命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

週休3日制について

2019-10-24 23:57:58 | 日記
我が診療所、日曜祝日、木曜、年末年始は休みです。盆休みは取りません。
その他、3年前から、奇数週の火曜日休診としています。土曜日は午前中のみです。

電気の周波数が50HZ地域の診療所は、午前中しか診察しておられないところが多いようですが、60HZ地方の診療所は、基本、午前診、午後診療されているところが多いです。
日本医師会 生涯教育シリーズ 2010年6月発刊の特集号のお題が「在宅診療―午後から地域へ 」でした。
午後からも、暇じゃないのだけれど・・・関西をはじめとする60HZ地域の開業医は一様に違和感を感じたと思います。

50HZ地域で、日曜ともう一日平日に休まれている診療所の医師は、週休2日+残りの5日が半分労働だから、週休4.5日計算になります。

60HZ地域の医師は、日曜日ともう一日(木曜日が多いですが)平日に休まれていて、土曜日は午前だけというところが多いですから、そのような診療所は、この計算法s機で行くと、週休2.5日になります。

我が診療所は、日曜、木曜、完全休診、土曜は午後休診、奇数週も火曜日も完全休診ですから、2.5+0.5で、週休3日になりますね。

休みが多すぎると、言われますが、在宅診療をしているので、その意味では365日24時間対応していますので、ブラックな勤務体制に変わりはないです。

それで、4,5年をめどに、在宅診療を限りなくゼロにして、外来診療だけにし、その外来診療日も徐々に減らして引退に至ろうと計画しています。

ブラックな勤務体制の解消から、引退へと向かう道のりは前途多難です。
それだけ、今のやりがいがあるともいえるわけですが・・・・・
でも、今後、自分の能力は衰えていく一方ですし、その先は自分自身の存在の消滅があるわけです。
「頑張ってくださいね」「父母の次は私を見送ってくださいね」とか言われるのですが、言われる方が私よりも年下だったりするわけです。
自分だけは死なないと思い込むことで成り立っている制度がたくさんあります。
自分はやはり死に向かっている存在だと自覚してしまうと、受け入れがたいことがたくさん生じてきます。
どう対処するのがいいのか、わかっていませんし、今後もわかりそうにないなぁと思っている私でした!!

医師の働き方は、かなーりブラックです。

2019-10-23 22:57:38 | 日記
上記の写真は、2019年3月13日に開催された、「第20回 医師の働き方改革に関する検討会」でのものです。


過労死の線引きは、時間外労働時間80時間ではなかったか?
年860時間、条件を満たせば年1860時間の残業って何考えてるの?

医師になって2年目、3年目のころは、年間1,500時間くらい時間外で働いたこともあったかもしれません。でもね、それは自分から選んだのであって・・・・
体の弱い人にとって、それは自殺への道ですよ。

医師は、使い捨てにしないで、最後まで使い切ったほうがエコだと思います。
上手に使い切ることを、私は、社会に要望します!!


実は、吉野山をうろついている間に・・・・

2019-10-23 01:13:22 | 在宅医療
私、開業医でありまして、関西ですから、朝夕の外来診療の傍ら(関東は朝しか外来診療されないようです)在宅医療にいそしんでおります。開業以来、求められたら、距離で5㎞以内という制限は設けておりますが、要望のあるところ、24時間体制で対応して22年になります。始めたころは在宅医療という制度すらなくて、24時間対応に対する報酬も皆無でした。
徐々に制度が形作られて・・・・私がやって来た方向性を厚生労働省が保険点数の加算という形で認めてきてくれてきたように思っています。
やりがいもあり、感謝もされる素敵な仕事なのですが・・・・・24時間の束縛は・・・やはり一人の人間として・・・無理なんです。
日本全国、各地にスーパーマン、スーパーウーマンがいて、素晴らしい対応をしてくださるのですが・・・・・やはり、普通の人間には継続的にこなしていくのは無理なんです。
 私、65歳になって、「こんなブラックな働き方、いつまでもできないな。」と、思うようになりました。
同級生たちが、引退して悠々自適の生活に移行していく中で、24時間束縛されて遊びに行くのもひも付きってのをつらく感じるようになりました。

で、今日のお話です。
実は、昨夜から、「危ない患者さん」がおられました。慢性呼吸不全の末期で、酸素と二酸化炭素の血中濃度が逆転してすでに一か月。一週間ほど前から一層の悪化があり、血液ガス検査すら施行するのをやめました。入院希望も人工呼吸器の希望もないので、検査しても何ら益がないからです。2週間ほど前の血液ガス検査では二酸化炭素の血中濃度が100torrを超えていましたし、酸素濃度は、経鼻で1.25l吸って60とrr程度でした。
昨夜(21日)から意識が落ちて、血圧も低下しておられました。
本日(22日)の朝8時に訪問看護の報告を受け、悪いなりに安定されているので、「先生、山に行っていいよ。」と、ベテラン訪問看護師に言ってもらって出かけたのですが・・・・
出かけた先が吉野山周辺でしたので、携帯電話が通じました。
午前10時45分に亡くなりましたとの報を11時過ぎに受け取りました。

医師の仕事としては、昨日訪問診療していますので、死亡確認せずとも、死亡診断書を書くことは可能です。

医師法第20条ただし書
1.診療中の患者が診察後24時間以内に患者がその病気やその病気に関連した傷病で死亡した場合は、再度診察をしなくても死亡診断書を交付出来る。
   また、24時間以上たっている場合でも、再度診察を行い、生前に診察していた病気やその病気に関連した傷病での死亡であると判断出来る場合は死亡診断書を交付することが出来る。

2.診療中の患者が死亡した後、再度診察し、生前に診療していた傷病に関連しする死亡であると判定できない場合には、死体の検案を行う。
   この場合、死体に異常があると認められる場合は、警察に届けなければならない。

とありまして、24時間以内に見ていれば、直に死亡確認しなくとも死亡診断書を作成することは可能なのです。しかしまぁ、私はそんなことしたことないですし、周囲の医師でしたことのある方知らないです。

団体での山ツアーの最中でありましたし、ある程度予想されていた最期であり、ご家族にも事前に説明していたので、ツアーが終わって現地に行くことのできる夕方まで、死亡確認を待っていただくことにしました。

ツアーから戻って、死亡診断書を作成後に患家訪問、患者さんの死亡を確認して死亡診断書をお渡ししました。長い付き合いのご家族なので、「これが来ないと、葬儀屋さんに何もできないと言われました。」と小さく愚痴られましたが・・・・大きくは「子のおっさんやから・・・しゃあないなぁ」と、諦念の中、納得していただけたようでした。

今後、こうした、医師はその時はやってこない 看取りが増えると思います。
厚生労働省は、訪問看護師にも死亡診断を許可する方向で動いているようです。
当然だと思います。訪問看護師に権限を委譲しないと、在宅医療なんて成り立たないのです。医師会は強く意識して移譲するべきだと思うのですが・・・
欲張り村の村長さんたちは、既得権を譲る気はなさそうで困っています。

吉野山周囲で遊んだ、今日の裏側でした

西大台ケ原散策予定が変更して吉野山散策

2019-10-22 23:03:47 | 夫婦でトレッキング
本日は「山遊び塾ヨイヨイかわかみ」さんの特別企画「山の日記念トレッキング」に夫婦と近所の野田さんの3人で参加して来ました。
 環境省さんのご協力のもと、国民の祝日「山の日」を知っていただくためのトレッキングイベントで、今年は第3回だそうです。山の日は、2016年より新設されたもっとも新しい国民の祝日です。8月11日が山の日なのですが、その辺りの日々、奈良周辺は猛暑なので、秋になって実施されたのだそうです。(東京オリンピックと違って、日程をずらしてくれるヨイヨイかわかみさん、環境省さんの柔軟性に感謝!!)
当初は西大台ヶ原を訪れる予定でしたが、前夜の大雨のため、道が川になっているところ多しとのことで、急遽吉野山へ行き先を変更。これも、柔軟!!
心配されたお天気も回復し、増水で大迫力の滝や、しっとり美しい苔、秋の気配ただよう吉野山の自然を満喫しながらのトレッキングとなりました。
 毎年好評のお弁当は、今回は上北山村「ゐざさ寿司」さんの特製詰め合わせをお願いされたとのこと。おいしかったし、量も十二分でした。
企画していただいたヨイヨイかわかみさん、協賛していただいて、ツアーの参加費を「とてもお得な」ものにしていただいた環境省さんありがとうございました!



桜木神社さん、直径の径の字が経になってますよ~


大雨の後の滝は、大迫力でした。








ネットリンチ

2019-10-21 23:23:44 | 日記
神戸の先生の先生によるいじめ事件
本当にひどいと思います。
児童たちにもいじめが伝染して、子供たちのいじめも増えていたようですね。
全くもって許せないと 思います。

でもね!!!
でも、マスコミの加害者先生に対するいじめとしか言えないであろう言及はいかがなものかと思うのです。
言い訳ができないほどのひどいいじめ事件ではあります。
でもしかし、
マスコミの私たちは100%正義なのだとでも言いたそうな追及姿勢に大いに疑問を抱くのです。
お前ら、100%後ろめたいことはないのやろな!!と、言いたいのです。
そんなことあるわけないです。
叩いて埃の出ない人間なんて・・・・まあ、色々と成し遂げてきた人間の中では・・・
ごく少数派でしょう・・・・と、私は推測します
バイタリティーにあふれた人間は、色々なところでトラブルを起こしているに違いないと思ってしますのであります。

神戸で事件を起こした先生方を弁護する気はあまりないのです。
しかし、あまりにもマスコミが正義感振りかざして攻撃するもので・・・・
流石にちょっと同情したくなってしまったのです。

誰もがみなとは言いませんが・・・・
多くの人が、加害者側として巻き込まれた可能性がある事件だと私は理解しています。
その、普遍性を感じて、今後このような事件の再発を防ぐように考えることが、そのように思想誘導することが、マスコミの使命だと思うのですが・・・

マスコミは、あんただってそうなったかもしれないやんかという状況など考慮に入れず、叩きやすい対象を叩きのめすのみです。

もう少し考えろよなあ・・マスゴミども!!!