命のカウントダウン(健康余命3605日)

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インフルエンザ 年末年始が危ないぞ!!

2019-12-27 23:49:56 | インフルエンザ

2019年 第51週 (12月16日~12月22日)のインフルエンザ流行状況が発表されました。
まとめると、全国で感染者数は前週の約1.5倍(53.5万人から76.2万人に増加)
流行を都道府県別にみると以下のごとくです。日本地図から、白い地域がなくなりましたね。
一足先に流行の終わっていた沖縄県も、那覇地方で小さな流行があるようです。これは、本土からの流入かもしれませんね。


ウィルスの種別では、直近の5週間(2019年第47~51週)ではAH1pdm09(97%)、AH3亜型(2%)、B型(1%)で、99%A型と言うわけです。

今シーズンは、2年に一回のB型が活躍するシーズンです。多分、3月になってからB型は流行ると思われます。理由は分からないですが・・・

 

上が2019年第51週です。これを、昨年と比較すると、昨年の第51週は下です

昨年の第52週は

年が明けて19年第1週で以下のごとく白い部分がなくなり、今年の第51週と似たことになります。

今シーズンのほうが昨シーズンに比べて2週ほど早い感じですね。

 

昨シーズンのその翌週は今年の第52週(2019年12月23日~29日)を予想させますよね。

その翌週は(2019年12月30日~2020年1月5日)の予想につながるはずですが・・・
ほぼ真っ赤です。

昨シーズンは、その後3週間、日本列島ほぼ真っ赤な状態が続きました。

同じ経過をたどるとすると、今週23日~29日も感染拡大は続いて、来週(30日~1月5日)からほぼMAXなアウトブレイク状態が続くことになります!

やはり、今年の年末年始、休日診療所はお手上げ状態になることが大いに危惧されます!!


奈良県のインフルエンザ 2019第51週

2019-12-27 21:13:19 | インフルエンザ

インフルエンザ感染患者数は奈良県でも増加しており、国立感染症研究所のインフルエンザ流行レベルマップででも、ようやく奈良県に注意報レベルの黄色の色が付きました。

県内でみると、北部中心に感染が広がっているように見えますが・・・・・

奈良県南部は人口密度が低いので、報告数が少ないだけかもしれません。

確かに、奈良県南部は人口密度が低くて、1診療所当たりの患者報告数が少なくても仕方ないのかなぁとも思って、過去のデータを見返してみたら・・・・

下記のような、南部中心に感染が広がっている時期もありました。
人口密度も低いですが、診療所も少ないので、流行すればそれなりの受診者はあるのでしょうね。

2019年第2週です。

奈良県が発表している情報では下記の通り、

中和地区西部を中心として感染が広がっているようです。同地区では1診療所当たり1週間で20人強の患者が報告されています。
我が医院では今週そんな感じですが、発表された数字は先週のものですね。うちは地域的には中和地区西部ですが・・・
第51週は、10人程度でした。今後、爆発的に感染拡大してしていくものと考えます。
奈良県全体ではちょうど10人を超えた程度ですが、流行している感染症の中で、感染性胃腸炎を今シーズン初めて超え、感染症の1位に輝きました!!
インフルエンザの流行は、例年と比較すると、今後3,4週でピークを迎えると思われます。