四月は『卯月』
諸説あるようですが
なんとなく
柔らかな雰囲気でしょうか
ことの始まり
慌ただしい中にも
少し、耳をピンと立てているような
月のついたち
部屋へやのカレンダーをめくり歩く
新しい扉を開くように
左から右に
破り切る
両親がいた部屋にはいると
毎年のように同じ場所
吊っているカレンダーを見た
まだ、1月のままだった‥
あれから
3ヶ月は過ぎたんだね
どうしてここだけ
時間が止まっていたのだろう
動き出したくないものと
動き出せなくなったものと
いつものようにあった場所がそのままで、、、、。
私が見ようとしなかったのかな
留まっていたい思いが
気づかせずに来たのかな
それにしても
どうして
それだけで泣けて来てしまうのだろう
確かに
カレンダーが
示しているその月には
まだ、この部屋は暖かかったんだよね
膝から崩れ落ちる
久しぶりの胸の張り裂けそうな思い
私には
このカレンダーをめくる勇気も
余裕もなかったのかもしれない
なぜか
ごめんね
ごめんね
って言いながら
左から右へ
カレンダーの尻尾を引く
音と共に
2人の顔が浮かんでいた
折しも
夜は満月
おぼろづき夜
霞んで
霞んで
それでも
その光は届いている
卯月の1日
本当の自分の扉を
そろそろ開けるころかもしれない
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諸説あるようですが
なんとなく
柔らかな雰囲気でしょうか
ことの始まり
慌ただしい中にも
少し、耳をピンと立てているような
月のついたち
部屋へやのカレンダーをめくり歩く
新しい扉を開くように
左から右に
破り切る
両親がいた部屋にはいると
毎年のように同じ場所
吊っているカレンダーを見た
まだ、1月のままだった‥
あれから
3ヶ月は過ぎたんだね
どうしてここだけ
時間が止まっていたのだろう
動き出したくないものと
動き出せなくなったものと
いつものようにあった場所がそのままで、、、、。
私が見ようとしなかったのかな
留まっていたい思いが
気づかせずに来たのかな
それにしても
どうして
それだけで泣けて来てしまうのだろう
確かに
カレンダーが
示しているその月には
まだ、この部屋は暖かかったんだよね
膝から崩れ落ちる
久しぶりの胸の張り裂けそうな思い
私には
このカレンダーをめくる勇気も
余裕もなかったのかもしれない
なぜか
ごめんね
ごめんね
って言いながら
左から右へ
カレンダーの尻尾を引く
音と共に
2人の顔が浮かんでいた
折しも
夜は満月
おぼろづき夜
霞んで
霞んで
それでも
その光は届いている
卯月の1日
本当の自分の扉を
そろそろ開けるころかもしれない
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