AlexanderTechniqueヨガ講座:第41回目
「アレキサンダーテクニックの抑制で逆立ち」9月12日
アレキサンダーテクニックには「抑制(インヒビション)」という実践法があります。
FMアレキサンダー氏はレッスン中によく自分と生徒に向かって
「抑制せよ」とつぶやくように言っていました。
この抑制とは何か?なのですが、
小脳にあるプルキンエ細胞の働きのことなのです。
脳は五感で起こる全情報を吸収しますが、それでは無駄が多いので整理整頓が必要になります。
そこでプルキンエ細胞が余計な力みや悪いバランスを除去して、
体に効率の良い楽しい情報だけを選んでくれるんです。
だからFMアレキサンダー氏は、
抑制という言葉を意識に向かって言っていたのではなくて、
小脳に向かって発言していたんです。
「無意識の領域を意識的に操作する」
これをコンシャスコントロールと呼んでいたのです。
ところが当時のレベルでは、多くの生徒はまったく理解できなかったらしくて
「体を動かしてはいけません」
というバカバカしい教え方がまかり通ってしまったのです。
もしもアレキサダーテクニックの抑制が動いてはいけないというのを意味するなら、
今回やる逆立ちは絶対にできなくなります。
それでは逆立ち、アドームカヴリクシャ・アサナをやりましょう!
1)逆立ちはまず、壁を使ってできることが最低条件です。
内臓が上がりますのでたいへん健康です。毎日いつでも楽しく気持ちよくできるようになってください。
最近は小学校でも逆立ちを教育の一環としてちゃんと教えているそうなので、たいへん素晴らしいと思います。
このやり方で壁逆立ちができないという人は、
講座35回目を読んで、逆から壁を登ってやる逆立ちを最初に練習してください。
2)逆立ちは頭に血が上るから体に良くないという考えをする人がいるようですが、
それは逆さ吊りと勘違いしているのでしょう。
逆さ吊りは筋肉は働かないので、頭に血が上って大変危険です。
拷問に使われているくらいです。
一方、逆立ちは、バランスを維持するために筋肉がバリバリ働いているので、
頭に血は上がりません。ジュースをストローで飲むこともできます。
長時間やったら危険だろ?そりゃそうでしょ。
だから普通だったら適当に足を降ろして元の状態に戻るんです。
まあ、こんなふうに何がなんでもケチをつけたがる面白くない人がいるんです。
そういう人こそ逆立ちをして、気分爽快になればよいのです。
3)壁を使って逆立ちが簡単にできるようになったら、いよいよ壁なしでやります。
必要なものは十分なショック吸収ができるマットです。
布団はどうか?という質問があるので、実際に使ってみましたが、
弾力性が乏しいので転倒時には結構痛かったです。
私がいつも使っているお風呂マットでも良いのですが、
今回はキャンピングマットを重ねて使いました。
鮮やかな色とマットのイボイボが心理的にも恐怖感を和らげてくれます。
4)それでは、いざ突撃・・・でもやっぱり怖い。
へっぴり腰でなかなか脚は上がってくれませんねえ。
5)思い切ってエイヤ!とやると、見事に転倒です。
でもこの行為なくしては小脳は働きません。
プリキンエ細胞に向かって「抑制せよ」と言ってください。
そうしながら何度も転倒を繰り返します。
すると転倒の仕方もだんだん上手になってきます。
安全に転倒できるようになるんです。
6)そしてついに、まったく自動的に逆立ちができちゃいました!
プルキンエ細胞を褒めてあげてください。
●スパイラル呼吸法™とパワーヨガ/クラニオセイクラル/アレクサンダーテクニーク/東京門前仲町レッスン
http://spiralb.com/
070-5594-6328
headneckup★gmail.com(星を@に変えてね)
吉田篤司
最新の画像[もっと見る]
- サヨナラgoo、アメブロ始めました! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
- パワーヨガやろうぜ! 3年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます