かりな♡ちゃん、ハイ!

花火屋さんからもらった仔犬は、やんちゃで受け口だけど出っ歯な、もとい立派な犬に成長しました。
でもかりなハイはやめて。

ダメだ、こりゃ

2021-07-19 04:36:00 | かりなハイ
犬の散歩。
もう、毎日毎日、何年続けているだろう。
前の犬のコロナで15年、かりなで9年。
雨の日も台風の日も、インフルエンザで熱がある時も…
コロナは外犬だったので、時間の縛りは無かったのだが、かりなは室内犬なので、ほぼ決まった時間に少なくとも3回はお散歩する。
冷房やヒーターの快適な部屋でゴロゴロしてお散歩に行きたがらない癖に、夜や天気が悪い日は、喜んでお散歩する。タチの悪い犬だ。



「ご褒美として、宝くじでも当たらんかね」
私はいつも思う。
学校や会社だって皆勤賞ってあるのに、お散歩の皆勤賞があったっていいじゃないか?
岡本太郎の様な事を思う。
今まで何回お散歩をして、何回ウンチを取っただろう?
かりなのウンチなんか、袋はかぶせてるけど掌で受け止めてるんだぜっ
「ねぇ、かりなぁ、ロト6当ててぇ」
犬に猫撫で声を出してみる。
かりな、その場で伏せて知らん顔。
「アガペよ、無償の愛よ…でもたまにはご褒美を」
無視。

「仕方ないなぁ」
不意に右耳に声が聞こえた。
右肩を見ると、小型のかりながいる。
「ヒッ」
思わず手で振り払う。
小さなかりなは、袖を咥え抵抗する。
「あんたの願いを叶えてあげようと出て来てやったのに、なんちゅう態度」
「嫌やぁぁぁぁ」
私は右手をブルンブルン振り回す。
小かりなは、フワッと浮かんだかと思うと、ヒラリと左肩に乗る。
「ご褒美をあげようとわざわざ来たのにな」
ご褒美と言う言葉に素早く反応した私。
貰えるものなら何でも(インフルでも)貰う主義(バカ)の私は怖いのも吹っ飛ぶ。
「で、何が貰えると?」
と、私。
左肩に乗った妖精かりなは、少し威張った様に言う。
「お前が取って袋に入れたウンチを黄金にかえてやろう」
慌てて、さっき取ったウンチを入れた袋を見ると、中でピカピカ光っている。
やったーっ!これで私は大金持ちだ。かりなをお散歩に連れて行き、ウンチを取るだけで…
大判小判がザーグザーグザーグザク
つい、嬉しくて歌ってしまった。

ふと、左肩を見ると天使のかりなはいなくなっていた。
まぁ、いい。この黄金さえあれば。
伏せをしていたかりなを起こし、ルンルンで家に帰る。
 
輝く黄金の入ったウンチを袋から出す。
…あれ?
普通のウンチが出て来た。

目の前にまた小さなかりなが現れて言う。
「袋に入れたウンチを黄金に変えると言っただろ?袋から出せばタダのウンチさ」
そう言うと、悪魔のかりなは、ワハハと笑いながら割れた地面に吸い込まれて行った。
注)後半は妄想です。


昔は珍しかったのに、段々北上して来て今やクマゼミばっかりだ


おまけの話

大相撲名古屋場所も白鵬、照ノ富士の全勝対決で見事白鵬が優勝した。
溜席の妖精は10日土曜日の一回だけの登場に終わった(たぶん)





コメント
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