スパイラル呼吸法™講座:第618回「初級:スクワット」4月8日
スクワットはアレクサンダーテクニークの創始者、FM・アレキサンダー氏がよく好んでやっていました。ところがどういうわけか、ティーチャー・トレーニングではさほど重要視していなくて、浅めのしゃがみ込みがほとんどでした。
スクワットとは深々としゃがみ込む体操です。最低、お尻が膝レベルより低く落とすのが本当のスクワットです。それで初めて足腰を強く鍛えることができます。
FM氏の歩行姿を見ると、高齢なのにも関わらず、実にしっかりとした背中と脚ですね。
このスクワットをスパイラル呼吸法でやると、効果が倍増します。私のレッスンでは、10回スクワットを3ラウンドを必ずやります。オバさんも私にちゃんとついて来るので、最初は私も驚きましたが、やはり呼吸法の威力ですね。
1)まず直立姿勢。足幅を少し広めにして立ちます。
2)息を深く強く吐き出しながら、下降していきます。このとき左右の腕は外回りします。だから手のひらが正面を向きます。あとそれと左右の膝は足のつま先の方向に向かせます。
3)そしてしゃがみ込んだときには、お尻を後方にグッと突き出して、左右の腕は内旋します。手の甲が前を向きます。ここまでが息の1回分の吐き出しでやります。
4)いったん息を入れてから、再び息を吐き出しながら上昇します。左右の腕は外旋です。
5)立ち上がりったときには腕は内旋します。ここまでが1回分の吐き出しです。
ここで注意事項です。しゃがみ込んだときには、目線が斜め下に向かいます。これはアレクサンダーテクニークのスタイルです。通常の筋トレだとよく正面を向くというか、あんまりこだわらないようです。
そして立ち上がったときには目線は正面です。よく頭が下がって目線を下に落としてしまう人がいますが、絶対にいけません。
そしてしゃがみ込んだときに、背中を丸めるのもダメです。
よくありがちなのが、首をすくめるやつです。これもいけません。それでは正しくスクワット10回(20回分の吐き出し)を3ラウンド、合計60回分の吐き出しをやりましょう。ヒーヒー言いますが、それでも頭の中は爽快でスッキリします。
(*スパイラル呼吸法は当スタジオ開発のワークです。無断使用は御遠慮願います。)
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吉田篤司
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