大家族・長期村の日々奮闘記

ぶなの森自然学校の,子ども長期自然体験村の日々のできごと報告です。

ありがとう

2008-08-16 22:32:21 | 08 夏
長いようで短かった長期村が終わりました。
実のところまだ終わったという感覚がありません。
後からしみじみと心に伝わってくることと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

始まる前は、本当に始まるのか・・・、
という感覚でした。

私の担当は装備。
全体で使用する物品等の管理です。
そして、ゴミの管理。
ゴミの分別がたくさんある為、間違えて、捨てられないように注意しなければなりません。

始まれば、装備担当として、
子供たちが、あれはどこ?これはどこ?
とやって来ました。

ゴミの分別も、
違う物が混ざっており、
ゴミ出しの日、戻ってきたのもありました。

ウェルカムパーティーでは、1人一芸ということで、落語?を披露しました。

自炊に向けて、子供たちにマナスル(灯油を使用するバーナー)の講習をしました。

30キロの林道ウォークではバイクによるサポート役をし、
熊よけの為に、クラクションを鳴らし続けました。

旅の日では子供たちに焚き火の着け方や、滝の打たれ方等教え。

休養日では備品整備や修理を。

チャレンジの準備に向けては、
装備の場所を把握するよう子供たちに伝えました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

子供達は何を感じ取ったのででしょうか?

この長期村に関わったあの子達のこれからの人生に
何か役に立てたのであれば幸いです。

私はJEEFの実習生です。
外部の人間です。
次の長期村には私は多分居ないと思います。
しかし、波長が合う人間はどこかできっと会うと思います。

ここで出会った子供達
ここで出会った大人達
全員が揃うことはないけれど
それぞれの道で
私の道で
また出合うこともあるだろう
そして語り合おう

この青い空の下で
この白い雲の下で
私たちは繋がっている

2008年 夏 ぶなの森自然学校で出会った

かけがえのない仲間たちよ

        あにぃ










 

19泊20日を終えて(おーさか)

2008-08-16 20:11:47 | 08 夏
“おーさか”こと寺坂崇です。
今回の夏の長期村では、札幌の送迎とディレクターを担当いたしました。

 たくさんのみなさまに見守られた長期村も、無事に終了することが出来
ました。本当にありがとうございます。
今頃19泊20日の長い非日常な日常生活を終え、子ども達がその日々を
語ってくれているのではないかと思います。

 自然学校の方は、スタッフもそれぞれの帰路につき、空っぽになりつつあ
ります。いつも感じる安堵感と物悲しさが入り混じった空気が流れています。

 ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

 今回の長期村を通して、改めて気づかされた点が数多くありました。

まず、やはり子どもはしっかりと遊ばないとダメだということです。
 中盤期に「まだはじけきれてないな」と感じた私達は、チャレンジを前にして
 思いっきり遊ぶ時間を作りました。
 それから子ども達の顔つきがぐっと良くなり、チャレンジプログラムをみんな
 成功させることが出来ました。
 思いっきり遊ぶことで、心を動かす。
 「楽しいな」「うまくいかないな」「やった!」「なんで?」
 好奇心と冒険心は、そこから生まれる。
 そのことを、チャレンジから帰ってきた子ども達の顔を見て、改めて実感させて
 頂きました。

それから異年齢集団にいることの大切さ。
 生活のベースがあってこそ、活動が出来ます。
 中盤期に参戦した私が来て早々、体育館で一喝したこと。
 「部屋が汚い!」「でも・・・」「言い訳するなーーー!!」
 とんでもない大人がやってきた、と子ども達は思ったでしょう。
 ちゃんと叱られたり、いっしょに笑ったり、本気で向き合う大人がいる。
 見習いになるお兄ちゃん、お姉ちゃんがいる。
 面倒を見るべき弟、妹がいる。
 そんな環境でこそ、心が揺さぶられ、いろんなことを感じる心が育っていく。
 後半になるにつれ、自分でできる幅が増えていく子ども達をみてそう思いま
 した。

気がつけば、これは私達のコンセプト
 「全開遊び」「大家族」
そのものでした。

 ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆    ☆

 また、今回の長期村と1週間のキャンプを通じて、たくさんの感謝の気持ちが
生まれました。

私達の活動を直接支えてくれるカウンセラースタッフ。
 子ども達に寄り添い、気持ちを分かち合い、向き合う。
 簡単なことではありません。
 だけども、誰にも出来ることでもあります。
 彼らなくしては、私達のコンセプトを実現することは不可能です。

食事を確保してくれるキッチンマネジメントスタッフ。
 食事を作ることへ費やすエネルギーを遊ぶことへ費やす。
 そのために食事を作ってくださる皆様。
 50人以上の食事を作るという過重な労働に、突然のプログラムや時間の
 変更にも即座に対応してくれています。
 このバックアップなしには私達の活動はできません。

受け止めてくださる地域の皆さん。
 私達の活動を理解していただき、関わっていただける方々。
 時にはプログラムそのものに関わっていただくこともあります。
 食材をいただいたり、場所を貸していただいたり。
 私達だけで出来ることはほんの些細なことです。
 たくさんの方々とのつながりがあることで、活動の幅が大きく広がります。

そして子ども達を預けてくださった保護者の皆さま
 20日間もの長い間、私達を信頼して子どもを預けてくださった皆さま。
 その信頼と期待に応えるべく、私達は全力で子ども達と向き合います。

19泊20日をともに過ごしてきた子ども達
 時に大人と子どもとして
 時に子どもと子どもとして
 時に人と人として
 どう伝えればいいのか
 どう受け止めればいいのか
 いつも彼らには教えられます。

この夏は、たくさんの人とたくさんの気持ちを感じることが出来ました。
人として、大きく成長させていただきました。
関わってくれた全ての人へ。

ありがとう。

                                    (おーさか)


みんな お疲れ様でした!

2008-08-16 15:21:48 | 08 夏
子どもたちをこの長期キャンプに送り込んでくださって
本当に ありがとうございました。

「ここで待っているよ また会おう」 
ここに居て ぶな森スタッフとしてみんなにそう言えることが
嬉しいし誇りに思います。

今年はぶなの森自然学校校歌も作りました。
出来上がった歌は 素敵な歌でしたが、
最初 私は、きっと子どもたちも大人たちの中にも
なんだか 自分たちの歌じゃないような気がしていたんじゃないかな。

でも 誰かが口ずさむようになり
廊下で 車の中で 歌うようになり
さよならパーティや閉村式では
みんなが心から歌っていた。

20日間の1期~3期 ラストへ向けて
やきもきしたときもありました。
でも 20日間の時のなかで
そしてやっぱりチャレンジから帰ってきた後で
学校の中のあちこちが興奮と分かち合いであふれ
そして、ひとつになっていました。

みんなが今はお家に帰り
その体験を 勢いよく、少しずつ、ふと 語りはじめることと思います。

* * * * * * * * * * *

昨日は子どもたちが出発した後、
残ったスタッフで片付けや掃除を行い
振り返り をしました。

感謝や反省、喜び、悔しさ、課題、、、
スタッフ一人ひとりにとっても 
この19泊20日は 簡単なことではなく
不安や緊張、そして期待を抱えながら
または 何かの覚悟を携えて はじまりました。


本日夕方から
ぶな森スタッフメンバーで振り返りをします。

私の課題は
チーフディレクターのサポート
マネージメントやカウンセラースタッフのサポート
子どもたちの健康管理
プログラムディレクターとして 好奇心をくすぐる 沸き起こる プログラムやしかけ作り
みんなの長期キャンプにするための内容と運営
自分自身がこれらのことを実行しながらも楽しむ
長期キャンプに参加する全てのこども・大人と個人として出会い、関係を作る
でした。

時に たくましく 時に こまやかに できたし できなかった。 

10年目を迎えた長期キャンプですが、
話し合いを続け
そして、次の長期キャンプへと向かっていきます!

(まむ)

スタッフ帰還

2008-08-16 11:49:33 | 08 夏

さきほど、札幌行きのスタッフ送迎車が出発しました。どぐうちゃんが午後の列車のために残っていますが、自然学校、ねおす以外の外部からやってきたスタッフは皆、帰路につきました。

遠くはウクライナ、台湾、韓国、国内からは 神戸、京都、東京など各地から、ほんと・・何かの縁でこの長期村のカウンセラースタッフとして子ども達と3週間の長きに渡って過ごしてくれました。 事前研修からいれると1ヶ月の滞在者も数多くいました。  昨夜は、スタッフハウスでは明け方まで「歌」が続き、国際交流となったそうです。

彼等の参画があってこそ、長期村は成り立ちました。 ほんとうに、ほんとうにありがとうございました。