命のカウントダウン(健康余命3605日)

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ネットリンチ

2019-10-21 23:23:44 | 日記
神戸の先生の先生によるいじめ事件
本当にひどいと思います。
児童たちにもいじめが伝染して、子供たちのいじめも増えていたようですね。
全くもって許せないと 思います。

でもね!!!
でも、マスコミの加害者先生に対するいじめとしか言えないであろう言及はいかがなものかと思うのです。
言い訳ができないほどのひどいいじめ事件ではあります。
でもしかし、
マスコミの私たちは100%正義なのだとでも言いたそうな追及姿勢に大いに疑問を抱くのです。
お前ら、100%後ろめたいことはないのやろな!!と、言いたいのです。
そんなことあるわけないです。
叩いて埃の出ない人間なんて・・・・まあ、色々と成し遂げてきた人間の中では・・・
ごく少数派でしょう・・・・と、私は推測します
バイタリティーにあふれた人間は、色々なところでトラブルを起こしているに違いないと思ってしますのであります。

神戸で事件を起こした先生方を弁護する気はあまりないのです。
しかし、あまりにもマスコミが正義感振りかざして攻撃するもので・・・・
流石にちょっと同情したくなってしまったのです。

誰もがみなとは言いませんが・・・・
多くの人が、加害者側として巻き込まれた可能性がある事件だと私は理解しています。
その、普遍性を感じて、今後このような事件の再発を防ぐように考えることが、そのように思想誘導することが、マスコミの使命だと思うのですが・・・

マスコミは、あんただってそうなったかもしれないやんかという状況など考慮に入れず、叩きやすい対象を叩きのめすのみです。

もう少し考えろよなあ・・マスゴミども!!!


オピオイドクライシス

2019-10-21 21:50:37 | 在宅医療
米国では過剰摂取や乱用、依存症が深刻な社会問題になっています。
オピオイドクライシスと呼ばれています。

米国立事故防止センターが2018年3月に、2016年7月~2017年9月の約1年間に、処方箋オピオイド鎮痛薬(以降、オピオイド)の過剰摂取による救急科受診者が全米で14万人を超え、前年度に比べて約30%増加したことを報告した。ホワイトハウスも、オピオイド鎮痛薬依存者がスポーツや芸能のスーパースターから一般市民にまで、あらゆる社会階層で広がっていることに警鐘を鳴らしています。
2015年6月にトヨタの女性役員が麻薬取締法違反の容疑のため、逮捕されました。
中身が「ネックレス」と記載されていた米国からの国際宅配便の小包に、
麻薬である「オキシコドン」錠剤57錠が入っていた、密輸の疑いです。
この事件は大きく報道されましたが、皆さまはどう受け止められたでしょうか?
「麻薬ってやっぱり怖そう」という印象を受けた人が多いのではないでしょうか。
そもそもアメリカではオキシコドンという薬はどんな実態になっているのでしょうか?
日米の間では「疼痛(とうつう)管理」について現状に大きな違いがあるそうです。
日米ともに近年、疼痛の緩和やケアがますます重要になっていますが、
しかし両国における鎮痛薬の規制は非常に異なっています。
今回問題になったオキシコドンはオピオイド鎮痛薬とよばれる医療用麻薬に分類されています。
日本では、医師が処方しますが、厳格に管理され主にがんの痛みの治療目的に使われています。
2012年の1人当たりの1年間のオキシコドン平均消費量(mg)は、世界71カ国のうち、日本は32位でした。
世界平均は13.5mgですが、日本の平均は3.6mgで非常に少ない消費量でアメリカの消費量が飛び抜けて多い。
ちなみに、同じオピオイド鎮痛薬であるモルヒネについても、2012年の1人当たりの
年間平均消費量(mg)は、世界158カ国のうち日本は42位でした。
世界平均は6.3mgで、日本は平均のほぼ半分の3.2mgでした。
オキシコドンはモルヒネ似たオピオイド系の薬物で、歯科の疼痛や 関節炎や慢性疾患なの激しい痛みの緩和に海外では使われることが多いですが、前述したように日本ではがん以外の疾患に対する処方は禁じられています。 
オキシコドンは、USAでは疼痛に対して普通に処方される薬のようで、世界の使用量の8割以上をUSAが消費しているといわれています。砕いて、粉にして鼻から吸引したり、粉にしたものを水に溶いて注射するとトリップが得られると言われていましたので、今では粉砕できない錠剤に替えられています。
トヨタ初の女性重役が麻薬を密輸して、自分の人生フイにしちゃうのか?と、とても疑問に感じた覚えがありますが、USAと日本国内では麻薬、特にオキシコドンに対する感じ方に違いがあるようです。
USAにおいては、オキシコドンは単に効きのよい鎮痛剤 であり、日本では強オピオイド。麻薬の中でも取り締まりを強固にすべき薬剤 なのです。
オキシコドンの使用量が少ないから、日本は鎮痛後進国、USAは先進国とは私は思わないです。

これは、ベンゾジアゼピン系と呼ばれる不眠や鎮静に使われる薬剤の使用量の各国比較です。日本は世界第2位の使用量を誇って?います。
これを見て、日本は不眠治療、鎮静治療の先進国という人は誰もいません。
もう一度言います。
日本の麻薬使用量が少ないのは事実です。
USAをはじめ、海外でとても使用量の多い国があります。
少なくとも、USAでは、麻薬等の薬物による中毒で死に至る人が近年増え続けており、過去10年間で薬物の過剰摂取による死者数が50%増加、2013年の比較データでは、薬物過剰摂取による死者数が「4万6471人」に上った一方で、減少傾向にある交通事故の死者数は「3万5369人」銃による死者数は「3万3636人」と薬物過剰摂取の死者数の急増が目立っている。とのことです。
日本は、麻薬の使用量が少なすぎる、疼痛に対する野蛮な国だとは、私には思えないのです。
日本人は、麻薬に対する感受性が高く、海外データよりも少ない量で効くことがほとんどです。海外では、麻薬に慣れてしまっていることが多くあり、いざとなったときに効きにくい事も多くあるようです。
結局何が言いたいか一言でまとめると、いろいろな事情があるので、単純な比較はやめていただきたいということです!!

緩和医療と麻薬使用量

2019-10-21 21:10:50 | 在宅医療
緩和医療しています。
痛みに対する治療に、勿論、麻薬をいろいろな形で使用しています。
麻薬治療を始めて、もう、30年以上になりますから、ベテランと言われたら、そうなのかもしれません。
でも、医療の世界では、それに携わって何年というのは、ほとんど意味がないです。
3年以下は別です。経験が浅い場合、蓄積している経験値が少ないために、応用が利きにくい事が往々にしてあります。
しかし、やる気に満ちた若手の場合、教科書に従った基本に忠実なオーソドックスな治療を受けられる可能性が高いです。そのうえ、時間に余裕があれば、有能な先達に助言を求めることが出来るでしょうから、良質な緩和医療が施行される可能性大です。
瞬間的な応用力を求められる場合、経験値のなさで自分での判断がむつかしいかもしれませんが、有能な若手であれば有能な先達が携帯電話などで24時間サポートしてくれるでしょうから、それも杞憂なのかもしれませんね。

IT社会においては、その気にさえなれば、知識はいくらでもネット上にあります。問題は、熱意ある探求心と、正しい情報を選ぶ能力です。

ここまでは前振りです。
「日本は、麻薬の使用量が少なすぎる。USAの16分の1以下。先進国の中で断トツの最下位!!先進国として恥ずかしい!!医師よ、もっと麻薬を使って患者を痛みから解放せよ!!日本の医師は除痛に関して遅れすぎ。」
などというご意見をよく耳にしました。
それに対する反論です。

このグラフがどこまで正しいのかはわからないです。あくまで、WHOの考えるところではこうだというグラフです。
これによると、日本の麻薬使用量が「適正レベル」を大幅に下回っているのは確かですが・・・・USAがそのレベルを大幅に上回っているのも確かですよね。
USAで問題になっているのは、麻薬の過剰使用です。
要するに、多いから進歩的、少ないから遅れているとは言えないのではないか
というのが私の意見なのであります。
長くなったので、次回に続きます。