アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第284回目「片足の鶴:壁を使った練習法」3月15日
アレクサンダーパワーヨガの秘訣はとにかく何度もやって慣れること、体に馴染ませることにあります。すると小脳が働いてなんとなくバランスを見つけ出してくれます。自転車乗りの原理です。
それともう一つの秘訣が「満身の力を込めることに慣れる」です。鉛筆より重たい物は持ったことがない?たくましく生きたいなら、それではいけません。そしてガムシャラに力を入れるのではなくて、下腹部の丹田に力を込めるんです。丹田が高密度になると、気の玉ができます。これができると「力なんかいらないんだもんねえ~」と鼻で言うことが可能になります。達人がよく「脱力の極意」とかやっていますけど、シロートの人はああいうのをうのみにしてはいけません。
だからといって、いきなりパワーヨガのアサナを力づくでやれというのも無理があります。そこで壁練です。片足の鶴にチャレンジしましょう。
1)基本姿勢になったら、片足を壁につけます。
2)残りの足のひざを上腕に乗せます。これが片足の鶴の形です。この姿勢で体を前後左右にユラユラ動かして、体に馴染ませるわけです。ここまでは簡単ですので、初めてという人もぜひやってみてください。よほど変なことしない限り、事故も起こりません。
3)そして両手でマットを押しつけます目いっぱいの力でやると、頭は持ち上がります。死ぬ気でやりましょう。「もう死ぬ」と言っている人は、たいてい死にません。「死にたくない」と言い始めたら注意です。
4)上級者は壁なしでやります。10秒間、浮上していられたら、鶴人間です。クチバシがはえてくるかもしれません。
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吉田篤司