いま世界中の空を厚く重く覆っている不況の暗雲を振り払うのは、きっと、オレのような人間である、
とオレ自身、思うのだ。
いや、ホントに。
収支に頓着しない(もしくは数字を取り扱う能力が低い)オレのような購買者が「群れ単位」で増えること
―これが、収支ばかりを追いかけて袋小路に入り込んだ経済の停滞を打破すると。
先日も、また、衝動的な購買意欲が襲ってきた。
ボーナスは、社会人になって最も大きな下げ幅だったというのに…。
今回はエレキギター。
「ワッシュバーンWI64」。
中古店で試奏して気に入り、定価66,800円のものを楽器店のネットショッピングで39,800円(新品)で買った。
いま、エレキギターを抱えていて、確かにわずかばかりの後悔も感じる。
が、それよりもふた回りも大きな幸福感が私を包んでいるのである。
収支のない、すばらしい世界(数字の収支でなく、幸福の収支とでも言ってしまいたい)。
やっぱり、いいですなぁ、衝動買いのモノは。これ、実感。
これまでアコースティックギターは30年以上弾いてきたが、エレキギターは初めて。
まず、弾きやすいことに驚いた。
エレキギターって、こんなにも扱いやすく、かつ、こんなにもいろいろな音が出せるのか。
スタイルもセクシー。
色はワインレッドっぽい赤。実は黒だと29,800円の出物があったが、
セクシー度を鑑みて、1万円高いほうをあえて選んだ。
楽しい。
バイオリンはまだ3年未満だが、まだ楽しむ域に達していない。
ギターについては、本格的な勉強はしていないが、年月を重ねただけで、下手ながらも弾けるようにもなった。
頭で考えないで弾けるというのは楽しい。本来的に、音を楽しむ。これこそ音楽。
きっと、「銀河鉄道999」も弾けるようになる。
息子が大好き。きっと喜んでくれる。
そういえば、せっかくのエレキなので「仮面ライダーオーズ」の主題歌にも挑戦してみようと思っている。
これも息子のお気に入りだ。
ってことは、オレにとってのエレキギターは実は、息子の興味を引くためのツールなのか!
ホントは、そのへんなのか、オレの「ワッシュバーン」って。
そういえば、息子の成長につれて、最近、思い出して何だか頭から離れない「サラリーマン川柳」がある。
「パパがいい 今じゃわが子は パパはいい」。
エレキギターは、実は、息子から飽きられることへの恐怖に対しての自己防衛だったのか?
でも、まぁ、オレも「サラリーマン川柳」の詠み手の側になったんだなぁ。
じゃあ、サラリーマン川柳的なギタリストってのも、アリかもなぁ?
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