奥野美和ダンスインスタレーション「B/O/N/E~骨と肉と、その間~」@月島Temporary Contemporary
奥野美和ダンスインスタレーション「B/O/N/E~骨と肉と、その間~」@月島Temporary Contemporary
久々の奥野美和公演、BONE。
「ひとつの物事は、要素に分解することでその実態が浮き彫りになる」
“骨でカタチを作り肉で表情を表す”人体デッサンの方法をカラダの動きに当てはめる…
という新たなメソッドを生み出し、等身大スケルトンをパートナーに踊る。
ダンサーが辿り着いたカラダへのアプローチを、
映像で、音で、展示で、図解するように、
月島のギャラリーを使った「インスタレーション」というスタイルでの、
ソロ公演。
メソッドに至るまでの試行錯誤とその成果が
ガンガン伝わってくる凝縮された空間だった。
この作品の素晴らしさは、
もちろん音や映像のクオリティの高さにもあるのだけど、
なにより奥野美和から発せられる
「見たこともない」カラダの動きに尽きる。
アプローチが違えば、こうも表出するスタイルが異なるのだぁ…と、
見事なオリジナリティを呈示しているところ。
しかも、その動きから人間身体のもつ可能性、
「生きている」ことへの熱量の高さが、
貴さがビシビシ伝わってくるのだ。
類い稀なダンサーだと、思う。
明日01/31は1600開演。
残席あり。お見逃しなく〜!
久々の奥野美和公演、BONE。
「ひとつの物事は、要素に分解することでその実態が浮き彫りになる」
“骨でカタチを作り肉で表情を表す”人体デッサンの方法をカラダの動きに当てはめる…
という新たなメソッドを生み出し、等身大スケルトンをパートナーに踊る。
ダンサーが辿り着いたカラダへのアプローチを、
映像で、音で、展示で、図解するように、
月島のギャラリーを使った「インスタレーション」というスタイルでの、
ソロ公演。
メソッドに至るまでの試行錯誤とその成果が
ガンガン伝わってくる凝縮された空間だった。
この作品の素晴らしさは、
もちろん音や映像のクオリティの高さにもあるのだけど、
なにより奥野美和から発せられる
「見たこともない」カラダの動きに尽きる。
アプローチが違えば、こうも表出するスタイルが異なるのだぁ…と、
見事なオリジナリティを呈示しているところ。
しかも、その動きから人間身体のもつ可能性、
「生きている」ことへの熱量の高さが、
貴さがビシビシ伝わってくるのだ。
類い稀なダンサーだと、思う。
明日01/31は1600開演。
残席あり。お見逃しなく〜!
マキーフン旗揚げ公演『胎内』@SPACE梟門
http://maki-fun.jimdo.com/
2日め、しっかり観劇してきました。
終演後、藤井さんにマキーフンの立ち上げ主旨を聞いたら、
「役者が行動しなくては思い通りの役にありつけない。
マキーフンは役者がやりたい役をつくる“工房”であり、
公演はその“プレゼン”の場なのだ」と。
演出家竹内敏晴さんが
「近代劇を乗り越えるのは俳優の問題であり、演技の問題」だとして「竹内レッスン」を始め、
「演技とは、からだ全体が躍動することであり、意識が命令するのではなく、
からだが自ら発動し、みずからを超えて行動すること。
また、ことばとは、意識がのどに命じて発せしめる音のことではなく、
からだが、むしろことばが自ら語り出すのだ」
という指針に同調するかのように、
三好十郎の『胎内』を役者は血肉化して体現された舞台でした。
仕切られた舞台を暗闇の壕に見立て、七転八倒し、
人間のサガを剥き出しにするサマは、
竹内さん曰く押さえ込まれたカラダを解放する行為。
解放の限りを尽くし、人間の可能性を押し広げることが、
役者の使命でもある…と云わんばかりの、レンジの広い演技には、ホント感服。
あらためて十郎の戯曲は、料理次第で役どころの幅を、役者の幅を見せられる作品なのだ…と思った次第。
それにしても佐山最期の独白「人間讃歌」は、何度聞いても額面通りには受け取れない。
肯定することで問題と対峙するのを避けている印象がある。
「冒した者」の結末もそうだった。須永の自死は納得できない。
突き詰めることを諦めたような哀しみがある。
その二律背反をもっともっと思考してみたくなる三好作品。
『胎内』は特に密室劇として秀逸です。
マキーフン明日からマチソワ3連日!!
この人間肉薄の戯曲をお見逃しなく!
スパイラル聲明コンサートシリーズ24
千年の聲ファイナル公演「螺旋曼荼羅海会」@スパイラルガーデン
出演/声明の会・千年の聲
構成・演出/田村博巳
作曲/桑原ゆう
宣伝美術/井原靖章
制作/スパイラル/NPO法人魁文舎
声明の会・千年の聲
助成/芸術文化振興基金
主催/声明の会・千年の聲
株式会社ワコールアートセンター
千年の聲ファイナル公演「螺旋曼荼羅海会」@スパイラルガーデン
出演/声明の会・千年の聲
構成・演出/田村博巳
作曲/桑原ゆう
宣伝美術/井原靖章
制作/スパイラル/NPO法人魁文舎
声明の会・千年の聲
助成/芸術文化振興基金
主催/声明の会・千年の聲
株式会社ワコールアートセンター
スパイラル聲明コンサートシリーズ24
千年の聲ファイナル公演「螺旋曼荼羅海会」@スパイラルガーデン
出演/声明の会・千年の聲
構成・演出/田村博巳
作曲/桑原ゆう
宣伝美術/井原靖章
制作/スパイラル/NPO法人魁文舎
声明の会・千年の聲
助成/芸術文化振興基金
主催/声明の会・千年の聲
株式会社ワコールアートセンター
千年の聲ファイナル公演「螺旋曼荼羅海会」@スパイラルガーデン
出演/声明の会・千年の聲
構成・演出/田村博巳
作曲/桑原ゆう
宣伝美術/井原靖章
制作/スパイラル/NPO法人魁文舎
声明の会・千年の聲
助成/芸術文化振興基金
主催/声明の会・千年の聲
株式会社ワコールアートセンター
スパイラル聲明コンサートシリーズ24
千年の聲ファイナル公演「螺旋曼荼羅海会」@スパイラルガーデン
出演/声明の会・千年の聲
構成・演出/田村博巳
作曲/桑原ゆう
宣伝美術/井原靖章
制作/スパイラル/NPO法人魁文舎
声明の会・千年の聲
助成/芸術文化振興基金
主催/声明の会・千年の聲
株式会社ワコールアートセンター
千年の聲ファイナル公演「螺旋曼荼羅海会」@スパイラルガーデン
出演/声明の会・千年の聲
構成・演出/田村博巳
作曲/桑原ゆう
宣伝美術/井原靖章
制作/スパイラル/NPO法人魁文舎
声明の会・千年の聲
助成/芸術文化振興基金
主催/声明の会・千年の聲
株式会社ワコールアートセンター
マキーフン旗揚げ公演『胎内』@SPACE梟門
作/三好十郎 演出/船岩祐太
【出演】土田祐太、藤井咲有里、遠山悠介
新宿三丁目駅前にある梟を象った入り口の「SPACE梟門」。
実質柿落とし公演となるマキーフン『胎内』本日初日迎えました〜!
藤井さんと遠山さんは新国演劇研2期生。
4年前に撮った『胎内』も4期のメンバー。
やはり三好十郎は演劇の基本なのね。
『胎内』『浮標』『冒した者』と三好作品に触れてきたけど、
敗戦時の日本の自己欺瞞を、
三好さんなりに演劇的解決へ導こうとしているのが
ガンガン伝わってきて、胸迫る思い。
その欺瞞が与えたカラダの歪みを、
役者は体当たりでもって表出する。
観ているコチラが苛まれる作品です。
31日まで。必見。
作/三好十郎 演出/船岩祐太
【出演】土田祐太、藤井咲有里、遠山悠介
新宿三丁目駅前にある梟を象った入り口の「SPACE梟門」。
実質柿落とし公演となるマキーフン『胎内』本日初日迎えました〜!
藤井さんと遠山さんは新国演劇研2期生。
4年前に撮った『胎内』も4期のメンバー。
やはり三好十郎は演劇の基本なのね。
『胎内』『浮標』『冒した者』と三好作品に触れてきたけど、
敗戦時の日本の自己欺瞞を、
三好さんなりに演劇的解決へ導こうとしているのが
ガンガン伝わってきて、胸迫る思い。
その欺瞞が与えたカラダの歪みを、
役者は体当たりでもって表出する。
観ているコチラが苛まれる作品です。
31日まで。必見。