まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.243 各駅巡り・三岐鉄道(5)

2015-09-06 22:22:27 | 鉄道
おはようございます。この時間でこの挨拶は、もう習慣になっているもんでして。体調はまあまあ戻ったと言ったところ、今日はもう1本更新しておきます。







三岐鉄道各駅巡りの旅は前半戦、三岐線が前回で終わりました。写真1枚目、藤原岳を後方に臨む西藤原駅を後に北勢線各駅巡りの始まりとなる阿下喜駅を目指す。道はほとんど下りの国道365号線、またここでも出会うとは因縁を感じる道であります。途中のコンビニで休憩、思えば朝から飲むばかりで何にも食べてなかった。走りに夢中になると空腹も忘れてしまう、僕の悪い癖・・・








北勢線阿下喜駅は国道から外れた道を行った所にあった。なかなか趣のある駅舎、ここは有人駅なのでホームは表から眺めることに。ちょうどホームに入ってきた電車は三岐線同様黄色の車体、そしてこの鉄道はナローゲージとしても有名な所、確かにちょっと縦に細長い車両に線路の幅の狭さを感じるが、日々乗っている人達にはそんなのは関係ないことだろう。駅の右側には計便鉄道博物館があって、小さな電車が展示されている。車体の色は近鉄カラー、この鉄道はつい何年か前までは近鉄北勢線であった。






駅の北側の坂道を上って行った所は写真にあるように古い町並が続く道。ここが特に昔からの旧街道か古くから駅前を中心に発展してきた商店街かは分からないが、やはりこういった雰囲気の町並を走るのは気分がいい。本当はもっとあちこちを巡ってみたかったが、ここは時間がなかったので駅前の坂道を中心とした所だけに留めて、阿下喜駅を後にすることにする。






次の駅麻生田駅までは結構距離があり、最初は線路に沿っていた道も途中からは細い道になって山の中に入り、その後は結構な上り坂を行くことになる。その上り切った所の踏切を渡った所にある1面1線だけのホームが麻生田駅、付近は木々に囲まれていて民家はほとんどなく、駅前に1軒だけやってるかやってないか分からない感じの店があるだけの所である。







次の楚原駅まではまた結構距離があって、しかも今回は線路からは離れた道を行かなければならない。基本下りの県道は快適に走ることができたが、駅は県道から離れた町中にあるので、交差点に差し掛かる度に場所を確認しなければならない。電池がなくなる心配もあるので携帯の地図サイトは度々開くことはできず、案の定駅を探すのに手間取ってしまった。苦労した末何とか見つけた楚原駅、旧街道らしい雰囲気の町中にひっそりとある駅だが、JTB時刻表ではこの駅がいなべ市の中心駅として◎で記されている。自分(一人称)は昔1度だけ、近鉄北勢線に乗ったことがあり、その時なぜかこの駅で下りた記憶がある、その後は県道を走っていたバスで桑名まで戻ったが、今こうやって自転車で走っていると駅から県道までは結構な距離だった、あの頃それほどの距離だったのを感じていたのか全く覚えていない、人の記憶なんて所々でぽっかり抜けてしまうものなんだな、それがなければもっとスムーズに駅まで来れることができたのに・・・と言うことで今回はここまでとしておきます。       まちみち

No.242 『相棒』

2015-09-06 12:53:17 | 日記
おはようございます。

またこの秋から相棒が始まる。相棒と言ってもここで使っている自分(一人称)の自転車のことではなく、ドラマ『相棒』のこと。今回でseason14と言うことで、こんなに長く続くなんて思わなかったなあ、でも終わってほしくない気持ちはあったからそれは嬉しいことです。
前回は最終回でカイトこと甲斐亨がダークナイトに変貌してこのドラマを卒業、杉下右京の

「君が悔いるべきとこは、そこじゃないだろっ!」

と言うセリフが悲しく印象に残っている。犯罪者となってしまった元相棒に救いの手はあるのか?と同時に次回からの相棒も気になるところ。その新相棒を演じるのが反町隆史とのこと、これは結構なサプライズだった。あのビーチボーイズが、あのグレートティーチャー鬼塚が今や杉下右京の相棒とは、でも反町はこの前のテレ朝の2時間ドラマでやってた刑事役では人殺していたはず、またもやダークナイトか?ちなみに『ビーチボーイズ』での反町の相棒の名前はカイトだったなあ、どうでもいい話やけど。


『相棒』シリーズが始まったのが2000年、最初は土曜ワイド劇場で2時間ドラマでの始まり、水谷豊、寺脇康文、高樹沙耶(当時)と言う並びはまさに『刑事貴族』やん。主演水谷豊演じる杉下右京のキャラクターは本城慎太郎とは全く真逆なもので違和感はあったがそれでも面白かった。その後2度の2時間ドラマでの放送の後、水曜21時の枠で連ドラ化、それからもう14年目にもなる。
これまでもう250話近く放送されてきているが自分(一人称)はほぼ全話録画したものを残している。残ってないのはS3、7話【夢を喰う女】本放送は録画したがすぐ消してしまって、再放送を狙っているが欠番となってしまったので再放送されず、そのチャンスはほぼなくなってしまった。いわば『ウルトラセブン』第12話と同じだが、どちらもある団体からのクレームが元での欠番とのことで、見たい者からしたら迷惑な話だとも思うが、その辺りはもう自己判断にまかせるしか仕方ないと言ったところ。


自分(一人称)もどちらかと言うとヘビーな視聴者になると思うので、各エピソードだいたいのあらすじは覚えているし、その時のゲストや会話などのやり取りでどのエピソードかも知ることができる。詳しいあらすじまでは書かないが好きなエピソードをいくつか書き出してみることとします。

S7、8話、9話【レベル4】・・・このタイトルで前後編なので見る前は結構恐怖感のある内容になるのかと思った。実際はそんな事件だったが、結果的には亀山薫最後の事件として最後はしんみりと終わったなと言ったところ。
S5、11話【バベルの塔】・・・犯人役の杉本哲太は絶対悪い奴ではないと思いながら見ていたから、実際そうであって良かった結末だった。これに相対する議員と秘書のアホさ加減もまた乙哉と言った感じ、このドラマにしては後味のいい終わり方だった。
S5、最終回【サザンカの咲く頃】・・・ひとつの殺人事件が国家を揺るがす事案にまで発展してしまう内容はこのドラマの得意とするところ、更に事件解決後にもう一波乱、大逆転があったりして、右京&薫のラインが一番熱い頃の最終回に相応しい内容だったと思う。
【ついてない女】【ついている女】【狙われた女】【つきすぎている女】・・・この4つの話は月本幸子シリーズとしてまとめてDVD1枚にまとめている。どことなくせつなく、悲しく、しかし結局はおかしくおもしろすぎる女がこの4つの話に渡って活躍してくれている。【つきすぎている女】のラストで幸子が『花の里』の女将に就任しての放送終了直後、鈴木杏樹『相棒』レギュラーのニュースがネットで流れた時は、それまで巷でささやかれていた『相棒』終了?の噂を一気に吹き飛ばしてくれたのを覚えている。
S9、15話【もがり笛】・・・日本全国を自転車で走っているおっさんと、NHKの子供番組で子供に笑わされる頑固親父がゲストで出演した話、内容は医療刑務所と言う閉ざされた舞台、始まりから終わりまでがまるで救いのないまさに『相棒』テイストが詰まった話だった。


まあ挙げていくとキリがなくなるのでここまでとしておくが、ここまで14年に渡って続いてきた杉下右京の相棒、それぞれの持ち味があってそれを時間をかけて確立していった感がある。悪は許さない熱い正義感、友人の死を元に自分の進むべき道を見つけて去って行った亀山薫、初めは監視役として来たものの、真の相棒となってその末には正義感を暴走させて袂を分かつこととなった神戸尊、高名な父にコンプレックスを持ちながら相棒としてやっていくが、その正義感の使い方を誤ってしまった甲斐亨。皆決して後味のいい別れ方ではなかったが、自分(一人称)は三人三様いい所も悪い所も含めてこのドラマと、杉下右京と言う偏屈なおっさんを支えてきたと思っている。さて、この秋から反町隆史演じる冠城亘、彼は刑事ではなく法務省の官僚と言うことだが、どのような形で『相棒』歴史に新たなページを添えてくれるのか、楽しみです。今回はここまでとしておきます。      まちみち