湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

和歌山城と紀ノ川

2018-04-29 19:59:13 | 日記
私の中学時代は二回ある

とある大阪の小さな町での生活

和歌山でのマンモス校での生活



ふいに訪れた和歌山での生活
結果的には、大阪の小さな町から転校を余儀なくされた。
その時も友達、クラスには内緒として
転校して行った。
何も後ろめたいこともなかったけれど
何故か、サヨナラは苦手だった


よくよく考えれば
その頃から私は
見送られるのが苦手だったんだ


(今でも、眼鏡屋さんや、車屋さんに
お見送りされるのは遠慮してる)



大阪では、小学校も途中からなので
幼馴染と言うものもいないし
いつでも、どこでもよそ者


まして、大阪といえど、
田園風景の広がる小さな町から
和歌山の県庁所在地の都会へと。


生まれは和歌山のそこではあったけれど
あちこち、親に連れ回されているうちに身についたものは
とにかく目立たないこと


それが、どうして
何しても目立ってしまう


それが嫌で、
ひっそりと、1人で過ごしたいと思っていても
なんだか許してくれない感じで。


こう言う時は、
わざとおどけて振る舞うに限る


そのころから
人の悪口より
少しエッチな話題で盛り上げるスタイルは確立したのかもしれない


家の寂しさも、諍いも
全て紛れることができるから


まして
目の前には
和歌山城が見える場所


たんなる公団住宅ではあるが
西に紀ノ川
南に和歌山城を見渡せる場所が
わたしにはこの上なく
1人の時間が幸せな時間だった


思春期のはじめは
ひっそりと
西の紀ノ川の向こうに沈む夕陽を
眺めるのが好きだった


それは
今も変わってないことになる


色々なことがあったけれど
その土地、その土地で
知り合った方々に
助けられてきたと思う


とても耐えきれないことも
いつの時も
知らぬ間に
誰かが背中を押してくれていたように思う。


私は恵まれてきたと思う。


空を見上げ
夕陽を見て
もう何年も歩いてきている


この先
会いたい人にあっておくほうがいいかと思いながら
また、普通の日常をこなしていくのだと思う


和歌山のビルから見た和歌山城は
私には日本にあるお城の中で
一番美しい城だと思える


今の時期、新緑が綺麗なことだろう





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