カナディアンロッキーで暮らす

カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々

Busy Summer

2023-11-19 20:09:00 | 出たっきり邦人・メールマガジン
#231




こんにちわ。
朝晩たまに10度以下になることもありますが、本格的な夏を迎えたカナディアンロッキーです。
日中は30℃になる日もありますが、木陰に入ればそこはまるでエアコンが効いた部屋のように
涼風が吹いています。そんなの信じられないですか?でも本当なのです。

17年間、一度も真夏の日本に帰っていないので、その暑さがいかほどかすっかり忘れてしまって
いる気がしますが、夜9時こちらで観られるTV Japanのニュースは日本の正午のニュースとなる為
大抵どこかの地方が40℃越え...熱中症に十分ご注意を、とか、我慢せずエアコンを使いましょう!
といっているのを聞くと今更ながら『カナダ移住は暑さに弱い我々(夫婦)にはベストな選択だったね』
とうなづき合う今日この頃です。

コロナで丸3年間動きが止まっていたツーリズムがここへきて一気に大爆発!です。
トランツカナダハイウェイ(カナダの東西を横断している無料の高速道路)は常に車が連なり、たまに
道路補修工事で片側車線になったりすると10kmほどの渋滞がすぐ生まれ、大きなキャンピングカーが
連なっています。
隣町のバンフへ行くと歩行者天国になっているメインストリートBanff Avenueは銀座並み?(表現が古い
ですね)に混雑しています。

残念なことに、日本からの観光客は今のところほとんど見られません。アジア方面ヨーロッパ、オセアニア
からからはコロナ前にも増してツーリストが増加しているように感じますので、円安の影響が大きいの
かも知れませんね。航空券は以前と比較すると1.5倍になっているし、ホテルの宿泊料金も同じく、いえ
それ以上に高騰しています。

タイトルにした「Busy Summer」は、久しぶりに「マスクもなし」「人との接触がどうのこうの」って言わ
ないですむ、本当に自由な行動がとれるようになったことで今まで抑えていた人との交流が一気に始まり
ディナーにお呼ばれ、バックヤードでBBQやら、グループでハイキングやら...週に1、2度はソーシャルで集う
事が増えその合間にゴルフや茶道のお稽古、ご近所のワンコのお守り、と一日中何も予定なしでのんびり過ごす
ことが出来る日はほとんどない状態です。

コロナの最中は、食後の1時間散歩以外は家で過ごす事がほとんどだったのであれこれ食事やデザート、パン作り
など、時間をかけてやることにささやかな喜びを見出していたのに...今は手短に作れる料理を選んでいる自分が
いるので、変われば変わるものだと(笑)

我が家の恒例行事の一つ「ハックルベリーピッキング」今夏は頑張ってモンタナへ出かけます。いつも同行して
くださるご夫妻は今年不参加となり、我々だけですが6年ぶりに車で国境を超えていってきます。現地在住の
友人情報だと、すでに標高の引くイチコロでかなり収穫できているとのこと、とても楽しみにしています。

今現在のロッキーは、州の北東部辺りで起こっている火事の煙の影響で山の景色が殆ど白い靄に包まれて見えない
状態です。昨夜は結構雨が降ったにも拘らず、今朝も煙は消えておらず...風向きにより、火事独特の煙の匂いまで
漂ってきます。この山火事、ひとつだけ良いことがあります。近年パインビートル(松食い虫)が増え続けて枯れる
松の木が増加していますが、この山火事によって松食い虫が駆除されているのです。

乾燥から起きる自然発火の山火事、近くに民家もないので消火活動も行わず、自然鎮火を待つということで、近年は
毎夏の煙害がロッキーの「夏の風物詩」になり始めているのかと思うと、私には全く受け入れ難い事ですが、カナ
ディアンたちはあまり問題にもせず受け入れている感ありなので、寛大なんだか無関心なんだかわかりません。
どんなにスモーキーでも、雨さえ降らなければ昼間っからテラス席で大ジョッキでビールを飲みながら楽しそうに
歓談している彼らがいます。

余談ですが、先日ちょっと歯茎が腫れていることに気づき、放って行かない方が良いと思い歯科予約を取るため電話
しました。ところがいつもお世話になる医師はバケーション中とのこと。お陰でやっと診てもらえたのは10日後
でした。もう抜歯してインプラントにした方が良いということで、専門医の予約を取り直そうとしたら、なんとその
医師はひと月のバケーションに入るため、予約できるのは限られた日にちか、好きな日にしたければ8月中旬以降に
なると言うではありませんか。

日本のお医者様を何人も知っていますが、そんなに長期休暇をとっている医師はほぼいないような気がします。でも
今は時代が変わっていて、日本の医師も欧米並みに長期休暇を取るようになって来ているのでしょうか?患者にとっ
てはあまりありがたくない医師の長期休暇ですが、ずっとストレスを抱えっぱなしで働きづめの先生より、休暇をとって
リフレッシュして現場に戻ってバリバリ働いていただく方が良いのかも...。

去年から私よりかなり年上のレディースたちと週一回9ホールのゴルフを楽しんでいます。80歳超えてもなお、パワー
カートは使っていますがプレーを楽しむ彼女らをみていると、自分も後もうしばらくは楽しめるかな、と元気をもらって
います。

ではまた次の号でお元気でお過ごしください。


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