ラグビーは紳士たちのスポーツ

　ラグビーワールドカップ開幕！

　彼らを自国に招くことが実現するなんて、４０年前にちょこっとだけ高校のラグビー部に所属した者としては、夢のようだ。開幕戦の日本対ロシアも素晴らしかった。それ加えて、ＮＺ、豪州、英国などずらり。あすからさらに楽しみ。

　特におれは華麗なシャンパンラグビーが好きだったのでフランスの試合が待ち遠しいな。

　久しぶりにラグビーのすばらしさに接し、同時に実感したのがサッカーとの違い。

　ラグビーの選手は判定に不服があっても、苦笑いしながらも受け入れる。いちいち審判に詰め寄らない。

　相手に転ばされても、大げさに痛いふりをして審判をごまかしたりはしない。痛みを我慢して立ち上がる。

　サッカーでは、この世の末のような痛がり方をして、相手の反則を得た途端に元気に走り出すようなやつばっかり。まるでなりすまし。

　マリーシアとかいってほめる人もいるが、ズルを称賛することには違和感を禁じ得ない。


　ラグビーは紳士たちが荒々しく闘う。ノーサイドのホイッスルのあとの美しい光景も久しぶりに見た。

　あすからも本当に楽しみだ。