吉田篤司:アレクサンダーテクニークとパワーヨガ

アレクサンダーテクニークとパワーヨガ、特殊呼吸法で全身躍動!脳が目覚める革新BODYワーク!

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第286回目「シールシャアサナを分析」

2020-03-19 16:00:42 | 美容と健康

アレクサンダーテクニーク ヨガ講座:第286回目「シールシャアサナを分析」3月19日

シールシャアサナはヨガの逆立ちです。美容と健康に優れているので、たいへんポピュラーなポーズです。ヨガに興味のない人にとっては「それ危険。怪我でもしたらたいへんよ」とか言って敬遠しがちのようです。

確かに転倒して骨折したなんていうことも、巷ではあるにはあったようですが、まあ何をやるにしても、起きるときは起きるものです。自宅で静かにしていても、飛行機が墜落して家に突っ込んだなんていうのもありましたからね。

それでシールシャアサナですが、事故を起こす一番の原因は、壁に向かって反動で跳ね上がってやっちゃうことです。壁があるから、ついついやっちゃうので、壁なしでやればいいのですが、いきなりはやっぱり怖い。

そこで逆立ちになることを、いったん中止にするんです。そのかわり足の上げ下げを練習するんです。これだったら壁なしでも安全にできます。マットをちゃんと使えば、そう怖くもないでしょう。

1)左右の指を組みます。このときドームのように、手の中にテニスボールが入るくらいの空間を作るんです。そしてスタンバイ。

2)これで足を上げる? そう簡単には上がりません。足を上げるには背中のバランス移動が必要なんです。でんぐり返るように背中を動かします。ちょっとやそっとでは、まだまだ足は上がりません。でんぐり返るギリギリの崖っぷちまでくると、足はやっと持ち上げることができます。

マットを敷いていれば、崖っぷちを乗り越えて、でんぐり返ってしまっても平気です。だから周囲にもガラクタは置かずに整理整頓、十分なスペースを確保してくださいね。

恐怖感がある人は、まず、でんぐり返る練習をして体を慣らしていくのも良い方法ですね。柔軟性もアップしますからお勧めです。

3)足を30センチくらいの高さに上がったら、そこで静止します。両脚をちゃんと伸ばします。このバランス感覚に慣れたら、合格100点満点!

4)あとは勝手に足は上に向かいます。このとき、前腕をマットにしっかりと押しつけて安定させます。頭頂とマットの間に紙1枚入るくらいの練習するとよいです。

5)ちなみに三転倒立タイプの逆立ちですと、でんぐり返る必要はありません。ちょっとバランス移動するだけで、自然に足は上がります。できない人の原因はやっぱり恐怖心が大きいです。でんぐり返って遊び慣れるのが、恐怖を克服する一番の近道かもしれませんね。

●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司