世界の珍味や高級料理は食べたいとは思いませんが、
相撲部屋でけいこを終えたおすもうさんと、ちゃんこは食べてみたいですね。
新刊の「相撲部屋ちゃんこ百景」が入りました。 (河出書房新社 佐藤 祥子 1,600円)
ちゃんこは相撲部屋によって、材料も作り方もちがいます。
これは高砂部屋、春日野部屋、貴乃花部屋など、15の相撲部屋を取材した本です。
と言っても、レシピ本ではなく、土俵にかかわる人たちの「ちょっといい話」です。
「うちの部屋では、新弟子にお菓子やジュースは禁止です。
なぜって、お預かりした息子さんを、糖尿病にして返す訳にはいきませんから」
きっぱりとおかみさんは言います。
初日の出ない、黒星続きの力士に、おかみさんのさりげない思いやりとは…。
いいなぁ、こんな部屋でちゃんこ食べて、お酒をグビリと飲んだら、旨いやろなぁ。
写真は資料