湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

何気ない日々のスプーン

2018-04-21 11:16:23 | ポエム
風が優しいね、とか
日差しが優しいね、とか


ふと感じた日々のこと
説明なしに
くみとってくれる人なら


何にもなくても
幸せでいられるような気がする


それは
現実を知らない
甘ったるい感傷を
持ち寄ってるだけかもしれないけど


どんなステキな持ち物を持っていたとしても
それは、たんなるその人の持ち物で


感情の揺れを掬うスプーンを
持ち合わせていなかったりする


もし
感情の波を掬うスプーンを持っていたとしたなら
私はその人のもとに
向かって歩いていきたい


同じスプーンで
同じものを感じ合う


全ての感情を分け合うことは
難しいけれど
スパイスの香りだけでも
『ね、そうだね』って笑い合える


それはきっと
かけがえのないものなんだよ





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キウイのツルのご挨拶

2018-04-21 09:16:28 | ポエム
お隣さんの
キウイのツルが
こんにちは!ってご挨拶

『今日はお天気がいいですね』

って。

『元気そうなツルが伸びてるでしょ』

って。


あー、ほんと
元気そうだことー。



なんだか
元気印に追いつけず
置いてけぼりをくらったような私


どうしてだろう
なんでだろう


しばらく眺めていたよ



私の憂うは
どこから来るのだろうねって


そう言えば
『人』を『憂う』で『優しい』となるね



そっか
人がいなくなったちゃったから


憂うばかりが燃え残ったんだ


私の心の中



人は『人』で癒されていくもの

人を『憂う』と優しくなれるもの

恋しいからこそ求めるもの




明日は母の百か日となる‥。







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