の対比をベースにワンシチュエーションで見せる群像劇。
東京から帰還する〈泉くん〉の歓迎会を軸に、
同級生どうしの「村」「東京」への軸足の相違が露わとなり、
終にはそのモヤモヤが舞台上で爆発、
あらゆる感情の波が収縮を繰り返すのだけど、
コチラも大いに揺さぶられ引き込まれる作品でした。
秋本くんの抑えた演技と惚けた存在が、
周りのドタバタに翻弄されていく感じが「笑い」を生んでいて、
「笑い」が心をほぐすから、すっと作品に感情移入していく。
「東京」という怪物があらゆる軋みや歪みを「村」にもたらし、
Uターンすることでの負荷が〈泉くん〉を打ちのめしていく展開も秀逸で、グッと来ました。
あらためて一極集中の弊害を考えさせられたわぁ。
30日まで、7ステ。
「愛でもないし、youでもなくて、ジェイ。」@花まる学習会王子小劇場
アマヤドリで異彩を放っていた役者、秋本くんの劇団アナログスイッチ 。
いつか観に行かねば…と思って、昨日やっと足を運びました!
「村」と「東京」の対比をベースにワンシチュエーションで見せる群像劇。
東京から帰還する〈泉くん〉の歓迎会を軸に、
同級生どうしの「村」「東京」への軸足の相違が露わとなり、
終にはそのモヤモヤが舞台上で爆発、
あらゆる感情の波が収縮を繰り返すのだけど、
コチラも大いに揺さぶられ引き込まれる作品でした。
秋本くんの抑えた演技と惚けた存在が、
周りのドタバタに翻弄されていく感じが「笑い」を生んでいて、
「笑い」が心をほぐすから、すっと作品に感情移入していく。
「東京」という怪物があらゆる軋みや歪みを「村」にもたらし、
Uターンすることでの負荷が〈泉くん〉を打ちのめしていく展開も秀逸で、グッと来ました。
あらためて一極集中の弊害を考えさせられたわぁ。
30日まで、7ステ。
下鴨神社は新緑の季節。
なんつったって、京都は時間と場所の奥行きがハンパない。
出町柳から参道を北上して朝の散歩に下鴨神社。
建立当時からのサンクチュアリとして、
放つもの、感じるものが、まったく違うわ。
なんだろなあ、この土地のチカラは。
聖地だから、人の手が入ってない…というのが、
なにより大きいのかもしれん。
自然を畏怖する心持ちが根付いてる。
【on_Flickr】0424_KYOTO
なんつったって、京都は時間と場所の奥行きがハンパない。
出町柳から参道を北上して朝の散歩に下鴨神社。
建立当時からのサンクチュアリとして、
放つもの、感じるものが、まったく違うわ。
なんだろなあ、この土地のチカラは。
聖地だから、人の手が入ってない…というのが、
なにより大きいのかもしれん。
自然を畏怖する心持ちが根付いてる。
【on_Flickr】0424_KYOTO