子宮頸がん治療のはなし+副鼻腔がんも少々

2004年の年末に手術しました。
不具合はありますが元気でやっていますよ!
不安な人は気軽にコメントをどうぞ!

病気に対する思い

2005年12月09日 11時49分54秒 | 健康・病気
PIC_0002-05ちょうど去年の今ごろだ、手術のためにいろいろと準備をしていたのは。
たった一年しか経っていないのに、ずいぶん前の事のような気もするし、ついこの間のような感じもする。

この1年、痛い思いもしたし、苦しい思いもしたけれど、不思議な事にとても幸福感がある。
去った友人もいれば、新たにできた友人との縁もある。
今まで通り、変わらずに付き合ってくれている友人や恩師がいる。
最初は文句タラタラだったけど、最後には黙って猫の面倒を見てくれた両親。
あった事もない私を、ネットを通じて励ましてくれた友人がいる。
お世話になった看護師さんや治してくれた先生もいる。

去年の私は病気に怯えていたけれど、今年は病気は恐がるものではないことを知っている。
私はとてもラッキーだ。


名医について思うこと

2005年10月31日 09時16分01秒 | 健康・病気
まず、名医って何か?を考えると、「有名な人」「権威者」「第一人者」……、まあ、そんな人のことである。
しかし、名医にこだわるのもどうかなと思うのである。

私は大学病院で治療をしたれども、私の担当医はいわゆる世の中で言われている「名医」ではない。
しかし、私は自分が納得した治療を受ける事ができたし、命を救ってもらったと感謝をしている。

患者さんの中には、医師や看護師に対して、なぜか敵意をむき出しにして、何かといえば疑う人もいたけれど、もしその患者さんが医者なら、どんな気持ちだろうか。
よい医療を受けられない理由は、患者側にある場合もある。

医師・看護師といえど、普通の人間である。
8:2の法則からすれば、全体の1-2割はスペシャリスト、そして、全体の1-2割は問題のある人、残りは普通の人。
一般の会社でもそんな割合のはずである。
医者だから全員がすばらしい人ではない。

医師や看護師もまた同じである。役職や年齢では何とも見分けがつかない。
若い先生の方が一生懸命だったり、反対に教授といわれる人の方がずさんだったり、説明ベタだったりする。

手術の腕は天下一品でも、入院中の患者のベッドへはめったに来ない人もいる。

経験の浅い先生でも、毎日患者さんのベッドをのぞいては、一言二言声をかけにくる事を欠かさない人もいる。

大学病院では、たいてい2人で1人の患者さんを担当するし、ガンともなれば担当の看護師もつく。
看護主任もいれば看護師長もいる。その中に必ず気の合う人や頼りになる人がいるものである。
そういう人に精神的に助けられながら、病気と付き合っていくのが、現実なのだ。

私の思う名医とは、よい医療チーム全体の事だと思う。
医師の名前や役職に執着しない方が、よい医療チームに出会えると思うのである。


健康食品

2005年10月26日 08時55分35秒 | 健康・病気
ガンになったというと、バカ高いアガリクスを中心とした健康食品を売っている人が、わんさかと集まってくる。
まるでハイエナのように。
健康食品をまるで神のように言う人は、自分は善意で言っているつもりなのだが、言われた方としては大きなお世話だったり、そうういう人の言葉で傷ついていることを知るべきである。

そして、医療知識もないのに、病状を根掘り葉掘り聞いては、抗がん剤はよくないとかいい加減な事を言ってくるが、これは非常に危険な行為なのである。
一歩間違えれば、病院できちんとした治療を施せば治る病人を殺す事になるのだ。
 
医療現場では、根拠もなく「手術をしたくない」といって、健康食品で治そうとする人が、年に何人かいるらしい。
初期ガンで手術をすれば治ると思われる人も、結局は末期ガンになって再度訪れる人もいると先生が教えてくれた。

冷静に考えれば、もしもそんなにガンに効くなら、薬品会社が見逃す分けないのだ。世界のどこかで、必ず薬として販売されているはずなのだ。

健康食品は健康な人が好みで飲むものであって、病人が頼るものではないと声を大にして言いたい。