約50年前の小学校高学年の体育の授業で、この階段をうさぎ跳びで登らされた。
2人1組みで相方をおんぶして登らされることもあった。
1970年代半ばのことだ。
バカみたい。しかし、鬼コーチ気取りの教諭を斜め目線で見ながらも従うほかなかった。
いわき市平の小鍬倉神社への階段だ。
28日、半世紀ぶりに階段の下に立った。
で、せっかくの機会だから登った。
斜度は45度くらいあるんじゃないか。1段の高さも30㌢くらいある。
後ろにのけぞり落ちそうだ。
歩いて登るのもきつい。還暦過ぎの今は、うさぎ跳びで登るなんてことは想像すらできない。
よくこんな危険な急階段を小学生が登ったもんだし、大人もよくやらせたもんだ。
でも、登りきった境内で社殿を眼前にすると、なんだか必要以上に神々しく見えた。
そういえば、子供の頃もなんだかこの神社がすごく大きく見えた。
クライマーズ・ハイを超えてゆくみたいな感覚かな。実際をより神聖化させるみたいな働きはあると思う。
この社殿の脇を抜けて進むと100㍍ほどで小学校がある。
この近所の小学生たちは毎日、この階段を往復していたんだなと再認識させられる。
ことの善悪は置いといて、子供たちは置かれた環境の中で生活するしかない。
環境が厳しければ、子供たちはそれなりに対応するもんだなぁと実感。
しばらく境内から平の街の眺望を楽しんだ。
この街の中で遊び回って、いつも夕方まで行方不明になっては親を心配させていたなぁ。
この日は母親の一回忌法要で、ごく身内だけが集まって会食した。
階段を下りた後、麓にある鰻屋に入ってその店で一番豪華な鰻重を注文した。
いつもより美味しく感じたのは、きっと階段の効果と、山椒よりも少しだけ辛い思い出のせいだろう。
2人1組みで相方をおんぶして登らされることもあった。
1970年代半ばのことだ。
バカみたい。しかし、鬼コーチ気取りの教諭を斜め目線で見ながらも従うほかなかった。
いわき市平の小鍬倉神社への階段だ。
28日、半世紀ぶりに階段の下に立った。
で、せっかくの機会だから登った。
斜度は45度くらいあるんじゃないか。1段の高さも30㌢くらいある。
後ろにのけぞり落ちそうだ。
歩いて登るのもきつい。還暦過ぎの今は、うさぎ跳びで登るなんてことは想像すらできない。
よくこんな危険な急階段を小学生が登ったもんだし、大人もよくやらせたもんだ。
でも、登りきった境内で社殿を眼前にすると、なんだか必要以上に神々しく見えた。
そういえば、子供の頃もなんだかこの神社がすごく大きく見えた。
クライマーズ・ハイを超えてゆくみたいな感覚かな。実際をより神聖化させるみたいな働きはあると思う。
この社殿の脇を抜けて進むと100㍍ほどで小学校がある。
この近所の小学生たちは毎日、この階段を往復していたんだなと再認識させられる。
ことの善悪は置いといて、子供たちは置かれた環境の中で生活するしかない。
環境が厳しければ、子供たちはそれなりに対応するもんだなぁと実感。
しばらく境内から平の街の眺望を楽しんだ。
この街の中で遊び回って、いつも夕方まで行方不明になっては親を心配させていたなぁ。
この日は母親の一回忌法要で、ごく身内だけが集まって会食した。
階段を下りた後、麓にある鰻屋に入ってその店で一番豪華な鰻重を注文した。
いつもより美味しく感じたのは、きっと階段の効果と、山椒よりも少しだけ辛い思い出のせいだろう。
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