
ゴーヤ「こんにちわ!ちょいとお邪魔しますよ」

ゴーヤ「よっこらしょ!おとなりに失礼させていただいて…」
カ イ「だ・だれニャ?」
ゴーヤ「おや、まあ!なかなか素敵なお庭ですナ」

ゴーヤ「わたしはアバシゴーヤというモノです」
「たった今、裏の畑で収穫されてきました」
カ イ「おいらに何の用ニャ?」

ゴーヤ「あなたにご用はないのですけど、ちょっとお庭を拝見させていただきたく…」
カ イ「むっ?これ、何ニャ?」 チョイ、チョイ
ゴーヤ「チョット!どこを触ってるんですか!」

カ イ「しっぽ?ねぇ~、これしっぽニャ?」 チョイ、チョイ、チョイ。
ゴーヤ「や・やめて下さい。たった1本しかない髪の毛なんですよ!」

カ イ「ウッ!お前、なんか変な匂いがするニャ」 クン、クン。
ゴーヤ「変な匂いって、失礼な猫さんだ。」

ゴーヤ「今日はこれでおいとまさせて頂きます」プン!プン!
カ イ「ウニャ? 勝手に来て、勝手に帰るのかニャ?」
「じゃ、さいなら。もう、おいらの昼寝の邪魔はしないで欲しいニャ。」
最後だけは、お行儀良くお別れの挨拶ができたカイくんでした。